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┗240.【保存】You knows how to captivate me.(104-108/158)

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108 :Shu Itsuki(e/n/s/t/!!)
2021/04/15(木) 13:38


僕の審美眼を疑う愚か者について、世界に語って聞かせよう。


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107 :Shu Itsuki(e/n/s/t/!!)
2021/04/13(火) 17:59


影片。
人間の口は縫い閉じることはできないのだから、言葉を選びたまえ。
嗚呼、美しい人間は散り踊る花弁のように美しい言葉だけ……
尊き言葉だけを口にすると思っていたのに。
どうして君の神託は〘そう〙なのかね……。
育てた人間の顔を見てみたいものなのだよ。
……僕か。


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106 :シュウ・イツキ
2021/04/01(木) 20:24



君への資料


まったく馬鹿げた話だね。
歴史は勝者が記述する。だからこそ……僕はこうして、君に宛てるものとして言葉を連ねているのだけど。
そう、ひとつ例を挙げよう。〘癲癇〙の正体が解き明かされていなかった遥か遠い時代には……それが〘神からの罰によって引き起こされるもの〙だと思われていた時代には、それ故に敗者の氏は〘癇癪持ちである〙と、でたらめに書き立てられたのだよ。
敗者は悪で、悪であるから神罰が下っていたのだと知らしめるために。
世が世ならば僕も〘大いなる癇癪持ち〙と書かれていただろうね。
それは事実だと?その正否はどうでも良い。
ともあれ、これならば君が棄却しない限り誰の目にも触れないだろう。
そんな小細工を考えさせられること自体が煩わしいが。
だいたい……僕はアイドルに、芸術家になったつもりはあれど、文官になったつもりはないのだけど。
しかしまぁ、新しい時代には新しい文化芸術が必要だ。
この立場でなければそれを編み出すことが難しいというのであれば僕は何にでもなってやろう。
時代が変われば評価をされる芸術も変わる。あれほど高い評価を得ていた雅楽がただの不協和音となり果てるように。
新たなる芸術を創造するのは僕らだ。
僕がその手を汚させはしない。
宇宙に馳せる祈りはただひとつ。君には、君にだけは……血腥い世を見せずに美しいものだけを与え続けたい。
僕が、どう生きることになったとしても。
……汚れた手で君へ触れることは何かの罪になるのだろうかね。君の何かを、変えてしまうだろうか。
そうと分かっていても君へ触れないという選択肢はないのだけど。
窮屈なことばかりのこの宇宙でも、愛するということは自由だ。
もしも戦いのすべてが終わりし日にこの命があれば、同じ光を見よう、カゲヒラ。





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105 :Shu Itsuki(e/n/s/t/!!)
2021/03/25(木) 01:09


日課のように影片から掛かってくる電話。
その日にあった取り留めのない話をする時間。
#「あんなぁ、欲しいもんがあるんやけど……。」
「べつに僕の許可を得る必要はないよ。
自由に、君の感性で選んで購入すれば良い。」
#「ほんまに?ほんなら早速買って送
「待て。どうしてそういう話になるのだね。」
#「えっ。買うてえぇって今言うたやん。」
「……君のものを買うのだよね?」
#「おん!お師さんに似合いそうなもんがあってな〜
#あっせや!お写真送るで!ぽち〜。」
「……まぁ、悪くはないね。
しかしね、君のものを僕に似合うかで買うのはどうかと思うのだよ。」
#「でもお師さんにめちゃくちゃ似合う……あげたい……。」
「矢張り君のものじゃないのだね?
この前もそう言ってプレゼントしてくれただろう。
何もない日にそうプレゼントばかり貰えない。」
#「でも今買わな誰かに買われてまうかも……!」
「そのときはそのときだよ。きっと似合うひとが買っていく。」
#「お師さん以上に似合うひとなんておらん〜!」
「駄々をこねない。届いても受け取らないからね。」
まぁ……まぁね、愛すべきひとを自分の手で、
自分のセンスで飾り立てたいという気持ちは分からなくもないのだよ。
かつての僕もそうだったからね。
まったくもう……似なくて良いところばかり似るのだから。


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104 :初春舞う辰
2021/03/22(月) 00:33

ひとの、人間の命は儚い。
彼が彼でなくなったのなら僕との日々の記憶さえも天に還るだろう。
彼が、君が……世から居なくなっても。
僕の一生からすれば君と過ごす刻はほんの一瞬に過ぎないけれど。
その短い一瞬の輝きのために、すべてを捨てる選択をしたことを悔いなどしないよ。
この手に何も掴めなくなっても、君への想いはこの手に握っていたい。
君が……君に、今までの生き方のすべてを捨てさせてしまったことは……ほんのすこし後悔しているが。
君の生きてきた場所はそう悪いところではなかった。
君の役割、君の務め、君の縁。すべて手放すに値する価値がこの僕にあるかどうか。
ただ、天から見下ろした君の姿は時折とても寂しげに見えてね。
そんな君を放っておくことなど僕にはできなかったのだよ。
天が僕を見放すことになっても良い。そう思った。
そのときから始まっていたかもしれないね……この地への祝福よりも、君へ幸福を授けたいと思ってしまったのだもの。
特別を持たないものが神であるのならば、その時点で僕は失格していたわけだ。
……君と、通じずとも。
だからそう悲観しなくて良いのだよ。君の所為ではないのだから。
それに、案外僕は君との暮らしを楽しみにしていてね。
今までは忍び逢うばかりだったけれど、これからは暮らしを共にするのだから。名残惜しく熱を離す必要もない。
遠く遠く、どこまでも行こう。
どこまでも逃げよう。誰も僕らを邪魔しない地へ。
天界に舞う桜をもうこの目で見ることは二度と叶わないけれど、君の隣で眺める花は美しいよ。


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