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┗2984.流離う欲情(4-8/43)
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4 :
浦原喜助
2011/09/20（火）21:16:25
雨
店先を照らす稲光。
鼓膜を揺らす雷鳴。
強い光は秋を連れて
夏は雨水に流される、
空が勝手に騒いでくれる
こんな夜は酒が進む
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5 :
浦原喜助
2011/09/25（日）01:19:36
秋の匂いが日増しに強く。
また一時の涼しさかと思いましたが、
着実にこちらへと廻って来た、季節。
何はともあれ歯車は回っているものだと感心。
早足で迫ってくる冷たさに、困るのは衣替え。
まさかこんなに急に冷え込むなんて思いもよりませんでしたからねぇ…
さて何を引っ張り出そうか
何を無理やり押し込めようか。
羽毛布団も一度干したいですし、毛布だって洗いたい。
お前はいつも同じ衣装だろ、だなんて…禁句ッスよン。
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6 :
浦原喜助
2011/09/27（火）19:32:02
行きたくないと嘆く暑さは
もう既に後ろ姿
泣き泣き歩く冬風の上
見えている、視線の先は一年後
また逢おう、青臭さと青春
また逢おう、泥臭さと泥炭
グッバイサマー
しばらくはご機嫌よう。
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7 :
浦原喜助
2011/10/08（土）13:36:12
延々と とまどう羽虫
僕の中 思考を巣食う
蛍光灯 青く照らせば
光へと 薄羽またたく
星一つ、落として欲しい、右胸に
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8 :
浦原喜助
2011/10/10（月）00:18:10
喧噪とおく 街の夜
灯る鬼火は 僕の友
百鬼夜行よ 閑散路
逃げ道探す 赤子鬼
輪廻の輪、壊して廻る、女郎蜘蛛
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