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綴一覧
┗1906.揚雲雀(86-90/169)

|||1-||||リロ
86 :朽木白哉
2009/03/27(金)01:32:56

>半なりにつき注意

時は流れる物で在り、其れは留められる物ではない。そして、起こり得た事も変えられる物ではなく、また忘れられる物でもない。

忘れる、と云う事柄は実際に起こり得ないと私は考えている。脳とは好く出来ているらしく、当人が覚えていたくない事を記憶の奥深くに隠蔽するのだと、何かで読んだ事があるからだ。忘れるのではなく、隠す、のだ。
実際、脳の機能を遣い熟せている者は殆ど居ないのだと云うし…未知数過ぎて何とも。

けれど、不思議なものだ。
何を契機として記憶が浮かぶかわからぬ。

例えば、何かの調べを聞いて。
例えば、何かの情景を目にして。

折悪しく他の記憶と相俟って思い出してしまう事もあるようで。昨日が、正にそうだったのやも、知れぬ。

幾つかの祝いの言葉を貰いながら、思い出したのは一年前の事。一年前の昨日、自ら前に進む為に訣別した筈の事を女々しくも思い出してしまった。
過去の記憶に、囚われて…視界が曇ってしまった。

数刻の間、涙が止まらなかった。幾度拭おうが、其れは止まる気配を見せず、酷く息苦しかった。
漸く止まったかと思えば、空虚な程、自分が解らなくなった。…何と云う悪循環。

其れでも、今はもう落ち着いている。
ゆっくりと時間を掛けて、自分を作り上げる事にも慣れてきたのだろう。形作る事は、容易に出来る。其処に中身を伴わせるには、些か時間が掛かってしまうが。
私が私で在る為に、私は私を作り上げていく。

間違っているのだろう。
きっと此れは愚かな行為なのやも知れぬ。
其れでも、今の私にはこうする事でしか、己を制御する方法が見当たらぬのだ。気を抜けば直ぐに崩れてしまいそうで、直ぐに壊れてしまいそうで…怖い。

今はまだ、立たねばならぬ。意地でも、立たねばならぬ。

己の信じる道を歩む為にも、其の道を見誤らぬ為にも、私は立たねばならぬ。
もう何年もそうしてきたのだ、此れからも問題はあるまい。

私は私の掟に生きている。もう誰にも邪魔はさせぬ。口出し等させぬ。

私は、一人では無い。そうだろう?

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87 :ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
2009/03/27(金)03:09:03

――― S t i G m A



面白い…。

まるで掌を剣で貫かれたような痛み。


何が原因か解らないだけに、面白いわ。

磔にされた Jesus みたいね。
掌を穿たれ、紅い雫を滴らせるの…。


知ってる?
傷も無いのに掌から血を流すと其れは聖痕と呼ばれるのよ。

―― Jesus と同じ傷、なんですって。


けれど、stigmaは不名誉って意味もあるの。



ヒトの考える事、私にはわからないわ。


まぁ…私には無関係だけど。


だって、ただ痛むだけだから。



 ――― Stigmaなんて願い下げよ。

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88 :朽木白哉
2009/03/27(金)22:11:08

呟きでも、と思っていたらばとんを回されていたので其れに答えよう。

>【「I LOVE YOU」ばとん】

閑夜の志士の恋次から回ってきていたのを直ぐに気付けなかった事に謝罪を。…実はやってみたかったばとんだったのは此処だけの秘密だ。

>その昔、「I LOVE YOU」を夏目漱石が『月がキレイですね』と訳し、二葉亭四迷は『わたし、死んでもいいわ』と訳したと言います。さて、あなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?
>もちろん、「好き」や「愛してる」など直接的な表現を使わずにお願いします。

>【「I LOVE YOU」】

穹が、綺麗だ。

見た事も無い文字の羅列に、何を当て嵌めるだろうと様々な者の綴りを眺めていたが。今の私の心境を考えると此れが一番妥当だろうと思われる。

存外に難しいようで、単純な問いなのだろう。

ふむ、興味深い質問だった。


取り敢えず回すべき者も居らぬ故、最終と云う事で。


…此処までにしておこう。

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89 :朽木白哉
2009/03/29(日)04:42:29

何故か眠れぬ故、綴ろうと思う。


穹を思ったのはきっと燕に恋焦がれているからだと、今更のように気付いた。

>つまりは、止まり木の夢。

穹を見失う度、燕は止まり木に降り、穹を説いた。其れは時に歌の様に響き、時に水の様に止まり木に広がり、導いてくれた。

軅て止まり木は、素直に思える様になったのだ。


>燕となら、穹を翔べる。


地に根付いていた止まり木も、燕の存在に因って変わる事が出来た。

未だ迷う事もあるけれど、少しずつ穹を目指すようになったのだ。


枯れない葉を、花を咲かせよう。
折れない枝を、幹を育てよう。

>燕の為に、止まり木の為に。

青く繁る葉は燕を幾多の風から守る為に。
芳しく咲き誇る花は燕を癒す為に。
穹にまで伸びる枝は燕が何時でも休める為に。
大地に根を張り揺るがない幹は燕を支える為に。
そして、何より止まり木自身の為に、成長して行こう。


何年もの時間を糧にして、止まり木は育っていく。
細く弱い幹も、ゆっくりと、だが確実に逞しくなるもの。

その成長には燕の存在が必要不可欠なのだ。


>穹は遠いものではない。

燕が教えてくれた事。
止まり木の中に深く刻まれた言。


燕とならば、幸福をより深く大きいものに変えられる。



>此の物語はずっと続いていく。


穹には無限の可能性があるのだから。

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90 :涅マユリ
2009/03/30(月)10:52:58

起きてみれば、指先が血塗れ。



……、何をしたんだろうネ。

別段敷布も汚れては居ないし、身体に異常も見られない。

益々何をしたんだヨ、ワタシは。


利き手とは逆の手の指先が、乾いた血で汚れている。


だから、何をしたんだネ!




理解に苦しむヨ、此の血塗れの手は。


嗚呼、其処のキミ。

ワタシは決して怪しい者では無いからネ。

(本人が一番驚いているんだヨ)

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