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┗3204.繭綿(171-175/200)
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171 :
ノイトラ・ジルガ
2016/05/16（月）15:29:17
祈れよ、俺が赦す。
──────────
雨粒が鉛だってンなら当たりに往きてェ。
──────────
懐かしい帳面が上がる、夢を視た。
接点があった訳じゃ無えが眼で喰った文字と抱いた羨望、憧憬は意識の底に睡ッてるらしい。
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172 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/16（月）15:29:37
世界は何色に視える物？
認識する為の感覚が麻痺して往くんだ。
覚束無い足許を進み続けなければならない恐怖。
何時崩れるかも解らない脆さの上で息衝いて生かなければいけない憂虞。
鏤められた極彩色の名残が明滅する。
なァ、世界は何色？
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173 :
ノイトラ・ジルガ
2016/05/18（水）21:35:20
絶望が大口開けて深淵の底から手招いてる。
──────────
闇を飼った。
──────────
『イキモノ』ッてのは全部矛盾で生きてる様なモンだ。
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174 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/18（水）21:35:50
壊れた物を直す『術』は何時になったら完成する？
往者に対して戻れなんて大層な事を頼んでる訳じゃあ無い。
物さえ直れば其れで佳いんだ。
彼の男なら、或いは――。
──────────
不可視の力に左右される辺り、彼の男も『らしさ』を捨て切れては居ないらしい。
──────────
噫――、間に合うだろうか。
一冊借りた目的を思うと執着は棄てられない。
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175 :
ザエルアポロ・グランツ
2016/05/19（木）00:16:46
君と僕の生きる世界は悉く違うのだろうね。
『ヒト』なんて何かを犠牲にしなければ生きられないのだから矛盾は有って然る可き物だ。
君の世界に触れられない僕が何かを謂う権利は無いが、矛盾を抱く者ほど鮮やかな言葉を紡げるのだ、と思う。
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