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┗Ringwanderung(494-498/498)
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498 :
独
11/24-22:27
#20181124 22:27 -Leben
>晩の冷え込みが厳しくなってきた。
記念日だというのに多忙のためにゆっくり祝っている余裕もなかった。更には明日には視察に出向かねばならない。結局、最愛とはゆっくり話をする事は叶わなかったな。
#数ヶ月の間、
完全な留守というわけではないが、更に擦れ違いの日々が続く。時折、彼奴はそれで幸せなのだろうか、と考えてしまう。しかし、そんな事を感じる暇もないくらい59務に追われている気もする。最近では俺も忙しさと疲労の蓄積により、継続的に手記を綴る事さえ儘ならぬ状況だ。折角、あと数頁を残すばかりだというのにこんな終末は悲しすぎる。なんとかしたいと思う反面、思考回路が働かずその対策案すら練るに至らない。
#其れでも、
最愛を想う気持ちは昔と何一つ変わっていない。真に伝えたい事は、現状に対する苦難の念ではなく愛を示す言葉だ。今日はいつも以上に言葉が纏まっていないな。
>自分でもよく分かる。
今日はこの辺にしておこう。
最愛への言葉は明日、改めて綴るつもりだ。
#Gute Nacht.
今夜も最愛の平穏な日々を願う。
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497 :
独
11/24-22:25
明日書くなどと宣言したものの、
随分と時が経ってから筆を取ることになった。
なかなか有言実行とはいかないな。
俺は相変わらず59務に励む毎日で、
振り子の如く同じ日々を繰り返している。
それでも、
忙しさの中に時折、
お前のことを考えたりする。
具体的に述べるのならば、
また無理をして風邪を拗らせてはいないか。
とかそんな所だ。
元気にしているだろうか。
そんな事ぐらい直接言えと言われそうだが、
あまり時間が取れなくてな。
すまない。
結局、
愛の言葉の一つも碌に伝えられないまま、
記念日だけが過ぎてしまった。
…これでは懺悔ばかりになってしまうな。
聖なる夜ぐらいは、
お前の顔を見に行けたらと思っている。
愛している。
俺の最愛の人へ。
最上級の愛を込めて。
Ludwig
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496 :
独
11/23-06:40
#20181123 06:40 -Leben
>手記を開いた所で眠ってしまったらしい。
どうにも最近は筆不精が過ぎる。毎日とはいかないが可能な限り此処へ手記を綴ることを目標にしていたはずだったが…此れでは全く駄目だな。残りわずかとて遅筆は理由にならない。
#昨日は、
巷では良い夫婦の日という語呂の良い日だったようだな。最愛と俺との間には、だからといって別段、特別な事も無かった。そんな暇など今の俺たちにはない、と言った方が正しいかもしれない。最愛は最愛で忙しい上に、俺は俺で数日後にまで迫っている長期視察の準備に追われている。挙げ句、来春から最愛は更に忙しくなるらしい。益々、俺たちの擦れ違いの日々は増えそうだ。
相も変わらず俺たちは、
互いに甘え下手で時間の所為にしては仰々しい会話をしている。其れでも額や頬に当てる唇だけは本心を語っているように思う。最愛の平穏を祈りつつも、触れた唇の先には等身大の愛と少しの欲望といつか二人でゆっくりしたいという願望が入り混じっている。
愛していると最近は彼奴にちゃんと言えていない。
俺が59務から帰宅したら次の晩ぐらいは彼奴に伝えたい。明日はまた記念日が来る。たまには夫らしい事をしなくてはな。
今日も最愛の平穏な日々を願っている。
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495 :
独
11/19-20:50
#20181119 20:50 -Leben
>前回の手記から数日ほど間が空いてしまった。
今日は寒さに追い打ちを掛けるように雨が降っていた。やるべき事を済ませたはいいが、こんな天気では外に出掛ける気も起こらない。結局はいつも通り、空き時間に読書をして一日が過ぎていった。
#最愛はといえば、
相変わらず多忙であり、俺の方もなかなか彼奴と時間が合わない。まったく…何時もこんなすれ違いばかりだな。そろそろ其れすらも笑い話のように話せそうだ。彼奴に触れたいと思う反面、休ませてやりたいと思う。其れだけではない。俺自身、疲労のせいか彼奴に触れる事が億劫になっている。ある意味では危機的状況かもしれない。
#そんな状況下で、
最愛に触れる夢を見た。俺の妄想というよりは過去の記憶の投影に近い。懐かしい其の夢は醒めれば儚くも消えてしまったが実に幸せなものだった。
俺は彼奴が好きで好きで仕方がないらしい。
肉体及び精神を形成する細胞全てが彼奴を求めて止まない。たまにはお前の口から名を聞きたい。
>Arthur.
>Ich liebe dich
今夜も最愛の平穏な日々を願う。
- - -
嬉しい事に私信と手紙を貰った。
返事は後日改めて綴るつもりだ。
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494 :
独
11/16-16:36
#20181116 16:36 -Leben
>遠くの山々の輪郭が鮮明に浮かび上がっている。
其の姿から空気が澄んできた事を証し、更には季節の移り変わりを知らせてくれる。朝晩、酷く冷え込む様になったのも無理はない。
#最近では、
専ら暖房器具といえばエアコンだが、冬の歩みを感じると何故だか薪ストーブが恋しくなるな。暖かな火に包まれた木が弾ける音を聴きながら、その傍で読書をする。昔、兄貴と住んでいた頃は薪ストーブを囲って、ビールを片手に談笑をしたものだ。
薪ストーブは便利だ。
部屋の暖房だけでなく料理にも使える。キッチンも汚れず正に一石二鳥。俺が特に好きなのは芋の塩蒸しだ。ローストポークの付け合わせに最高だ。フェリシアーノが来た時は薪ストーブを使ってピザを焼いてくれた事もあったが、有れば絶品だった。フェリシアーノについては料理に関しては本当に文句の付け所がない。其れ以外については…否、今日は小言は止めておこう。
#冬といえば、
最愛と今の関係になって初めて訪れた冬に襟巻きを贈った事があったな。俺も其れと色違いの物を持っているが、すっかり草臥れてしまった。4年の歳月が過ぎたのだから無理もない話だが…今年で襟巻きとしての役目を終えそうだ。来年の冬には新しいものをまた彼奴に贈ろう。
>その時はあの香りと共に。
今日は最愛は帰宅が遅くなると言っていた。
最近、より一層忙しさが際立つ様に思う。もう少しすれば年の瀬だから無理もない…と言いたいところだが、彼奴は通年忙しいな。このままでは59務に夫の座を奪われそうだ。忙しいなりにもしっかり休息を取れていればいいんだが…それすらも怪しい。
#前に突き進む最愛が振り返った時に、
俺はちゃんとお前が手を伸ばし届く範囲にいたいと願っている。肩が必要なら貸してやる。疲労のあまり歩けなくなったのなら俺が背負って共に歩もう。この胸で良ければしっかり受け止めてやる。お前が過去に俺を支えた様に、俺だってお前の支えとなりたい。
>最愛の帰りを待ちながら、
>今夜は音楽でも聴いて過ごそうと思う。
今日も最愛の平穏な日々を願っている。
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