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Ringwanderung
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456 :
独
09/29-00:00
#Heute ist ein Jahrestag.
>以下の言葉は俺の最愛へ捧ぐものだ。
お前と出逢って4年と3か月になるらしい。
回数にして51回目の記念日だ。
記念日が何回かなどと気にしない位に、
お前とは時を重ねて来た様に思う。
今日こうして回数を数えてみたのは、
俺の単なる気紛れに過ぎない。
もう一つの記念日から5日程経つが、
お前があの手記へ残した言葉を、
幾度も読み返している。
手紙にも記されていた通り、
俺だけが知る事の出来る彼奴の姿というのは、
貴重であり此の独占欲を満たすには十分過ぎる。
此れからも、
俺だけが見る事の出来るお前を見せてほしい。
そして、
俺にもお前にしか見せない姿というものを、
良くも悪くも見せ続けるだろう。
俺はお前のどんな部分でも、
受け入れてやれると自負している。
今までも此れからもな。
先日、
出先でお前に良く似たぬいぐるみを見つけた。
淡い金色の毛を持った熊の姿の其れは、
他の熊に比べ少しばかり毛が長めに出来ていた。
瞳は春風の様な爽やかな浅緑色で、
薔薇を配ったリボンを控え目に首に巻いていた。
>此れは何年も前に、
>うちでお前の家だけの為に作られたものだ。
愛らしい雰囲気とは裏腹に、
顔付きが何処か不満気で、
そんな所が益々お前らしく見えた。
何時もは花を添えて言葉を贈っているが、
今日は此の熊を添えて言葉を贈る。
枕元では潰してしまいそうだ。
リビングにそっと飾っておくとしよう。
いつか隣に俺似の熊も置こう。
#熊も一人では寂しいだろうからな。
なかなか見つけるのは難しそうだが、
お前も一緒に探してくれたら嬉しい。
>今日も変わらずお前を想っている。
>改めてお前に感謝と最大級の愛を贈る。
此れからも此の手を繋いでいてほしい。
お前の全てを愛しく思う。
お前が傍にいる限り、
お前に俺の声が届く限り、
また性懲りも無く愛を語ろう。
>来月の記念日もお前と共に在りたい。
#此の良き日に愛を込めて、
#Du bist mein Ein und Alles,Arthur.
おはようと共にお前にキスを贈ることを、
気恥ずかしくも此処に宣言しておこう。
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478 :
独
10/24-20:30
#20181024 20:30 -Leben
>お前は空ばかり見ている。
いつの日か兄貴にそう言われた事があった。空を見上げ、雲の流れや風を感じると其の後の天気が分かる。此れは随分と昔に度重なる野営の末、身に付けたものだ。その頃の癖がまだ抜け切れんのかもしれない。
#だから今夜もこうして空を見ている。
昨晩に引き続き、今日も月が綺麗だ。月明かりに照らされて透き通る薄色の雲さえ美しい。此れで隣に最愛と酒でもあれば申し分ないんだが、なかなかそうもいかないらしい。
#最愛の帰宅を待ちながら、
月見酒をしている。昔、菊の家で月を見ながら酒を呑んだ。あれ以来、此の風情…と言ったか、その雰囲気という奴が気に入って我が家でもやるようになった。月というと、うちではクレーターのシルエットは「薪を担ぐ男」に見えるとよく言うんだが、他の所はまた違った見方をするらしいな。
>調べてみたがなかなかに何れも興味深かった。
#前記事で話したとおり、
今日は最愛との大切な記念日だ。ちゃんと彼奴に想いを伝えられた事に勝手に満足している。少しばかり気恥ずかしそうに笑った彼奴が愛しくて仕方がないと思った。それについては直接は口にしなかった。男な上に歳も俺よりもずっと上なお前には不本意かもしれないが、俺の妻はなかなかに可愛いところもある。
#次の記念日は、
彼奴をこの腕にしっかり抱きしめたい。無論、ちゃんと加減はするつもりだ。記念日に苦言など聞きたくはないからな。それから今日のようにキスを贈ろう。感謝と愛と幸福を沢山込めて、
>俺の最愛の人へ。
今日も最愛の平穏な日々を願う。
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479 :
独
10/26-18:56
#20181026 18:56 -Leben
>徹夜明けに見る朝日は目に染みる。
燃えるような朝焼けに目を細めていると同行していた部下に何故だか心配された。思えば、休息を取る暇も無く、こうも59務に翻弄された日は久しい。部下には疲労困憊に見えたのだろうが、俺が感じていたのは疲労よりも充実感の方が勝る。
#などと書き綴ると、
「59務が恋人な奴」とまた最愛に言われそうだ。欲を言うなら彼奴を抱き締めたまま温かい毛布に包まれて半日ベッドで過ごしたいくらいだ。日頃、規則正しい生活を心掛けている俺を良く知る彼奴は意外だと思うかもしれんが、俺にだって怠惰的欲求は多少なりともある。
其れだけではない。
抱き合って唇が溶けそうなくらい深い口付けを交わし、互いの額と視線を重ねながらくだらない会話で笑えたら最高だ。彼奴が俺の言葉で喜ぶように、俺もまた彼奴から貰う言葉はなんだって嬉しい。
#其れから、
そのまま彼奴の身体中に証を施そう。数日後に消えてしまう程度で構わない。それまでは証を見る度に、俺を、そして、証を施す瞬間を思い出せばいい。此の身を重ねる時は彼奴の耳に直接、愛を注ごうと思う。凡ゆる形で彼奴の全てを俺と言うもので満たしてしまいたい。折角、いつも気紛れな猫を此の腕に捉えるのだから、 一度抱き留めたなら俺はそう易々と逃したりしないからな。
>理性の皮を剥げば俺とて欲望の塊だ。
#条件反射の如く、
彼奴が触れた先から俺の体の奥底が熱くなっている事に彼奴自身は気付いてはいないだろう。だから彼奴は無自覚に俺を煽る。そう言ったところで、そんな事はない、と言われるのは容易に想像出来る。
>仮に確信犯だとしたら、
>随分と酷な事をする…なんてな。
彼奴に限って、
とは思うが猫は気まぐれな生き物なんだったな。猫のような彼奴の真意に関しては俺には読めないことがまだまだ多い。此方も同様にしてみたらどうか。少しは猫の気持ちとやらがわかるかもしれん。そうすれば、彼奴も俺のように離れている間もその身を焦がす程、心の臓を熱くして欲してくれるだろうか。
>此れはまた憶測が過ぎたようだ。
#先を期待して己を慰める事はあるか。
こんな野暮な事を直接問う事は出来ない。更に、お前は如何なのか、と問われれば其れについては想像に任せよう。
仮眠後に頭が冴えているせいか、
今夜は少し長く綴りすぎてしまったな。
この辺でやめておこう。
彼奴の帰りを待ちながら、
今日も最愛の平穏な日々を願っている。
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483 :
独
11/01-12:52
もう3日も過ぎてしまったが、
改めて記念日に祝えなかった分、
感謝と想いを込めて此処に綴ろう。
回数にして52回目の記念日になるな。
出逢って4年と4ヵ月だ。
秒数にすると単純計算で、
約136,684,800sになるらしい。
実際にお前と過ごせた時間というのは、
この半分も満たないだろうが、
共に過ごせる時間が少なくとも、
気持ちは出逢った頃と然程変わっていない。
寧ろ緩やかに大きくなっている。
最近では、
夫婦らしい事は愚か恋人らしい事すら、
あまり出来ていない。
多少なりとも、
口付けを交わしたりはあっても、
触れる回数は格段に減った。
其れが寂しくもあるが、
やはり仕方なくもあるのが現状だ。
お前という存在が、
手の届く場所にあるという安心がある。
>と同時に其れは確かな幸せだ。
アーサー。
月末にはまた三月程、
お前を残して59務に専念しなくてはならない。
多くを語ることは出来んが長期で視察に行く。
毎日言葉を交わす事は叶わないだろう。
だから俺なりに考えたんだ。
時間が許す限り、
あの場所に言葉を記そうと思う。
前回の出張の時のようにな。
其処には次に時間ができた時、
お前としたいことを書こう。
他愛もないことも書いておこう。
其れから愛の言葉も忘れずに贈ろう。
少しでもお前が寂しくないようにしたい。
其れが例え俺の独り善がりになったとしても、
最善は尽くすつもりだ。
如何に俺がお前を愛しているかを、
言葉としてあの地に、
そしてお前の心に刻もう。
愛してるんだ、アーサー。
誰よりも何よりも、
お前以外は欲することが出来ない程にな。
>今日もお前の全てが愛しい。
改めてこれからも宜しく頼むぞ。
感謝と最上級の愛を俺の最愛の人へ捧ぐ。
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497 :
独
11/24-22:25
明日書くなどと宣言したものの、
随分と時が経ってから筆を取ることになった。
なかなか有言実行とはいかないな。
俺は相変わらず59務に励む毎日で、
振り子の如く同じ日々を繰り返している。
それでも、
忙しさの中に時折、
お前のことを考えたりする。
具体的に述べるのならば、
また無理をして風邪を拗らせてはいないか。
とかそんな所だ。
元気にしているだろうか。
そんな事ぐらい直接言えと言われそうだが、
あまり時間が取れなくてな。
すまない。
結局、
愛の言葉の一つも碌に伝えられないまま、
記念日だけが過ぎてしまった。
…これでは懺悔ばかりになってしまうな。
聖なる夜ぐらいは、
お前の顔を見に行けたらと思っている。
愛している。
俺の最愛の人へ。
最上級の愛を込めて。
Ludwig
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