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┗3128.左利きの花道(44-48/118)

|||1-||||リロ
44 :四楓院夜一
2012/09/24(月)18:47:12

青臭い。

お主の弁明は実に青臭いものよのう。
目の前に好物を置かれて、どうぞ召し上がれと言われてるのにも関わらず彼だ是だと理由をつけて箸を一匙もつけぬとは。

実に青臭い。

武士は食わねど高楊枝を気取ってるつもりならば鼻で笑うてやるわ。
目の前に置かれた好物を見る眼の色が常とは違うくせに、今すぐにでも食いたげな面構えをしておるくせに手をつけぬとは。
全く――何時か高楊枝よりも武士も食わねば死んでゆくって言葉を耳元で囁いてやろう。
どんなをするのか見物じゃの。


だが安心せい。儂とて天邪鬼じゃが真の鬼ではない。
空腹で霊力が尽きる前に一匙―――味見ぐらいはさせてやらんでもないぞ。お主に逝かれてはつまらんからのう。


さて暑さ寒さも彼岸までとはよく言うたものよ。お気に入りの座布団を風通しの良かった茶箪笥から別の場所へ移動させねばなるまい。
これからの季節、暖かい場所となると矢張り人が眠る布団じゃな。
それも体温が高い者が良い。寝相が良ければ尚更。何故かって?そりゃあ儂がバンバン寝返りを打つからに決まっておろう(笑)


今宵より座布団を移動する故、潜り込まれた者は光栄に思え。


嗚呼そうそう。
>この時期は換毛期じゃ。猫の毛まみれにされても文句は言うなよ。

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45 :阿散井恋次
2012/10/01(月)18:58:01

>十月一日

出会いは九月三日。
手に手を取って何処に行くにも一緒だった。
献身的に大柄な俺を支えてくれる。
俺が一歩踏み出すと後添えで重心を支えてくれる。
俺が一歩踏み出そうとすると先に一歩前に進んで倒れ込みそうな身体を受け止めてくれる。

一日二日。三日四日と蜜月な時間を共に過ごして行くも
十日十一日と日が経つ事に寄り添う時間は少なくなり、十五日を過ぎた頃から俺は見向きもしなくなった。
何も言わずひっそりと佇み、出会った頃と何ら変わらず俺を気遣うその姿に気を止める事もなく

九月二十七日に俺達は別れた。

今まで有難う。傍に居てくれなければ一人で歩くことも出来なかった。
此れからは新しい奴の力になってくれ。お前を必要としている奴等は沢山いる。
俺はお前が寄り添う数多な者達の、その内一人な男にしか過ぎなかったけど…有難う、有難う。


そして秋の空天高い十月一日。
誰が想像してただろうか。別れてから僅か数日で再び出会う事になろうとは。

今日からまた宜しくな、――――松葉杖。

夜中布団に入って少しした頃、膝からピチって嫌な音が聞えたとおもったら何でか前より悪化してやんのっ。

急遽職務を休んで四番隊に駆け込んだら卯ノ花隊長に思いっきり呆れた顔されましたとさ。…ハァ。

======================
>十月五日
此処何年か毎年夏になるたび、今年こそは今年こそは意気込むものの結局職務任務に追われて出来ない事がある。
>冷やしシャンプー始めました。
…今年ものぼりは他々で見掛けるものの挑戦できずに秋が来ちまった。
畜生っ、来年こそはっ!

檜佐木さん曰く。秋で風が心地よくなってきたから久々に馬に乗りに行きたいんだとさ。バイクって鉄馬じゃなくて生きてる生馬。
馬鹿ッスねえ。アンタその足で乗れる訳が無いでしょ。

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46 :檜佐木修兵
2012/10/11(木)16:30:53

あ゛ー……。地味に凹む。
自分が悪いのは解かってる。と言うより自分の落ち度しか無い。
落ち度、失態、間抜け、うっかり者。呼び方は多々も在り言葉を思い付く度、微妙な溜息が洩れてしまう。


先の週末。二万五千環を現金自動預け払い機を引き落とし……その肝心な現金を受け取るのを忘れちまった。


気付いたのは引き落とし一時間後。
自動預け払い機に戻りたくても距離が離れてるので確認しに行けないのがまた口惜しい。

ハァ、やっぱ地味に痛え。
取り合えずその件が微妙に尾を引いて仕事以外なにもする気が起きなかったが……取り合えず日誌に吐き出したから少しは気が晴れた。と思い込んでおこう。

よし。

>まずは気を入れ替えて溜まった蝶の返信に手を付けてみようか。

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47 :阿散井恋次
2012/10/25(木)09:00:24

どうやって?

一体全体

どうすりゃいいんだ。


>松葉杖『と』きゃっきゃうふふ


……どう遊べって言うんだよっ!?


あっちの橙糸の先輩からの無理難題を、こっちの飲兵衛な先輩が俺に押し付けてきやがった。

阿呆かアンタ等ッ(笑)
つう事で場所確保で後編集。

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48 :狛村左陣
2012/10/25(木)19:22:10

>語呂の関係上、タイトルのみ一人称変更。

>『某は犬、ではない。』
>出演は瀞霊廷在住の七番隊隊長・狛村左陣さんです。

儂は―――
>あー、わんわんだ!。あのねあのねけんちゃん見なかった?
更木を? さて此処に来るまでの間、姿を見ておらぬし霊圧も感じなかったが。どうした。更木とはぐれてしまったのか。
>違うよー。けんちゃんが迷子になっちったんだもん。あたしは右にいって左に行ってってちゃんと言ったのに、けんちゃんが方向音痴なのに勝手にどっか行っちゃったんだもん!ねえねえ。わんわんならけんちゃんの匂いとかわからない?
ふむ…。済まぬが霊圧を感じぬ以上匂いまでは…。そして儂はわんわんでは無く――狼――なのだが。
>そっかー。わかった!つるりんやゆみちーと一緒に探してみる!
無事早々に見付かると良いな。斑目や綾瀬川はともかく草鹿は暗くなる前に隊舎へ戻るのだぞ。
>うん!ありがとうわんわん。まったねー!

…最後までわんわん、か。
ふむ。儂は犬では無く

尸魂界にて自我を、即ち息吹いた時より儂は狼で在る。


某月某日(晴れ)

>失礼しやす。射場鉄左衛門入りま―――こりゃ身嗜みの途中失礼しました。狛村隊長、何処か出向かれるのですかの?
ふむ、特別出廷の予定は無いのだが身嗜み程度は普段から心掛けておかねばならぬ。まして最近は毛の生え変わりの時季でも在るので手入れせねば他者の死覇装を汚してしまうからな。
>嗚呼。換毛ッ しし、失礼しやした!!……そ、それにしても隊長の櫛は変わった形をしてますのう。鉤状と言うか…。
此れは檜佐木より貰った特注品でな。何でも現世に出向いた折、何でも井上織姫に良い店を教えて貰ったとかで。瀞霊廷では滅多に見掛けぬ形状だが実に使い易い。
この櫛は儂の気に入ってる物の一つである。

>……因みにつかぬこと伺いますが、そりゃ一体どんな店で?
よく知らぬ。が、確か…なんとかのコジ――
>それはもしかしてペッ(自主規制)…お…おどれ檜佐木ッ、狛村隊長になんちゅうもんを土産渡しとんのじゃ!!!


某月某日(雨)

十二番隊の天気予報では雲は厚いながらも降りだしはしないと申しておったが矢張り天候を完全に読みきる事は難しいという事か。いやいやすっかり降られてしまったな、五郎よ。
>くぅーん
久々の休日、ゆっくり散歩が出来るかと思っていたがこれでは仕方ない。儂はともかく五郎までびしょぬれで帰ったら鉄左衛門にまた心配を掛けてしまうからな。とは言え念の為傘を持参しておいたからそうは濡れぬと思うが…。
>ぅわんっ。わんわん!
これ雨の中をそう走り回ってはならぬ。……ふむ結局傘一本では五郎が濡れてしまうか。ならば仕方無い、五郎。此方へ来るがよい。死覇装の襟を緩めるので胸元に納まっておれ。ハハ、窮屈かと思うが暫しの辛抱してもらうぞ。
こうすれば傘一本でも双方濡れずに済む。

五郎を思いっきり走らせて遣りたいが、偶にはかのような雨音を聞きながら傘を差してのんびり歩くのも悪くはない。
>わんっ!!

櫛も気に入っているが矢張り五郎と共に散策する時間が日々の疲れを癒してくれる、何より一番気に入ってる事よ。

……五郎。お主も随分と毛が抜けておるな。帰ったら櫛で梳いてやろう。
>くふーん。


某月某日(昼食時。大衆食堂にて)

>御同席しても宜しいでしょうか、狛村隊長。
卯ノ花隊長。勿論構いませんとも。が、珍しいですな。貴公がかのような場所に参られるとは。
>あら私だって様々に場所に赴いたりするのですよ。すみません、日替わり定食を一つお願いします。――なんて本当は狛村隊長に用事が在って参りましたの。先日の定期健診が出ました。
う、うむう…。わざわざ昼食時に探すとは。検査の結果に何か問題でも在ったのであろうか?
>いいえ。結果は良好。模範にしたいぐらいの健康なお体でした。ですが……狛村隊長、やはりお肉ばかりを召し上がってるのですね。
む?…ふむ、父の教えでな。我等は狼ゆえ肉しか食わぬ。
>お野菜は召し上がらないのですか?例えば人参とか。
…あ、いや。人参は一切口にはせぬ。平たく言えば苦手と言うか肉食獣はかのような食材を食わなくとも
>人参はお嫌いですか?
好き嫌いの概念ではなく、父の教えで肉しか――
>狛村隊長。に・ん・じ・ん・は――
(以降無限ループ)


む、むう……あの慈愛に満ちながらも重く押し込めた霊圧を感じさせながら微笑む卯ノ花隊長の笑顔だけは儂が武骨者の類に入る所為かどうにも聊か苦手な部類に…
>あら狛村隊長、何かいま仰いまして?
な、何もっ。(狼耳ぴょこぴょこ)



次項へ続く。

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