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┗2746.Oscuridad(101-105/174)

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101 :ウルキオラ・シファー
2011/08/03(水)23:17:35





まさか此の俺が、斯様な筒を受け取る事になるとはな。

…少し、驚いた。



「灰旅」の上官より。
回して頂いてから随分と間が空いてしまったな。







>※【猫バトン】

> これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけなくてはならない。
> 「な、ぬ、の」も「にゃ、にゅ、にょ」にすること。
> 一人称は必ず「我輩」にすること。
> 日記の内容は普段通りの当たり障りのないもので構わない。
> 日記の最後に5人!回す人の名前を記入するのを忘れないこと。
> すでにやったことがある人でも回されたら【何回でも】やること。














最近になって気付いた事だが、奴は如何やら「猫舌」で揶揄されるのが随分と気に食わんらしいにゃ。
我輩は只、熱いから気を付けて食えと伝えたかっただけなのだがにゃー。

斯く言う我輩も、奴に冬眠冬眠と事有る毎に揶揄される時節が巡って来たのは自覚している。
其の際の反撃の手は緩めんから覚悟しておけにゃん。
(全文無表情棒読み)











……………。

下 ら ん。







其処の悶えている従属官、其れ程好ましいものならば自らも扮してみたらどうだ。
若しくはウドンツを巻き込んでやるのも一興か。


事の序でに予告させて貰ったが、無論スルー可だとも添えておく。




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此処は是が非でもグリムジョーに回してやりたい処だが、既に受け取っているな。詰まらん。
まあいい、奴が四苦八苦しながらにゃあにゃあ鳴く様を此方はゆっくり愉しませて貰う事にしよう。

そういう訳で「寂滅為楽」のウドンツ、若しくは#2の従属官に。
気付かねば其れ迄、とは言っておくが気付け。
お前も同じ思いを味わえ。


無論強制はしないが秋の夜長の手慰みとやらにでもなれば幸いだ。





(10/7 22:16編集済)

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102 :ウルキオラ・シファー
2011/08/12(金)23:29:10






傍らには寝息を立てるお前。

俺はお前の腕の中。





初めて出逢った彼の日から、また季節が一巡りした。





こうして寄り添い、一年後も二年後も変わらず共に過ごしている事など、あの時想像出来ただろうか。





髪を梳き撫で、背や肩を緩やかに撫で擦りながら穏やかな寝顔を堪能するのは、後から眠りに堕ちる者の特権だ。

とは言うものの、余りの心地好さに此方も眠気を誘われる。
何時も長くは保たないのが些か惜しい処だ。



眠りに堕ちるのが後でも先でも、此の時間が堪らなく心地好い。






心地好い。
落ち着く。
温かい。
愛しい。



内面を満たしていく何かを、拙い言葉だけでは到底伝え切れはしないというのに。
言葉にせねば、巧く伝わらない事も解っている。
言葉にして、伝えたいと思う。







此れからも、拙い言葉をお前に。

此れからも傍に居る。





(8/15 23:56)

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103 :ウルキオラ・シファー
2011/09/04(日)12:37:04






砂粒が硝子を打つ音に、未だ収まらぬ砂嵐を知る。





寝床で体温を分かつ間、お前が絶えず俺を抱き込み直しては大切そうにあちこち撫で擦っているのも、微睡みながらに知っている。



もっと構えと強請ってやりたい処だが、お前に声を掛けるのも、お前の声を聴くのも、其れに応えるのも。

最近は、夢現つの中でばかりだ。






……今も。



心地好い。
お前もそうだと好い。






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筒の回答や礼状、済まんがもう暫く猶予を貰う。
落ち着き次第、必ず記す。

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104 :ウルキオラ・シファー
2011/09/08(木)20:10:37






傷は意図して塞ぐものでは無く、諸共に抱え行くもの。



其れすら内包しての、己という個。

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105 :ウルキオラ・シファー
2011/09/11(日)19:29:19


> 暗。閲覧注意。









残された者は悔いる。

生き残った者は悔いる。



あの時、ああしていれば。
如何してああしなかったのか。
自分がああしていたならば。





悔いは杭と成り、
胸を抉り、孔を拡げていく。








死は二つに大別出来る。

晴天からの落雷の如く、何の前触れも無く突如訪れるもの。
花が萎れていく様に、命を蝕んでいく様が眼に視えるもの。



何れも視た。
一度ならず。


俺は未だ生きている。
何故、俺は生きている。


見送ってばかりだ。








あの日。


意識保った儘腹腔を裂かれ、臓器が抉られていく感覚。

痛みも恐怖も無い。
絶え間無く血流が失われていく所為だろう、酷い寒気を感じたが。
やがて、其れも無くなった。

五感全てが薄れていく。

何も無い。





何れ訪れる俺の死は、どちらだろうとずっと思っていたが。

やはり死は、空虚だ。






其の時。

一面の白亜の向こうに、蒼い焔を確かに視たのだ。

消え入りそうな意識の中。


あの鮮やかな色彩は何だ。

嗚呼。
俺は、俺は。
あの色を知っている。






途端に開ける視界。
白い天井、無機質な灯り。
己の息を吸い込む音。
強く握り締める、両の拳の感覚。

急に動いた所為で腹腔から血が溢れたのだろう、周囲が矢庭に慌しく騒がしくなった。





此度も、俺は生き残った。






残された者は悔いる。

生き残った者は悔いる。




同じ思いを、お前に抱かせなどするものか。



悔いを抱えて、俺は生きる。







(2012/3/11)


> Mem/ento Mo/ri

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