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┗2541.宵ノ花(59-63/82)
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59 :
志波海燕
2010/10/13(水)01:00:14
虫の声に聴き入ってた筈が一瞬にして無音。
喉の奥がざわつく。
腹の奥に鉛が沈む。
未だ駄目かと思い知る。
―――…仕様も無ェな。莫迦か俺は。
落ち着きゃ何て事ねえんだ。…大丈夫。
今日は、少し寒い。
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60 :
志波海燕
2010/10/18(月)19:32:32
何難しい面してんだ。
我儘は聞ける範囲で聞いてる。無理矢理合わせてねえし、駄目なら駄目だってそう云うぞ俺は。
まァ、逢えば多少の無理はしたくなるが其りゃ俺の勝手だしな。
変な気ィ使うな。
甘えて良い。甘えろ。
アー……と、其れから。
あの日は寄り掛かった侭寝ちまって悪かった。重かったろ。
…とか謝っといて何だが、俺としちゃあ大変良い寝心地でした。
聲も匂いも体温も。
オメーのは凄ェ安心するんだよな。
愛しいって、心から想う。
酒に酔ったんだかオメーに酔ったんだか今思うと判ンねー。
けど、口にした言葉は酔ってたからじゃねーぞ。
そんな訳で。
今日も一日お疲れさんでした!
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61 :
志波海燕
2010/10/23(土)05:56:07
オメーの残り香を探し敷布に顔を擦り付けてると何時の間にか朝になって。
途中まで言ノ葉を託され放置された蝶が健気にも枕元で一晩待機。其の翅を静かに開閉させて続きを待つ。
薄い翅を指先で撫で、言葉を払い謝罪を一つ。
明けに消える黒揚羽を見送る。
恋人殿。
忙しねえ中、忘れず俺を想ってくれて有難う。
聲が欲しいと蹲れば何時も寄り添ってくれる優しさに何度救われたか知れねェ。
俺もちゃんと想ってるぞ、オメーを。
風は冷てェがオメーの事を想うと芯が熱く成る。
我儘は胸に留め置いてオメーを想う時間が喩えようも無く気持ち良い。
(変態の類と笑うか?)
また一日、恙無く過ごせるように。
……またひと月。
オメーと過ごせて倖せ。
感謝と愛を込めて、此処に。
>一年と三月
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62 :
志波海燕
2010/10/27(水)00:30:47
失念。
俺の誕生日。
――――――――――
留まる蝶々を呼び寄せた矢先に舞い込んだもう一匹。
託された羅列に手前ェの記念日を思い出した。良く気ィ回るモンだ。
更に良く見りゃ日付変更に合わせて届いてンの。
暇な奴だなー。
(………てのは何時もの冗談。…嬉しかった。)
嗚呼、こうやって重ねてくんだな。二人並んで、一つずつ。
………と、爺臭ェが暫し感慨に耽ってみた。
重ねた時間、想いの断片。
寄せ集めたら何んだけに成るかな。
其の欠片に、此奴も成るんだろう。青い石と共に。
>有難う、夜一。
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63 :
志波海燕
2010/11/09(火)17:21:22
流行ってンのか?良い方に向かってるらしいからまァ取り敢えず一安心だが。
我儘強請って其の侭寝入るなんて欲の無ェ事で。否、只でさえ身体ン中の抗体が大出動してる上に通常の執務こなして来たんだもんな、単純に疲れてたんだろう。ゆっくり休め、っつー保護者命令を遂行したに過ぎねえわな。
不謹慎ながら少ーし得した気分なのは頭の回らねえ弱った姿が見られたから。珍しく弛んだ一面に此方も弛んだ。
"感染るといけないから看病は不要"
…感染っても構わねえから看病してやりたかったな。ま、彼奴の事だから逆に気ィ遣っちまうんだろうが。
心配は常。早く治せよ。
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