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┗2983.Sofa.(75-79/99)

|||1-||||リロ
75 :阿近
2013/07/15(月)23:56:45


俺にとって無くてはならない日。

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76 :阿近
2013/09/10(火)15:53:16

いつからか、当たり前と、怠惰な感情を抱くようになった。

甘えを口にする、それすらも虚偽。
嘘と偽りで自分を覆って、守って、いったい何がしたいのだと、

地面を見つめる日々。
(空を仰ぐことすら怖くて。)



ただ、単純に一人の存在に焦がれた。
ただ一人、俺の中で唯一誇れる、

「愛した人がいる。」

事実がある。
抱きしめたいと感触を思い出す。
目を閉じて、俺の名を呼ぶ声を繰り返す。
生きている、と感じさせてくれる、笑顔。
俺の全て。


>らしくない。


だからどうした。
俺のことは俺が決める。

愛しい人がいる。

その事実が俺を支えている。
離れている時間、追ってくる事情。
焦がれて、焦がれて…

誰でもなく、ただ一人の存在がこの腕の中に欲しくて。
唇の嘘を落として、重ねた偽りを剥いで。
俺の真実を抱きしめたくて。


「おかえり」


その一言が聞きたくて。

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77 :阿近
2013/09/30(月)12:37:54

呼ばれる幸せを知ってるか?


お前が謝る理由-・・・、
俺にはまだ見つけることが出来ていない。

教えてくれるか?

お前が泣きそうな顔をする時、
お前が偽りの笑顔を浮かべる時、

俺はどうしたらいい?

お前の望むものだけを与えられたらいい。

そんな都合のいいことを考える。
与えられているのは俺の方だ。
返すことの叶わない量の幸せを、いや量なんてもんじゃねぇ、全てを貰った。
俺にはそれに見合うだけの価値を見せられているのだろうか。
愛してると、言葉に単純に、この想いを口にすればそれでいいのか。
大切なんだと。息が出来ぬほどに抱きしめて、この想いを伝えたらいいのか。

問うことすら、お前にとって、疑いに見えてしまわぬかと気に掛ける。

臆病で、手放すことに恐怖して、愛し方が分からない。

俺を知って、俺に関わって、後悔しか残らなかった時の恐怖を味わいたくない。


なんて臆病者。


大人を演じていたい、お前の前では。

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78 :阿近
2013/10/10(木)17:21:05


休める時間ができると、いつも同じことを考える。

コーヒーを飲むのはその湯気が全く確認できない頃。

一服するのは決まって忙しい時。

寝たいという欲求は忘れた。

人として、いや生き物として、どこか欠落してきたと自覚はしている。

だが、幸せの意味と作り方を教えてもらった。

それで十分だろう。

生きている定義、それはお前が教えてくれたこと全て。

一冊の本にして、丁寧に丁寧に、一冊の本にして。

俺だけが知る場所に隠しておく。

そっと、書き足して、そっと隠して。

俺の幸せの定義を書き溜めて、少しずつ古くなっていく。

インクの分だけ重くなって、いつか抱えるのにも不自由するかもしれない。




休める時間ができると、いつも同じことを考える。

次は何を書こうか。



一番最初のページには大切なこと、
次のページには大切なことその二、
次の次のページには俺のこと、
次の次の次のページにはくだらない、だが素敵な時間のこと、


ずっと同じように時を重ねて、毎日違うお前を好きになって、

一緒に泣いて、笑って、ときどき喧嘩なんかしてみて、
またお前が泣いて、俺が甘やかして、
お前が笑う顔が見たくて、


毎日毎日、俺の幸せが形になっていく。


完成はできないだろう、そのことが惜しくて惜しくて。


俺が自分を自覚できなくなるその日がきても、お前だけは。






時間ができると、いつも同じことを考える。

真っ先に帰って、抱きしめたい。

本を書くのはその後でいい。

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79 :阿近
2013/10/11(金)16:29:58


夢を見た。

でっけぇ花びらが落ちてくる、夢?

俺が小さくなったのかと辺りを見渡すも、それなりの大きさの果実の木が立っていた。

異常なデカさの花びらは淡く桃色を帯びていた。

何枚も何枚も落ちてくる。

俺は慌てることなく、じっと同じ場所に立っていた。

ふと上を見上げてみれば、曇り空が広がる。

雨が降りそうで、しっとりと濡れたような空気。


“嗚呼、降ってくる…”


雨を避けようと瞼を下ろした時、

声がした気がした。

慌てて目を開けれるも降ってくる花びらは消え、

俺への仕打ちは酷かった。


“………”


一瞬で重たくなる着衣。
ただその場に立っていることすら危うい。

不思議なことに恐怖はない、
だが膝が隠れるほど雨が襲う。



しばらくして、俺は視界で揺れる大きな花びらに乗った。

花びらの上から見た光景は、ただひたすら続く海だった。

雨は相変わらずで、止みそうにない。

こんな酷い天気なのに、呼吸音さえかき消されるのに、



聞こえる、誰かの泣いている声が。



目を覚ました時、俺の枕元の小さな点滅を見る。







声が聞こえた気がした。

(確かに聞こえたんだ。)

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|||1-||||リロ

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