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┗1999.因果応報に委ねて翳す落首の花(凍結)(11-15/154)
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11 :
グリムジョー
2008/12/21(日)23:23:28
昨日は久し振りに夜に暇が貰えた。
普段は昼間しか暇が貰えねぇ俺にとって、夜は恰好の殺戮…やめとくか。
取り敢えず俺にしては珍しく、その暇に乗じようと思った。
他人より高い位置に存在するのは、昔からの俺の癖。
喧嘩しません
女と餓鬼は虐めません。
この二箇条を守らねえと俺は俺の存在意義を失う。
あの野郎にこっ酷く怒られる。
そんな中、現れたのは女。
俺の左腕を治した治したと、主張しては俺の弱味にこじつけようとする女。
まあ、雑魚二匹に襲われたあの日に借りは返した。
だが其れは死神と闘いたいという闘争本能が招いた結果での事。
まあ良い。
二箇条目、女と子供は虐めません。
俺なりには守った。俺流の遣り方で、だ。
だが厄介な事に昨夜から明け方に掛けて話した女は、独自の不思議ワールドの持ち主で俺ァ俺の配分を乱されっ放し。
昼間に出歩く羞恥プレイの如く一人遊びで終わった方が幾らもマシだ。
俺にノリツッコミをさせるなんざ、普段からそっち側のモンじゃねぇ俺には公然の前での羞恥プレイ。
心労が半端ねェ。
お笑い担当は俺じゃねえ、死神だろうが。
だが…女のお陰で霞の掛かっていた俺の、頭蓋に覆われた脳は静かに二人の死神を思い出す事が叶った。
俺に初めてノリツッコミをさせた男、黒崎一護。
俺を公然の羞恥プレイに追い込んだ男(Sグリムジョー伝説)、志波海燕。
薄れた思い出が鮮明に色を与える時、その感覚は悪くねェ。
それに関しては、昨日から今朝に掛けて俺の相手をしてくれた女に感謝する。
だが、何度でも言うぜ?
お笑い担当は俺じゃねえ!
明け方に帰還を成した体は何ら変わりは無いものの、精神に大ダメージ。
今夜も暇は貰っているが、俺は出ねえ。
明日の昼に出歩けたら暇潰しに興じる事にする。
本日の敗因
「俺側の人選ミス。そして二箇条の第二項。平和ボケは御免だぜ」
本日の願望
「血の雨を降らせてェ。肉片とも呼べねー程、粉々になったものと共に」
本日の一言
「やっぱり、お笑いは向いてねえ」
昨夜から明け方にかけて、俺の相手をした女には感謝する。
お陰で忘れていた奴らを思い出せた。
だが…やっぱりお笑い番組に興味はねェわ。
次に会った時は頼むから笑わせンな、ノらせんな。
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12 :
グリムジョー
2008/12/22(月)20:42:04
戦いてェ
闘いてえ
…増幅する闘争本能が俺のナカを喰らい尽くそうと暴れまわる。
人より少ねぇ理性をも喰らい尽くそうと。
理性を超える本能。
全身から滲み出る制服欲、殺戮欲。
壊したい
闘いたい
潰したい
──…クソが!
戦いてえ
血を見てェ
歪んだ思考。
其れこそが俺。
飢餓感を露わに咆哮するこの咽喉を、この五指の先で尖る爪で掻き毟り、制御不能になるこの己自身を_して。
戦いに声帯なんざ必要ねェ。
必要なのはこの体。この肢体。
誰でも良いから俺の為に_されろ。
破壊衝動
闘争本能
殺戮欲
生温ィ生き方はウンザリだ!
止めれない、止まらない俺の「本能」
誰か俺の代わりに俺を_せ!
頭蓋に覆われたこの脳味噌を、蝕んで行く俺の本能。
苦しくて咽喉が渇く。
獲物の血で潤してぇ……っ、早く、早く、早く!
気が狂っちまいそうだ。
嗚呼、__が軋む。
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13 :
グリムジョー
2008/12/26(金)12:20:23
唯一の日を手に入れた。
戦う為の唯一を。
釣れるか否かは運に任せ、取り敢えず手に入れたその日を俺に使う。
他は黙って寝てろや。
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14 :
黒崎一護
2008/12/26(金)16:17:46
私事。
大事なモンをクリスマスに亡った。
今日は一日中部屋に籠もって嘔吐の繰り返し。
命ある物は何時か終わりが来る。
それを分かってる上で愛でていたんだ。
だけど理屈とは違う。
頭では分かっていても心は事実の前で拒絶を繰り返す。
当たり前の再確認なんて、これを前にしたら再確認どころの騒ぎじゃねェんだ。
もっとずっと心の奥深く、掌サイズのお前は思っていた以上に俺の心にデカく居すぎた。
デカい存在だった。
肌を刺すような寒さも、この事実の前では何も感じねェ。
破面が天に向かって咆哮を上げる。
行き場のない思いを天にぶつける。
飼い主に似るってよく言うけどよ、お前は本当に似すぎてたぜ。
皆に可愛がられたお前は幸せ者だった、と…もう戻らないあの日を想って。
俺達は強くねえ。
人は強く見せるだけで弱さがある。
常に背中合わせの其れを表に出すか出さないか、その違い。
終わろうぜ、俺達の時間。
さようなら、だ。
笑顔をくれたお前は土に還り、俺は生を紡ぐ。
行き場のない感情に蓋をして、さあ、歩こうぜ。
暫くは破面のターン。
弱さを見せない彼奴のターン。
他は大人しく、水面に広がる波紋を鎮めよう。
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15 :
グリムジョー
2008/12/30(火)22:31:29
昔馴染みに喚ばれるままに出向いた先で、互いに言葉を交わす前に始まる戦い。
言葉よりも体で、ぶつかり合う事が俺達の「会話」
破面NO.5
俺より一つ上の数字を持つアイツは容赦なく武器を振るうが、俺は素手。
──…斬魄刀はまだ必要ねェ。
見解を誤ったか、俺の腕は相手に届く前に阻止される。
あろう事か、頚に突きつけられるクソでかい其の武器に敗北を悟り、俺は敢えなく降参。
いつもの事だから気にしねェ。
コイツには本気を出さねえと決めてる…っつーのは負け惜しみにも聞こえるが「事実」
馴染みに本気は出さねえ。
相手も理解した上での俺のエゴ。
本気を出さねー代わりに、手に入れるのは渇いた喉を潤す血。
本気を出さねえ見返りに血を与えてもらう。
酔狂、とも言えるだろうが構いやしねえ。
飢えが治まるなら、それに越した事ァねえからよ。
まるで吸血鬼みてえだと、笑うアイツが面白い。
ご馳走様デシタ。
それにしても、アイツは本気を出すから俺の体は悲鳴をあげる。
軋む軋むこの骨が、いっそのこと砕けちまえば暫く出歩かずに済むのになァ?
さて、明日は現世で年を越そうか。
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