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┗3067.一度だけの。(27-31/85)
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27 :
ウルキオラ・シファー
2012/03/12(月)18:10:50
>天使と悪魔
ゆらゆらと揺れた指先が掴んだ空気。手のひらから零れ落ちたものの、行方は知らない。
天使の棲処は一体何処だ。
悪魔の棲処は一体何処だ。
天高く昇る太陽。
闇夜を照らす満月。
全てが重なるその瞬間、世界は色を失うのか。
世界が色付くその瞬間に、この足はどこにある。
色褪せた世界での呼吸の仕方は、とうの昔に忘れてしまった。
箱に閉じ込め鍵をかけ、誰にも悟られぬよう海へ流すのだ。
(全ては忘却の彼方)
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28 :
ウルキオラ・シファー
2012/03/13(火)19:59:43
>欲の棲処
この手が求めるものは何か。
この目が求めるものは何か。
この足が求めるものは何か。
この腕が求めるものは何か。
この唇が求めるものは何か。
この心が求めるものは何か。
この身体が求めるものは何か。
問いかける声は波のように繰り返し繰り返し訪れ、少しずつ少しずつ、周囲を削り取っていく。
少しずつ、侵食していく欲望が、蝕んでいく。
(それはこの身の中、朽ちることはない)
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29 :
井上織姫
2012/03/14(水)18:31:54
>儚く散り逝く
季節外れの雪が舞った。一瞬で真っ白になった視界。
そっと手のひらを差し出す。
舞い落ちた小雪は、手のひらの温度に触れて、瞬く間に溶けて消えた。
ほんの一瞬で、消えた。
はらはらはらり、舞い散る雪のように。
温度に触れて、溶けて、最後の一滴まで貴方と溶け合うことができたのならば、どんなにか幸せでしょうか。
儚い願いと知りつつも、こうして願い、想いを馳せることだけは許してください。
いつの日にかは消えてしまうのならば、今はまだ、あたためていたいから。
(それはまるで貴方の影のように、この想いのように)
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30 :
井上織姫
2012/03/15(木)18:49:06
>ゆらゆら揺れる、世界の中心
何か頭がふらふらするなーと思って体温を計っていたら自分でびっくり。こんなに高かったなんて。
そりゃあ視界がぐるぐる回る訳ですな。
自力でなんとか帰宅して風邪薬飲んで、ベッドへ。頭の中でお寺の和尚さんが何度も鐘を鳴らしてるみたい。
こんなに頭がグワングワンするのはいつぶりだろう。
こうやって言葉を残す気持ちの元気はあるんだけどなぁ…身体の元気がないよ。
おでこに貼ったシート、そろそろ貼り変えなくちゃ。
(ぐるぐる廻る世界)
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31 :
ウルキオラ・シファー
2012/03/16(金)14:59:27
>沈黙の底に
こんなに長時間眠ったのはいつぶりだったか。
眠り過ぎたせいか、身体のあちこちが痛む。
すっと身体を起こせないのは、普段より高い体温のせいだろうか。
コップに汲んだ水を一気に飲み干す。冷えたそれが喉を通り、身体の中心を落下していく感覚がやけに心地良かった。
肌に張り付く髪や服が、この上なく不快だ。
(ストンと、と沈む)
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