アマゾン

綴一覧
┗2746.Oscuridad(140-144/174)

|||1-||||リロ
140 :ウルキオラ・シファー
2012/06/10(日)14:47:51





並べたかったから思わず確保したと、前にお前は綴っていたな。

同じ衝動は俺にも在るのだと、此処に記しておく。




------------------------



>礼状



入院中の黒崎へ。


礼状や挨拶の類に間を空けるのは良しとしない。
先に遅れた事を詫びておく。

時間が取れ次第、後程此処に礼状を残す。







…──此処迄書き残した処で、また随分と日を空けてしまったな。済まなかった。



書き記す頻度も疎らな此の綴りに眼を留めてくれる者が居る事には正直、驚いているが…他者の眼に留まる事が目的では無いとはいえ、そうして言葉を向けてくれる事や棚に並べる際の気遣いをとても有難く思う。




然し、伴侶が誉められているのを視るのは誇らしく、気分の好いものだな。

お前の言う通り、律儀さや義理堅さ、周囲に対する懐の深さが奴の最たる魅力の一つなのだろう。
男気、とでも言った処か。



……一先ず、惚気とやらは此れで充分か?





任務や雑用に追われ時間が取れずに居たが、其れが却って良かったかもしれんな。

今、こうしてお前に声を掛ける事が出来たのだから。


多くは語るまい。
此れからのお前の軌跡を、俺も見守り辿らせて貰う。


奴共々、今後も宜しく頼む。

[返信][削除][編集]

141 :ウルキオラ・シファー
2012/07/15(日)21:33:51





女王蜂より筒を受け取った。

現世の梅雨とやらが明ける前には答えたいものだが、まあ、気長に待て。





>雨バトン其弍


>■お出かけ途中に雨が降ったら走る?諦めて歩く?

虚圏に雨天は存在しない。
現世で雨に見舞われた経験は幾度か有るが、其れで行動を制限された事は無い。


>■雨と聞いて一番に浮かんだものを(複数可)

雷雨。

雨天も様々だが、俺が一番に思い浮かべるのは此れだ。


>■お気に入りの傘を紹介して下さい。

傘など使わん。


>■相合い傘をした事はありますか?

無い。

………、想像してみたが…存外悪くないかもしれんな。
だが、どちらかと言えば奴と二人で雨に濡れる方がいい。


>■行事などで雨天中止を願った事はありましたか?

「願う」という行為自体が虚である俺には理解の外だ。
だが…恋情絡みの事柄ならば、今後そういう事はあるかもしれない、と答えておく。


>■逆に雨天決行した事は?


>■長靴やカッパはすき?


>■てるてる坊主を作るとしたらどんな顔にしますか?


>■そうですか。早く雨が止むといいですね。


>■下記の傘を持ってる姿を見たい人に回して下さい。

>●レースの傘→


>●水玉模様の傘→


>●無地の傘→


>●キャラクター柄の傘→


>●番傘(和傘)→


>●葉っぱの傘→




(編集中)

[返信][削除][編集]

142 :ウルキオラ・シファー
2012/07/15(日)22:25:49






先に寝床に潜り込むと、
お前の残り香。
お前の霊圧。



熟、幸福だと。
そう思う。





夜毎出迎え、出迎えられる事。
眠りに就く前に、言葉を交わす事。



穏やかに、緩やかに。



当然のように途切れる事無く此れからも続いていく、

特別なお前との時間。

[返信][削除][編集]

143 :ウルキオラ・シファー
2012/07/28(土)19:37:58






お前から俺に、黎明の記録。

俺からお前に、夕陽の記録。





繰り返す、日暮れと夜明け。




闇が在るから、光が解る。
光が在るから、闇を知る。





繰り返す夜明けも日暮れも、
闇も光も、

此の先も変わらず、お前と共に。







(2012/生誕日)

[返信][削除][編集]

144 :ウルキオラ・シファー
2012/08/12(日)20:06:06





お前と出逢い、今日で三年。





当時の俺に「何かに酷く飢えた印象を受けた」と後にお前は言っていたな。

俺に自覚は無かったが、思い返せば確かにそうだ。



幾度か機を合わせて会い、酒杯を交わし、剣を交えた。
互いに眠れず、寝床の間を夜明け迄緩やかに蝶が行き交う晩も在った。


腹の内を打ち撒け、数日口論を交わした事も。





口論から数日経ち落ち着いた頃、お前が訊ねた事を憶えているか。

「俺が求めて止まないのは翠玉だが、お前も此処に存在している理由が何か在る筈だ。お前が求めるものは何だ」と。


直ぐには答えられなかった。
求めるものなど何も無いと思っていた。
「常闇の中に在っても、蒼天を垣間見たい」
問われた翌日だったか。
漸くそう答えた俺に、お前は恋仲になってからこう言ったな。


「垣間見る程度で満足するな、俺が引き摺り出してやる」と。








其の通りになった。

俺は今、蒼空の許を翔んでいる。






陽の光に、日溜まりの温もりに飢えていた。




──…幸せだ。心から。





-----------------------




唯々、愛しいと思う。



受け止めるから全て晒せと、腕を広げる器の深さも優しさも。

俺だけに見せる弱った姿も、本当は繊細で傷付き易い奥底も。





唯々、お前が愛おしい。

[返信][削除][編集]

|||1-||||リロ

[戻る][設定][支配人の部屋]
WHOCARES.JP