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┗鳥啼(1-5/8)

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5 :
11/18-18:44

 
>君がため
 
彼の方の為ならば、何を命を惜しむ事がありましょう。
 
けれど、けれども、彼の方と共にする時が愛おしく愛おしく堪らないのです。
 
もう一時、もうほんの少しでも構いません。たった一秒でも長く共にありたいのです。
 
ああ命が惜しい。
 
 
命を惜しまぬ戀を、数多に傍観して参りました。流れ行く時を惜しむ戀を、数多に諦観して参りました。

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4 :
11/11-14:59

>何でも大きな船に乗っている
 
絶間なく黒い煙を吐いて、蘇芳を追いかける。
 
「この船は西へ行くのか」と問うた者があった。
 
金牛宮の七星、神の創造したもうた地平線、洋琴の調べ、ぼちゃんと小さな水しぶき。
 
何にも耳を傾けず、ただ一定の速度で陽を追いかけるその船の振動が、酷く恐ろしいのです。
地平線は遠く陸は見えず。それが酷く不安なのです。
 
時折、指を絡めている筈の彼の人の体温すら、感じられなくなるのです。
いっそのこと、不安気だったゆきずりのあの方の様に、ぼちゃんと。
いえ、いえ、甲板から足を離す勇気すら持ち合わせていないのです。
 
必死に必死に彼の人の体温を探り、彼の人の甲に頬を擦り寄せる事が、精一杯の勇気なのです。

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3 :
11/09-10:43

>こんな夢を見た
 
百年待っていて下さい等と言えば、貴方はなんと仰るのでしょう。
真珠貝で掘った穴倉で百年眠る私を、貴方はきっと忘れるでしょう。
星の欠片は一年と保たず風化して、貴方は私の眠る位置さえ忘れるでしょう。
 
唯、唯、眞白な百合が咲いた時、貴方が私を思い出さずとも、綺麗だと顔を綻ばせて頂けたなら、きっと私は本望でしょう。
ですから、ですから。いつの日か私が瞼を閉じた時は、どうか私をお忘れになって下さいな。

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2 :
11/07-12:15

>待つ
 
 
 
おお、こわい。ああ、困る。
 
彼女は誰を待っているのでしょう。
彼女は何を待っているのでしょう。
 
私は誰を待っているのでしょう。
私は何を待っているのでしょう。
 
 
いいや、きっと待ってはいない。
訪れなかったもし、を恐れて、何も待ってはいないのです。
 
 
おお、こわい。ああ、困る。 
 
何も待ってはいないのに、私はこうして座っているのです。
 
おお、こわい。ああ、困る。

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1 :
11/07-09:24

 
 
唯の老耄の言葉遊び。
 
 
サァ目をお覚ましになって
御覧なさいな
東の空は揚々明るく
水平線は見事な暁
朝靄に溶け込む船の穂先は
何を指差しているのでしょう
 
3860
 
 
御意見は此方まで。
 
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