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┗[ curinga. ] _〆(6-10/100)

|||1-|||書込
10 :
04/08-21:04

嗚呼、しあわせやなァ。ふと思うんよ。やって、まるで暖かい陽射しが差し込む窓際で、微睡みの中に居るみたいやん。
可愛くて優しくて愛しい子。どうかその侭、俺の陽溜まりで居って。
 
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時折、鬱血痕に飽き足らず、その侭膚を噛み千切ってしまいたくなる。目映い程に穢れの無い愛しい子を、滅茶苦茶に汚したくなる。
実際は、多分多少は汚れとう所もあって、でも俺にとっては目映いんよ。かと言うて態々キズモノにするなんて、出来るワケ無いやんなあ。分かり易く酷い事をしてもきっと微笑んで受け入れてくれる、愛しい子に赦されたいだけなんかもしれへんね。
言葉を紡ぐ度、赦される、浄化される。俺も綺麗なもんになったように、錯覚しとう。そんな筈、無いんに。
 
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足先から、愛させて。全身隈無く愛撫したい。先ずは跪いて、爪先への口付けから。要するにヤりたいんやろとかそんな情緒無い事は言わんとって。挿入したいワケや無いんよ、只、羞恥で朱に染まる顔が、悦びに歪んでくれたら其れで。重畳、や。

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9 :仏娘
04/06-10:42

夜中に眉毛の坊やから電話が掛かってきた。御近所とは言え時間を考えなさい。知ってる?確かに電車で海渡れちゃう程には近いけど時差があるの、お姉さん眠いの!夜更かしは肌の天敵なんだから。
でも、向こうも酔ってて御機嫌上々、普段の口喧嘩も売り言葉も買い言葉も、気持ち悪いぐらいに無かった。やるじゃない、貴方こんなに心地好く会話させる技術持ち合わせてたのね。
結局用件とかも無くて、何と無く掛けただけみたい。そうそう、そう言う何と無くに女性はぐっと来るのよプレゼントにしろデートにしろ。覚えておきなさい坊や。そして気持ち良く電話を切って眠ろうか、──と、思ったのに。事件は切る直前に起こったわ…。
何か良い事を思い付いたらしい彼が、言ったのよ。
> 電話と掛けて、精子と解く。
…もう、お姉さん激おこよ!幾ら気心が知れた仲だとしても、私は一応マダムなんだからね!何でそんな直接的な下ネタを今ブチ込むワケよ、夢に出るじゃない!でもお姉さんは超絶優しい全宇宙の恋人でお姉さんだからノってあげたわ。その心は?ってね。
> 偶に女にかけたくなる。
最ッ低!此の似非紳士くたばれ!明日にはケロッと忘れてるんでしょう!それで私に話しかけるのよ、何食わぬ顔で、この後飯でもどうだってね。毎回そう、知ってるわ。ウン百年の腐れ縁だもの。こんな事、私以外のマダムに言ったら駄目、許さないんだから。
 
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顔に掛けられるのは嫌よ、前髪がベタベタになるでしょう?

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8 :
03/29-13:37

走れ、護れ。無様に醜態晒して、愛しい子の元へ。
甘い物が好きな彼に、最高の蜜を。花が似合う彼に、綺麗な花飾りを。簡単な話なんよ、──貰った甘い甘い想いを、単純に返したいだけ。
今の俺のこんな姿を知ったら、君は笑うやろう。涙脆いから、泣くかもしれんなァ。
お願い、ろくでなし、なんて言わんどいて。
 
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ある晴れた春の、汗すら滲む暖かァい日。光に髪を透けさせて、白い肌は変わらずに。薄い色彩の君が、青空の下笑っとった。
もう、泣いてへんと良いんやけれども。

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7 :
03/22-22:20

愛を語って魔法を掛ける。お互いが幸福感を得られる魔法。好きだの愛してるだの、そういった類の言葉ってのは最強の魔法だ。誰にでも出来る上、長ったらしく難しい詠唱も無い。そして強力ときた。しかし少し噛み合わなくなった瞬間、其れは瞬時にして、強烈な呪いに変わる。この呪いの厄介な所は、対象だけじゃ無く、掛けた本人にも影響がある事だ。此の呪いは中々解けない厄介な呪いでよ、時間が、年月が経った先でも、何気無い瞬間に姿を現す。
 
全てに愛を注ぐワイン野郎を揶揄ってみた。
「てめェは呪いをばら撒いてんだぜ。」
彼奴は憎たらしく微笑いながら答えた。
「御前の重たいソレと違って、俺のは軽い祝いだよ。」
──やっぱり、気に食わねえ。
 
写真の中で微笑む誰かに愛を語った。
手紙の中で泣く誰かに愛を否定した。
なァ、お前のソレが愛だって、証明してみろよ。出来ねえだろ。
 
そして、今日も俺は、魔法を掛ける。

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6 :
03/20-17:26

奴の手が首に伸びる。其の手にぞくぞくすると笑ってみれば、変態と吐き捨てられた。でも、そんな俺が好きなんやろ?なァんて、思い上がりも程々にせなあかんね。やけど、積み上がった年月は、否定してへんやん?
御前が逃げ出すまで、俺は待ち続けるで。そう伝えたら、そんなん言われたらずっと御前ん事解放したらんで、て返された。望むところやな。
偶に、待たせとる事に対して申し訳無さそうに、下手に出られる時が、愛しゅうて堪らんねん。阿呆やなァ、御前が放してくれる迄、御前から離れられへんねん。干からび切った水槽を、自由に泳いで見せて、平気装う程には、御前に恋しとうよ。
 
──ま、言うたらんけど。言うたところで、解っとるわ、言われるやろ。

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