綴一覧
┗2746.Oscuridad(150-154/174)
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150 :
ウルキオラ・シファー
2012/11/14(水)23:40:55
また、季節が一巡りした。
変わらず寄り添っている事。
傍らの温もりが当然の様に存在している事。
穏やかな日常というものが、どれ程幸福である事か。
今の俺は、其れを良く知っている。
(2012/12/24 23:34)
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151 :
ウルキオラ・シファー
2012/12/30(日)19:23:03
並ぶ綴りを離してしまうのは、酷く名残惜しかったが。
年の瀬、とやらを迎えるに充たって記しておきたい言葉を此処に。
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三日と保たず姿を消すという深紅の花の群生で、紅く染まる河原道。
現世では余りに知られた寓話の舞台と謡われる地。
其れを書き上げた者が生前に、幾度となく語ったという言葉がある。
尽くしても尽くしてもわかり合えぬ事が、世の中にはあるのだ。
其の通りだと、知っている。
如何に手を尽くしても、どうにもならぬ事。
わかり合えぬ事。
其れは、此の常世に、余りに多い。
常世の喜び悲しみの彼方に、人知れぬ美しいもの、透き通ったもの、温かなものが在る事を知っている。
其の事への、底知れぬ悲しさ。
当人にしか、解り得ぬ其れ。
ヒトの誰しも、遍く秘める其れ。
わかり合えぬ個と個の間で、俺達がこうして寄り添い続けている奇跡。
お前しか知り得ぬ悲しみ。
俺にしか解り得ぬ悲しみ。
誰しもが、奥底に秘める其れ。
喜びも悲しみも、此れから先も分かち合おう。
其の先に在る形無き尊きものを、何時の日か一緒に視よう。
ずっとずっと、一緒に居よう。
此の先も、ずっと。
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152 :
ウルキオラ・シファー
2013/01/01(火)19:03:40
此れ程に惰眠を貪り、怠惰に過ごすのは何時振りだろうか。
俺はお前の腕の中。
お前を腕の中に、抱き込みながら。
…心地が好くて堪らん。
書き記しておきたい事項は数多なれど、任務に追われ最近は思う様に其れも叶わん。
其れに此奴と過ごす時間を当然ながら最優先するから書き込む頻度も以前に増して疎らになって来ているが、俺と此奴が出逢った此の場所も、此処で得る事の出来た幾つかの繋がりも、変わらず大切なものだ。
今後も温かく見守って欲しい。
此れからも世話になる。
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153 :
ウルキオラ・シファー
2013/01/15(火)19:24:24
暗闇の許でヒトは兎角弱気になり易く、弱音を吐く傾向にある様だ。
其れで良い。
闇夜の帳が其の為に、お前を覆い隠しているのだから。
夜が明ける迄、闇が引く迄。
誰も彼も、弱く在って良い。
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154 :
ウルキオラ・シファー
2013/01/24(木)23:36:44
其れはヒトの手に依る紛い物に過ぎなかったが。
酷似した情景を、俺の眼は確かに記憶している。
鏡面の様な凪の水面と、満天の星明かりが散る天蓋。
天だけではなく水面も、海中にも、無数の青白い光が散っていた。
魚の群れが、海亀が、数多の命の形が其の儘光の筋となって流れていく。
己の頭上も足元も、視界の全てが星空になった夜。
> 夜光虫の海
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