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┗1762.愛し金糸雀(72-76/165)
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72 :
市丸ギン
2008/11/14(金)00:00:14
半年前。
色々な事に疲れて、嫌気が差して、ただ一時の温もりだけを求めて待っとった。
其処へキミが来てくれた。
扉を開けて、怖がりもせず鴉の傍に来てくれた金糸雀さんは、心地ええ声で歌ってくれた。
たった数時間一緒に居っただけやのに、
鴉は金糸雀に恋をしました。
名残惜しそうに帰る金糸雀さんの姿を見て、
嗚呼、この子は離したない…
そう、漠然と感じとった。
その夜、金糸雀さんからお手紙が届いた。
鴉は羽根を震わせながら必死でお返事綴りました。
今思えばえらい恥ずかしい、拙い内容。
それでも、折角掴んだ愛しい金糸雀さんへと続く道。一生懸命書きました。
其処から、ボク等の関係が始まった。
隊長、副隊長の枠からほんの少し進んだが関係が暫く続いた間、正直気が気や無かった。
それまでは会ったら即身体重ねてそれから…て出会い方ばかりしとったボクが、全く手ェ出さへんやなんて。
自分で自分に驚いた。
ようやっと出来た『おまじない』は辛ァて、泣きそうになった。
それから暫くして、キミがボク等の間にあった壁を壊してくれた。
あれから、半年。
ボクの毎日は金糸雀色に染まりました。
愛しい色が、ボクの毎日を彩ってくらはります。
幸せ、てこういう…極彩色の事云うんやろか。
ボクに本物の笑顔を教えてくれたんはキミです。
終着なんてあれへんでええ、そう思わせてくれて有り難う。
これからも、ボクの傍に居ってください。
市丸ギンは、キミを…吉良イヅルを、愛しています。
霜月十四 市丸ギン
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73 :
市丸ギン
2008/11/15(土)23:55:20
この綴り始めた時は、叶わぬ恋…叶えさしたらアカン恋やと思うてた。
一目惚れにええ思い出は無かったさかいに。
キミから初めてのお手紙を貰うた時、また逢える、て浮かれた自分を戒める為に書き始めた。
安い恋心はこの場に置いて、付かず離れずの関係で居よう、なんて考えて。
今思えば阿呆らしい事この上無いわ。
結局ボクはキミを愛してしもて、キミもボクを愛してくれた。
これで良かったんやろか、今も時々思うんやけど…杞憂か。
金糸雀さん。鴉はキミを想うて今日も羽ばたきます。
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74 :
市丸ギン
2008/11/21(金)12:33:58
眠りに引きずり込まれてそのまま
堕ちた先は何処やろう
辺りを見回して、真っ暗な中
光が見えた思うたら、それは結局
(最近、毎日の様に追われて逃げまどう夢を見る。)
夢は、夢でしかあらへんのに。
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75 :
市丸ギン
2008/11/24(月)06:58:00
「おはよう」
今日はほんの少し寝坊してしもた。
キミの勝ちやね。
今日の夢は怖さと楽しさが入り交じったモンやった。
(相変わらず逃げてはいたのだが)
あァ、キミと楽しく遊ぶ夢を見たいわ。
さて。今日も一日頑張りましょうか。
明日の為に。
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76 :
市丸ギン
2008/11/29(土)07:58:55
ボクの膝で眠るキミの穏やかな寝顔に癒される。
荒んだ心も、いつの間にやら穏やかで。
キミの寝顔見る度にこんなにも心が落ち着く。
不思議やなァ。
もうすぐくりすます。
隊舎には大きな杉の木。
家には少し小さい杉の木。
宿り木も用意して。
ぶっしゅどのえるも作って、大きな靴下も…
二人で過ごす初めてのくりすます。
(ゆえちゃんも居るけど、)
楽しみやなァ…
なんて、考えながら眠るキミの髪を撫でる。
この幸せな時間がずっと続きますように…
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