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┗2668.Eine silberne Kette(66-70/143)
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66 :
石田雨竜
2010/11/07(日)21:24:14
オレンジやブラウンを基調にしたハロウィンカラーに包まれていた街並みが、今度は赤と緑を基調にしたクリスマスカラーへと一気に変貌を遂げる。
今年も残すところもう二ヶ月を切ったのだと思うと、なるほど、今の自分の環境が煩雑になっているのも頷ける。
一度、限界ギリギリまで酷使してぼろぼろになっていたあの時がなければ、当然、あの肌寒さの残る春先のあの一日もなかったわけで。
そう思えばこの目まぐるしいほどの忙しさも愛しく思えはするものだ。
僕以上に体調を崩しやすかった彼。
さて、急に寒くなった今の時期、風邪なんてひいていなければいいんだけれどね。
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67 :
石田雨竜
2010/11/14(日)22:59:50
何もかもを背負う覚悟がないのなら
生半可な気持ちで手を伸ばさないほうがいい。
口にしたこと、記したことは、決してなかったことになんてできないんだから。
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68 :
石田雨竜
2010/11/14(日)23:01:11
多分、あの一年を乗り越えてきた二人だから、大抵のことにならもう僕の手は必要ないし大丈夫だと安心はしているんだけど。
どうも別件が起因して、あの不安材料一つには瞬間、凍りつきそうになった。
まあ、僕もそれについては似たようなものなんだけど。
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69 :
石田雨竜
2010/11/23(火)22:13:01
言葉の持つ力の、なんと大きな事か。
表現力に至っては、その最たるもの。
たとえば。
面白い小説はないかと探していた時、友人連中に薦められた作品を手当たり次第に読み漁った事がある。
その中には国外の作品も幾つかあって、当然それは原書でない限りは翻訳者の手に掛かっている。
自国の言葉であれば、その作家の表現がダイレクトに伝わるわけだけれど、他国の言葉のそれは、どうしても作家と翻訳者と二人の手にかかるため、作家の意図する表現と微妙にずれる事もあるだろうし、何より、翻訳者の文体が自分の好みから外れていたり合わなかったりすれば、どんなに面白い作品でも読むのが辛くなってくる。
再びの巡り会わせを得た板も、それが輸入物であれば同じなのだと感じた二週間。
本場のソレを、幸運にも記録用映像とやらで見せて貰う機会を得たけれど、宗教や差別の問題意識がおよそ縁遠いこの国でのそれが、どれだけ彼らの努力によって深く掘り下げられていたのかを窺い知る。
今回たまたま日程の幸運もあって敬愛すべき師・二人との掛け替えのない時間を持つことが出来たけれど、そこで初めて聞く裏話の一つ一つが、とても感慨深いものだった。
言葉を置き換え伝える者。
新たな彩りを与え、言葉の意図を違えずに創り上げる者。
そして、何より言葉を噛み砕き身の内に昇華させ現す彼ら。
その総てが同じベクトルで一つに纏まってこそ、あれだけの臨場感と感動を起せるのだと───三度の巡り会わせを知って、彼らの誰か一人でも欠ける事のない様にと願う。
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70 :
石田雨竜
2010/11/23(火)22:14:06
ずっと探していた曲があった。
それは、彼の代行との着信に設定したあの曲と同様に、初めて聴いたその時に、心が震えて知らず涙を誘った曲。
復刻も増えてきた昨今ですら、どうやっても見つけられずにいた物を、いきなり神機でメールと共に送られてきた時の僕の驚きがわかるだろうか。
………浦原商店、侮り難し。
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