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┗1597.Air(11-15/24)
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15 :
美風藍(うたの☆プリンスさまっ♪)
2020/04/22(水) 12:19
20/01/29/04:11
静かに、けれど耳から離れない程度には大きく
時を刻む秒針の音色のように
ボクの心を騒ぎ立てるざわめき
深呼吸をして、冷たい空気を取り込んだなら
ゆっくりと眸を閉じる。
小さく蒼く揺れる炎に取り込まれてしまわないように
心の奥底に揺蕩う水面を見つめ直そう。
幼虫は蝶になるために体を守る繭に籠る
自らその繭を蹴破ったなら
温かな蜜もちくり突き刺さる棘も
冷たい雨も穏やかに注ぐ陽の光も
全てをその身に受けて
例え不格好でも、大空へと飛び立つことを信じて
精一杯もがくんだ。
ボクはボクで在り続けるよ。
ゆっくり、共に在りたいと願いながら。
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14 :
美風藍(うたの☆プリンスさまっ♪)
2020/04/22(水) 12:19
19/12/04/17:31
目を閉じると映る情景に恋焦がれて
揺蕩う水面から覗き込んだ奥底に沈む影へと手を伸ばす
温かさを帯びた其れは、酷く愛おしくて、これ以上無いほどに美しい
強かで儚い其の存在を抱き締めて、そっと飲み込んだ
──……嗚呼、これでもう、君とボクはどこまでも、ひとつ。
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13 :
寿嶺二(うたの☆プリンスさまっ♪)
2020/04/22(水) 12:18
稀に、どうしようも無いほどに子供じみた自分と向き合うことがある。
どうしてそんなふうに考えてしまうのか、自分でも理解ができない。
そんな自分の子供じみた所が酷く醜く映って、鍵を掛けて閉じ込めてしまいたくなる。
どうしたらこういう考えをしなくなるんだろう、…だなんて、考えても無駄なことばかり。だって、ぼくはぼくだから。
久し振りに口にしたブラックは、ほろ苦さが今のぼくに似ていた。
見上げればそこに見えるのは、真っ青な空と揺蕩う白。少し風が強いのかな…流れが早い気がする。……季節の感じ方も、これまでのそれとは少し変わっているのかもしれない。
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12 :
美風藍(うたの☆プリンスさまっ♪)
2020/04/22(水) 12:17
脆くも儚くて尊い現世の、稀に見え隠れする鋭利な刃物
切っ尖を躱した筈のその一撃は、思わぬ形で突き刺さる
傷付く事を恐れた幼虫は、己を護る為に柔核に閉じ籠り
柔核は次第に繭になり、其れでも幼虫は繭の中で、暖かな光を求める
その陽だまりのような感覚に恋焦がれ、繭を破って出た先の冷たい空気に何度も、何度も体を傷めながら。業火に貫かれるような痛みを感じながら。
傷付いた体を繭の中で癒して、何度も繭との往復を重ねるうちに
その傷みや痛みにすら鈍感になった幼虫は、美しい蝶になることを夢見ながら、次第に繭の中に閉じ籠る。
──…ある日、繭ごと温かく包み込まれて、その糸をゆっくりと解して…傷みも痛みも分かち合って、幼虫の意図を糸に変えて、震えるその身体に見合う衣装を紡ぎ出してくれる…そんな大切な番に出会うことなど、思いもせずに。
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11 :
寿嶺二(うたの☆プリンスさまっ♪)
2020/04/22(水) 12:16
真っ直ぐなぼくを、見てと願うのも本音で……それなのに乱雑に包み隠して、醜い部分をひた隠しにしたいと願うぼくも本当で。
ぼくの本意は、ぼく自身も掴めないことも多々あるんだ。
明け方の、ゆっくりと明るさを帯びていく空を眺めながら考えるのは、君のこと。幸せな夢をと願う君の心を、少しでも癒したいと願うのに…酷く我儘で稚拙なぼくが顔を出す。
──…ぼくのためだけの、君の時間が少しだけ、欲しい。
此処でなら真っ直ぐな言葉を紡げるのに、状況や感情、色んな物事が相混じり合って…飲み込もうとする。ぼくの悪い癖だ。上手に嚥下も出来ないくせに。
幼稚すぎて、呆れられたりしないかな。
もう少し、「ぼく」を見て欲しかっただけ、なんて…そんな言葉も真っ直ぐに口に出来ないぼくを、いっそ深海の奥底に括り付けて欲しい。酸素も毒素も、栄養も…君からもらうから。
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