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綴一覧
┗2668.Eine silberne Kette(71-75/143)

|||1-||||リロ
71 :石田雨竜
2010/12/11(土)21:36:44

心を試されている、信じる心を。


そんな板の上での彼の台詞が、今、一つの分岐点に立つこの状況に重なって甦る。


本来の生業とは別に。
学生の頃に何気なく書き溜めていたものを拾われ、個人の時間をやりくりしてずっと続けてきたもう一つの道。

本業としてではなく、謂わば趣味の域での、ほぼ仲間の為のその活動に、細々とでも声を掛けてもらう機会に恵まれてきたのは何よりもありがたいこと。

一つの種しか持たなかった僕の道に、様々に広がる幾多もの道を齎してくれた学生の頃のあの日の出来事が、きっと初めての分岐点。

そして今。
再び訪れた分岐点は、本来の道と、そこから枝分かれした道の一つを入れ替えてみないかとの誘い。

試されるのは、きっと勇気。
───そして熱意と今まで積み重ねてきた経験。

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72 :石田雨竜
2010/12/23(木)16:34:08


例年通り、今年も開催された教会のバザー。
ついこの間まで、礼拝儀式の侍者達の板を観ていたせいもあって、楽しい時間のお裾分けの手伝いをしている気分。


一人暮らしが長く、学生から社会人になって仕事を抱える身ともなれば自由になる時間は昔ほどはなく、ましてや日々の地域活動などに参加できる機会もそう多くはない。
それでもそんな僕にさえ、声をかけ日常の生活を気にかけてくれる周りの人たちの温かさに包まれているこの幸運と感謝を忘れたくはなく、何か返せるものが少しでもあればいいと思っていた。
そうして誘われた教会主催の催しに協力するようになってどれくらいたつだろう。


四季を持つこの国では一年を通じて様々な行事がある。
隣三軒両隣な認識は今や薄れ、古い慣習なんかも忘れられていくことの多い昨今、宗教的な枠に囚われず季節行事に合わせての教会で開かれる数多のバザーやイベントの中でも、一番賑わい活気があるのがこのクリスマスの催し。

子供達が愉しそうに歌を歌い、持ち寄ったプレゼントを交換する。
その親や、近隣地域の有志達がお菓子を焼き、小物を作り、バザーという形で交流を生み出す。


近所づきあい、人付き合い。
古い慣習、地域のしきたり。
現代の風潮では、そんなものは煩わしい?

───否。決して煩わしいばかりじゃない。
きっと「距離感」や「立ち位置の認識」「他者への配慮」──そんなものは必要なんだろうけれど。

広げた諸手が他の誰かの指先と触れ合う感覚───それはとても暖かく、かけがえのないものだ。










うん、きっとそれは無登録のこの場所、顔が見えるわけでもない仮想の電脳世界であっても同じ事。

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73 :石田雨竜
2010/12/23(木)16:34:36


>寡黙なクラスメイトへ

愛読の棚への記載に感謝を。
個人的なメモ代わりの覚書だったり、宛先不明の宛文や呟きでしかないこの綴りが、交流のある人達や綴り主である僕以外の誰かにとって読んで楽しいものであるとは思った事もなかったけれど。
それでも棚に収めてくれているのには、つらつらと書き連ねてきた頁のいずれかに何か共感する事項でもあったんだろうかと勝手に想像なんてものをしてみている。

言葉を拾うのが好きで大抵の綴りは読ませてもらっているので君の綴りも漏れなく拝見していた。
個人的な事情・観点から愛読記載や綴りのリンクをしてはいないので相互記載出来ないことが申し訳ないけれど、どうかこれからも一頁一頁を大切に、最後までしたためていって欲しい。

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74 :石田雨竜
2010/12/25(土)02:28:13


クリスマス。


朝方に教会に立ち寄り、冬の休みを利用して開かれる催事の為にと、焼菓子と小物を手伝いの方々へと預け、その足で仕事場へと向かう───そんな祝日よりの三日間。
限られた時間を利用してのイレギュラーなサイクルは、普段のリズムを考えれば少々バタバタと慌しいものだったけれど。
それでも帰りに同じように立ち寄って、預けた物が皆誰かの手に渡ったのだと知れば報われるというもの。


帰宅を迎えるのは、ドアに飾った手製のリース。

去年は君の為に、ある祈りをこめて白を基調に清浄なる平穏を願って作ったそれ。
今年は現実に立ち戻り日々を忙しく送っているであろう君を思い浮かべながら、その道筋が幸いであるようにと、邪を祓うラピスの蒼をアクセントに、穢れを清めるマドンナリリーをベースに。

たった三日間の、君に贈る循環の輪。
けれど、どんな日々よりも僕の思考をこの世界に戻した小さなリース。




───僕は此処に生きている。

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75 :石田雨竜
2010/12/31(金)12:25:20


気がつけば、早いもので今年ももう残りあと僅か。

毎日毎日新たに訪れる日々の巡り。
それは年末だからといって他の日々と変わることでもないのだけれど。

それでも一年の締めくくりには、終ってしまう一巡りに少しばかりしんみりとし。
新たな年の始めには、どこか神聖な気分になって心身ともに引き締まる気もして。

だからかな?
同じくこの一区切りを特別に思うのか、長らく筆を休めていた綴りのいくつかがこの時期浮上しているのは。

変わらず元気に現実の日々を送っているのだと知ることができて嬉しいよと、敢えて宛先は記さずに該当者数名へ。
あ、約一名には水底で腐乱してなくて良かった、と。



べったりと連絡を取り合うわけでもないけれど、適度な距離感を保ちつつも、綴りの内容に呼応してその声を・気持ちを届けてくれる友人達には、この一年お世話になりましたとの礼を此処に。
忘年会の機会は設けられませんでしたが、例年通り御節を用意していますので、機会があればまた新年の祝いでも。






そして何より。
この場を支え続けてくれている貴方には最大の感謝を。

一年間、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
新たな一年もまたよろしくお願いいたします。
微力ながら、出来る事はお手伝いさせていただきますのでデリバリー・イシダまでお気軽にどうぞ(礼)

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|||1-||||リロ

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