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┗2979.Hello, my world.(51-55/59)
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51 :
小島水色
2012/10/15(月)14:08:56
>飲み込めば、橙。
秋の空が好き。
教室の窓から眺める校庭の木々が、もうすっかり秋色で嬉しくなる。
冬のようにキンと凍てつく程では無いけど、朝夕の涼しく澄んだ空気に身体の中まで綺麗になるような気がする、って言ったら
「ロマンチストだな」
…って一護に笑われちゃった。
そうかもね。
案外僕はロマンチストなのかもしれない。
秋が好きな理由のもう一つが、
「君が纏う色の季節だから」
なんて言ったら…
君は、面食らった後眉間にこれでもかってくらい皺を寄せて、恥ずかしそうに笑うんだろうね。
>君の纏う橙が、好き。
(温かくて、優しくて、変化していく色)
(僕の嫌いな“水色”と正反対)
嫌だな、一護。
別にからかってるわけじゃないよ。
…え、結局何が言いたいんだって?
そうだね…
>詰まるところ、僕は君が大好きって事。
(やっぱりロマンチスト、なのかな)
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52 :
小島水色
2012/10/18(木)15:06:20
>体温を奪う、秋雨に煙る世界
>線路沿いに並ぶ彼岸花
>その、雨に濡れ変色した赤
昨日から続く久方振りの長雨に溜息も漏れるというもの。
台風の影響、だなんてニュースのお天気お姉さんが言っていた気がするけど。
随分と涼しくなったよね。少し肌寒いくらい。
ほんの一ヶ月ちょっと前の猛暑なんて、綺麗さっぱり忘れてしまったみたいだ。
>冬服仕様の制服は少しだけ重く
秋は人肌恋しい季節。
ふとした瞬間に感じる寂寥感に、僕の心が悲鳴を上げるその、前に。
逢いに来てくれるでしょう?
(何だか悔しいから、寂しいなんて言ってやらないけど)
>10月。それは人恋月。
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53 :
小島水色
2012/10/20(土)01:04:23
>世界を貫くベクトル
僕の行く手を遮る壁、その名は“現実”
(それが何であるのか、大人達は皆口を噤む)
(知らないのか、知りたくないのか、本質は不透明なまま)
(正体不明の、それ)
>唯一解るのは、それが苦味と痛みを伴うという事だけ。
さあ…現実の壁、理性の頂よ。
君が霞む程遠く高い空まで飛べば、その壁を越えられるだろうか。
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54 :
小島水色
2012/10/22(月)00:46:20
>虚言の坩堝。
天の邪鬼な僕の、可愛い虚言癖。
(寂しくなんてない)
(悲しくなんてない)
(辛くなんてない)
静かな、こんな夜は。
貴方の声が聞きたい、なんて…口に出して言ってみても叶わないと解ってる。
(物分かりが良い、そんなフリ)
>真の嘘吐きは、一つの嘘を信じ込ませる為に百の真実を語る。
(寂しい)
(悲しい)
(辛い)
>(僕は貴方を愛してなんか、いない)
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55 :
小島水色
2012/10/25(木)10:41:00
>眩む、熱。
(啄み合うだけ、触れ合う為だけの唇だった筈なのに。)
ふいに、重ねた唇の熱と感触にゆらり、心が揺れる。
>貴方にとって僕は
>僕にとって貴方は
素知らぬ顔で愛を使い捨てるのが僕だった筈、なのに。
>貴方が欲しいと心臓が軋む
>貴方に触れたいと指先がさまよう
噛み合わない感情に、この熱だけが“愛”は嘘じゃ無いと伝える。
(「素直になれよ」…だなんて)
(それが一番難しいんだって、一護、君…知らないでしょ?)
>好き。嫌い。…好き。
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