君を絆して、夢中にさせて、愉しんでいる振りをして本当はあの子のことをずっと待ってるの。もう終わっている筈なのに、愛してると言ってくれた言葉をいつまでも抱き締めて帰りを待ってる。狡いよね。君は毎日両手いっぱいの花束をくれるのに。
ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい…。

リ／ンの唄、随分前から聴いてくれてたんでしょ。ずっとずぅーっとお礼言いたかったのに、いざって思ったらもうソコには居なくて…あーあっ、あたしってなんてタイミング悪いの！なんて思ってた。だからこっちこそありがとうの気持ちが伝わったなら嬉しいな。キミの唄が今も綺麗に奏でられていることを期待して。舞／台にはまた呼んでよね、カ／イ／兄──に、よく似たキミ！

for ♪

発言の全てが嘘で構成されているとなれば君はその人の話を聴く価値が無いと判断するかも知れないけど、いや0.1％は真実を語っているとなれば話は別だと思わないかい？とうの昔に忘れ去られた惨めで古びた日記帳は再び日の目を浴びて表に出てきた。何故か。0.1％の真実が、このまま静かに葬られることを拒んだからだよ。俺は人間を無条件に愛してやまない。だけど彼彼女達を無条件に信頼することは有り得ない。真実なんてものは結局、自分自身にしか判らないものだからね！

──…おかえりなさい。

不肖この幸／村、言うも愚かな思い上がりをしておりました…！お館様の為に戦へ邁進する日々で何時の間にか、槍を振るえなくなる事を恐れていた。腕が使えなくなれば、槍を持てなくなればお館様を御守りする事叶わぬと。嗚呼、違う。そうではなかった。お館様。某の身は、魂は、お館様に全て捧げたも同然。己の肉体など如何でもいい、武／田／軍の天下こそが某の夢。なればたとえ両腕を切り落とされようと構わぬのだ。腕が無くとも脚が有る、終は敵の喉元を噛みちぎるだけの牙さえ有れば。さあお館様、この戦勝鬨を上げましょうぞ！