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┗2746.Oscuridad(66-70/174)
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66 :
ウルキオラ・シファー
2011/01/30（日）21:24:25
海を支配しているのは女だというのは以前より聞いていたが、
地下深くより滾る焔を司るのも、真紅に燃える女神だと聞いた。
気紛れで気性激しく、また気紛れ故に破滅と豊穣とを齎らす処も女は共通している様だ。
何に機嫌を損ねたのかは知らんが。
天翔る者の一員として、上空を過ぎる時には稲光の一つでも送ってやろう。
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67 :
ウルキオラ・シファー
2011/02/05（土）05:24:22
──…お前は何時も温かい。
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68 :
ウルキオラ・シファー
2011/02/11（金）22:36:58
寝返りを打つ度に、
手首に嵌まる銀の輪が
凛と月光を反射する。
刃に似ている。
微睡み、朧な意識の中で
そんな事を考える。
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69 :
ウルキオラ・シファー
2011/02/13（日）17:15:56
目通り叶えたいならば、
最低でも獣の鮮血を。
お前の願いとやらを聴こう。
無論、只でという訳では無い。
──…契約書にお前の名を。
卓上に広げる羊皮紙は、
黒い炎を常に纏う。
署名は指先で、直に赤を。
其の様に躊躇し、
怯えに貌を歪める者も数多だ。
此の儘立ち去るも自由。
但し、来訪は許めた。
其の逆は許可していないがな。
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幾多の取引を持ち掛けたのは、
遥か先の事。
唯一人しか要らん。
唯一人しか、欲しくない。
贄として喰らうつもりだった獣の王は、
俺の内側に在る形持たぬ何かさえも、其奴のものとした。
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70 :
ウルキオラ・シファー
2011/02/13（日）17:16:16
洋菓子よりも甘美、
酒精よりも酔い痴れる。
(2/15 22:56)
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