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┗611.夢のうつつの(21-25/66)
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21 :
阿近
2007/04/19(木)01:05:43
削除。
何時から自分の内で処理も出来なくなった?
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22 :
阿近
2007/04/21(土)13:48:46
酷ぇ悪夢を見た。
久し振りに局を出て、自室で眠った明け方。
か細い声が聞こえた気がして目が覚めて
何気無く縁側に続く障子を開けると
陽光燦然と輝く狭い庭
一面にひしめく
猫。猫猫。猫猫猫。
猫猫猫猫猫猫猫猫。
…別に、猫が嫌いな訳じゃねぇ。
何事にも限度があるって話だ。
自分の部屋で寝たって良いこともねぇな。
慣れた研究室が一番だ。
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23 :
阿近
2007/05/29(火)12:32:54
日差しは、じりじり照っているってのに
空気は凍えそうに冷えて乾いていて
足許のひび割れた地面に
根本からもげて干涸らびた鳥の翼が
片方だけ。
何だか『むごい』気がして
取り敢えず見なかった振りで目を伏せておく。
暗転。
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24 :
阿近
2007/06/26(火)12:34:48
深夜。
天には繊月。
強かに酔って局へ戻る途中
道の傍らの低い塀から、足元に降ってきたものが
一つ、二つ。
よくよく見てみればそれはまだ掌に乗る程度の小汚ぇ子猫で
二匹、一塊になって俺を見詰めて
怯えた身の硬さで震えている。
横から視線を感じて振り向けば
痩せたトラの母猫が一匹。
先に行かせた我が子の前に現れた青白い人間が小さい毛の塊に害を加えやしねぇかと
警戒し
威嚇して
瞳孔の肥大した瞳を一杯に見開いている。
たがが春のサカりの産物に何をそんなに執着するのか
剥き出しにされた母性と闘争の本能に何故だか苛付いて
一人で毒吐く。
だっておまえら来年にはまた同じような子を何匹も何匹も孕んで産み落とすくせに。
泥酔状態のまま、頭痛と喉の渇きで覚醒。
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25 :
阿近
2007/08/02(木)00:17:55
研究室の籠の中に居る小せぇモンは、
夏の暑さに堪えられずに簡単に動かなくなる。
纏めて袋に突っ込んで廃棄しようとすると
酷い扱いだと誰かが批難した。
桐の柩にでも入れろと言うのか
(そんなのすぐ臭って来るじゃねぇか、と思う)
それとも袋が透けて中身が見えるのが惨いと言うのか。
普通に考えてゴミ袋は半透明だろ。
とか、俺はそんなことを言って誤魔化した。
寒気がして、覚醒。
精製し過ぎたドライアイスの煙が、冷凍室から漏れている。
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