ヒヨコの呟き

綴一覧
┗1866.ヒヨコの呟き(106-110/174)

106 :吉良イヅル
2009/04/14（火）21:31:50

並んでいる綴りを離すのは少し心が痛いのですが…。

１１回目の記念日です。
貴方と出逢った月がもう少しで巡ってくるのかと思うと、嬉しさと驚きの入り混じった気持ちになります。

時間は目に見えることもないし、手で捕まえることも出来ませんが、
貴方から戴いた沢山の気持ち、愛情、言葉…全ての物が僕の中にしっかりと残っています。

僕はとっても幸せです。

手を伸ばした先に触れる貴方の指先の温かさ、

綺麗な物を二人で愛でる事の楽しさ、

心細い時に包み込まれる安心感。

書きつくせないほどの沢山の物を頂戴しました。

本当にありがとうございます。

これからも二人で…。

僕の大切な貴方様と一緒に…。

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107 :吉良イヅル
2009/04/21（火）14:35:18

>　泣き虫

貴方がお出掛けなさる時には、笑顔でお見送りをしようと心に決めていたのですが、

結局、今朝は泣いた後の真っ赤な目のままで「いってらっしゃい」を言ってしまいました。

寂しくて泣いたわけじゃありません。

（あ…いえ、ほんの少し寂しいです…。）

貴方が僕にくださった言葉が嬉しくて、思いが溢れて、涙が出てきてしまったんです。

少しずつ小さくなっていく背中を見送って、お部屋に戻ったら、貴方の手紙を見つけてまた少し泣いて…。

大好きな貴方の寝間着をぎゅってしたまま眠ってしまいました。

もう僕は大丈夫ですよ。

ちゃんと笑ってます。

そちらは如何でしょう?寒くありませんか?

どこか痛かったり、寂しくないといいのですが…。

此処が僕らのお家だから、いい子にしてお帰りを待っています。

この前お強請りしたお土産、買ってきてくださいね?

上手く言葉にならないので…。

空見上げ　君想いながら　君を待つ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イヅル
　
>　あいしています。

僕の霊圧が届きますように。

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108 :吉良イヅル
2009/04/22（水）07:43:26

朝に舞い込む一匹の蝶々…

貴方の言の葉

愛しい声

僕は自然と笑顔になってしまう。

ふわりと柔らかく僕を包むそれは羽毛のようで、

心の中がほっこりする。

それぞれの場所で二人で頑張る一日が始まった。

一緒に頑張る。

いつものように、僕らは仲良く二人で頑張る。

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109 :吉良イヅル
2009/04/29（水）13:56:25

空を見上げて想うのは貴方のこと。

お疲れではありませんか？

昨日のことを思い出しながらぼんやり空を眺める。

お日様に羽を翳したら、大空を舞う鴉さんを見つけました。

嬉しいから、記念に書いておこうかな。

僕は元気です。

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110 :吉良イヅル
2009/05/14（木）00:00:08

> 愛のかたち

一年前の今頃、僕は形の無い物がものすごく怖かった。
例えば、愛、時間、想い…、こういった物は概念として「ある」と感じていても、
見ることも触れることも出来ず、一体本当にあるのかとも思ったし、
形が無いからこそ、儚く壊れてしまう…否、初めから存在すらしていないのかな、とも思っていました。

だから、人を好きになることが怖かった反面、いつも寂しかった。
形の無い愛は僕の知らないうちに壊れてしまい、
残った僕はその破片を片付けながらどうして？と疑問を抱き、少なからず心が傷付いた。
水蒸気で煙った硝子の上に書いた文字のように、
僕の知らないうちに全てが消えてしまう事が本当に怖かった。

だから、口付けも抱き合う事も少し苦手だった。
だって、そんな風に触れ合ったら知らぬ間に恋に落ちて、
また辛い思いをするんじゃないだろうか…あの頃は本気でそう考えていた。

なのに、僕は貴方と数時間言葉を交わしただけで恋に落ちて、程なく恋が愛に変わりました。
背伸びをしない恋愛。
言葉と気持ちを交し合って少しずつ紡いでいく恋愛。

貴方との恋愛の日々で僕は少しずつ変わっていきました。

恋愛は二人でするものだということ。
言葉を交わすのと同じように触れ合うことも大切で、触れ合うことで伝わる何かがあるという事。
わからない事、不安な事は一人で抱え込まなくてもいいこと。
悪戯は上手に出来るとなかなか面白くて癖になってしまうこと。
白羽織の背中も、着流しの背中も変わらず僕を守ってくださっているということ。
眠っているうちに全てが消えてしまう事はないということ。
怖い時や寂しい時には一人で泣かなくてもいいこと。
貴方の肌は甘くて美味しい事。（僕の肌も美味しいらしい）
この世は沢山の色で溢れていること。

他にももっと、もっと色んなことを僕は知って、少しずつ変わりました。

愛は形が無いから存在しないか、と言えばそうではなくて、確かにそこにある。
どうして形が無いのかなぁとずっと悩んでいましたが、最近、あることに気付きました。

形が無いのは形が一定ではないから。
つまり、どんな形にも成り得るから…なのかなぁ。

貴方と僕とで作る愛の形
僕らの知らない誰かと誰かが作る愛の形
どこか遠い世界の誰かと誰かの愛の形
貴方が僕を大切に思ってくださる愛の形
僕の心の中で日々増えて、深まる愛の形

みんなそれぞれに違っていて、きっと大切なんだと思う。
だから、そういう愛情を持ち寄って交換し合ったり、
二人だけの新しい形を作ったりする事は、
実は凄い事なのではないかと思ったりしました。

僕らの間には丈夫で綺麗な糸が確かにあって、その糸は更に強くなっていきます。
目に見えない愛も、幸せも、ちゃんと此処にあると僕は実感しています。
幸せな毎日を僕にくださってありがとうございます。
どうか、これからも二人で楽しい毎日を過していきましょう。

何やら纏まりのない文章になりましたが、一年目の記念日の僕の気持ちです。

溢れる愛をこめて。

吉良　イヅル

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