PETROUCHKA - 覚書帳

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┗1919.PETROUCHKA(40-44/168)

40 :ジオ・ヴェガ
2008/11/23（日）15:10:47

>You poor bleeder!!

目覚めたら鼻腔に鉄臭・寝台に血痕。
ザ・変た………ザ・エ…ルアポロ様に改造された覚えも無いから初潮とか言うモンじゃないし、夢精するような淫夢を見たワケでもない。
寧ろ見てみたいぜ。血が混ざるぐらいの夢精って。

詰まる処、鼻　血。

寝起きで、鼻　血。

こないだと言い、一体全体どうなってんだよ。

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蝶、だっけ………コレ、死神の。

ここ最近、時折懐かしい羽音が耳元で舞う。
俺の周りでヒラヒラすんのがウゼーから反射的に叩き落としそうになったけど、陽に透けた翅がキレイだったからソレも忍びないかー……なんて理由を付けて人差し指を伸ばしてみた。

小さいイノチ。
けど、どっかが温かいカンジ。
華奢な足を絡ませて俺の指に止まる姿が健気だなとか思ったら、繊細な感触が擽ったくなって少し笑えた。
なァ、なーんか拾ってんの？あんた等。
とか思う辺り、自分で思ってたより参ってるのかもと気付いちまったり。

如何したって不精なのは変わんないからこんなカンジがイイ。
不意に思い出したみてーな。
結構忘れないで居てくれてんだなみてーな。
適度…過ぎるのかも知んねーけどそんな距離感で細く緩く。
俺の指に止まる極々僅かの希少種。
………なんか、可愛く見えて来た。
なんつってもコイツ等、刺さないし。

Gracias amigo.

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41 :グリムジョー・ジャガージャック
2008/11/23（日）23:59:08

>Canary Splash.

水面から射し込む月光が"何時もと違って"あんまりにも蠱惑的だったから白ェ砂を蹴った。
常闇から上へ上へ。
まるで永遠みてえに先に在る。
足元に何かが絡まって進みやしねえ。
あァ………泳ぎ方すら忘れちまってんのか。
こん儘藻掻いて足掻いて揺蕩ってたら、何時か藻屑になって逝けんのかなァと、耳元で割れたアブクから聞こえた俺の声。

傍らを擦り抜けてく発光体。
何本もの帯状に伸びる触手みてえな脚が遥か昔に見た虹みてえ。
同じ淵に身を沈めてもこんなに在り方が違うのかと嗤っちまう。
連れてってやろうか？っつうから頷いた。
………………あァ？何だァ？聞こえねえ。
下にも居られず上にもイケねえ苦しみから救い出してくれんならドーゾオスキニ。

荘厳な月。
裂けた口みてえに広がって今にも喰い散らかしてくれそうだ。
波間越しに見上げてた時はまだあれでも澱んでやがったらしい。
腐り堕ちた眼球の所為とお陰だなんざァ───ハッ、皮肉な話だ。
青白ェ面影。
鮮烈で優しい光。
神々しいお前の慈愛。
焼かれて爛れて吐いちまいそう。
浴びて知る。こんなにも焦がれてた事を。
退化した網膜が真実に焼き開かれる痛みに叫んだ。

・・ﾞ、・○・○・・ﾞ。
○っ・○・・・。
○○・・○○・・・っ・・・。
○○・・○○・○・・・・・っ・・・。
・・・・・・○・○・・・・・。
・○・○・・・。

───あァ………心底嗤える。
俺には似合いの愚にも付かねえ御伽噺。

───それでも、
未だ輝く三度目の月が白むまで。

>-----11/28 22:30

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42 :グリムジョー・ジャガージャック
2008/11/24（月）00:00:20

酷く、疲れてるみてえだ。
テメェを、テメェのペースを見失ってんだろう。
あァ……どうやら結構キてやがる。
今は浮雲みてえに、浮草みてえに、唯、其処等に在りてえなァ……。
思考する脳ミソがこんなにも邪魔だ。
転がりながら肥大して俺を追い立てる。
転がる音も聞きたく無え。
色もクソも感じたく無え。
如何やったら止まんだよ。
何も考えず、何にも捉われず、深く深く眠りてえ。

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43 :グリムジョー・ジャガージャック
2008/11/28（金）03:19:35

>Raindrop breakdown.

気付きたく無えモノが在る。

自覚したく無えモノが在る。

虚勢を練り溶き堅く硬く塗り固めた脆い砂。
沁み入るな雨。
染み出るな　。

俺を崩すな。
築いた筈の俺、を────

今だけだ。
今だけ。
たかが一時の揺れ。
黙ってやり過ごしゃ直ぐまた戻る。
内に、孔に、降る性質の悪ィ涙雨。

あァ………────俺は。

早く、早く止んじまえ。

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44 :グリムジョー・ジャガージャック
2008/12/06（土）03:29:29

オイコラ、俺はトト○か（笑）
なんせ天辺男が創った天蓋だ。面白がって酸の雨ぐれえ降らせんじゃねえの？（笑）

虚圏の暗え森ん中でうっかり迷い子、葉っぱ片手にポツンと突っ立って迎えが来んの待ってるとか情けなさ過ぎて涙も出ねえが、生存証明がてらに有り難く喰っとくぜ。

>雨バトン其の弐

>■雨どんな風に降ってます？

潜った水面にポツポツ。
下から見てっと生まれて消えてく波紋の輪っかがホログラフの水玉模様みてえ。

>■気分はどう？

水底に伝わる振動が時に心地良い。
水底を揺らす振動が時にウゼェ。
出た方が寒そうだ。

>■そうですか。ねぇ、雨の匂いって好き？

他の匂いが混ざって降りて来なきゃァな。
大気中の匂いが濃くなって重くなっから直ぐ解る。
直前の雑多な匂いは不快、最中や直後は好みだ。

>■雨のなかを歩くのは？

湿った気が纏わり付くから好きじゃねえな。
足元汚れちまうのも致命的。
戦闘時は逆だなァ。派手な飛沫が上がると興奮する。紅けりゃ尚。

>■お出かけ途中に雨が降ったら走る？諦めて歩く？

一旦止まって宙仰ぐ。

>■雨と聞いて一番に浮かんだものを(複数可)

胎内に忍び込む振り子。
皹まで沁みる性質の悪ィ潤い。
女神と醜女の声。
両極の掌。
脆く剥ぐ。

>■お気に入りの傘を紹介して下さい。

────葉っ…ぱァ？……が離れねえっつうの（笑）
まァ、普通に答えるとすりゃ別に無え、と。
曰く纏やァビニール傘だろうが折れて使いモンに成らねえ傘だろうがっつう処。

>■相合い傘をした事はありますか？

質問の照準に迷う処だが記憶に無えなァ。
どっちかっつうと共に濡れてえ。

>■行事などで雨天中止を願った事はありましたか？

出歩く事自体中止してえ程。怠さ億倍。

>■逆に雨天決行した事は？

其処まで気合い入るモンって何だァ………？
黒腔抜けて何日も遠出する時ぐれえか。
先じゃァ止んでる事も多いしな。

>■長靴やカッパはすき？

俺が雨具フル装備でキャッキャしてたら視界の暴力だろ。
着衣自体窮屈で仕方無えってのに。

>■てるてる坊主を作るとしたらどんな顔にしますか？

片眼ブチ抜く。

>■そうですか。早く雨が止むといいですね。

あ？何でいきなり？
SiでNo。
二律背反、自虐的。

>■下記の傘を持ってる姿を見たい人に回して下さい。

キャッチアンドストップ。

Gracias、花組滅却師。
良い気分転換に成ったぜ。
また会った時は宜しくなァ。

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