一覧
┗hau-hau !(16-20/76)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書込
20 :
花*たまご◇
02/13-18:17
>>>2388
ほ、本棚ありがとうございます、うれしいです(こそ)ええと、上司にカンペを渡されました。
> や ら な い か ※ボール遊び
……こうですか、わかりません(口にボールくわえ、尻尾ふり)
>†††
>(いつかの本家ネタ、人間になったぼくが出てきます。注意してください。)
犬らしく体温調節のためとドキドキで、手に汗とお金を握りしめて。行ってきました。チョコレートを買いに。
>†††
たくさんの人がいる売り場は、 人間の姿を借りても嗅覚の強い気のあるぼくの鼻には少しくらくらするぐらい、強い甘い香りに満ちていました。チョコレートと、香水の香り。……ノミ除け、と、香りが落ち着くからと好きで匂い袋にして首に下げているラベンダーが、蠱惑的な香りにすっかり埋もれてしまった。そわそわ、どきどき。落ち着かない。
>†††
おいしいだけじゃダメで、かわいいだけでもダメで。北/欧のみなさんと、シー君と、ご主人と。それから普段ぼくに良くしてくれる人間のみなさんに特別なチョコレートを。それから、ご主人にはもう少し、もっと特別なチョコレートをあげたくて。…そんなぼくのワガママを満足させてくれるチョコレートを、キャロブで作られた代用チョコレートの味しか知らない自分は、果たして探せるのだろうか。
>†††
落とさないか、なくさないかが不安で。おうちからずっと掌にあって、すっかり温もってしまった硬貨の数とも相談しなくてはいけない。しわしわになってしまった一枚きりのお札とも。
いつだって1、ワンしか数えられないぼくは、計算がとても苦手で、百回吠えなくては達しない数を更に超えるとなると、頭が普段の毛色よりも真っ白になってしまう。いつもなら狼爪があるだけで使わない親指、人間の姿になると存在が新鮮にすら思える親指。この親指も含めて何回も何回も両手の指を折り曲げては開いて。頭の中では眠れない時に数える羊さんみたいに、ワン、ワンと吠えて1ずつ足していく沢山のぼくがうるさい。……うん、と。
>†††
そうやって売り場のすみっこで計算にもたついているぼくを見かねて、店員のおばさんが「みんなにプレゼントするのかい。小さいのに偉いねえ。それで全部?だったらレジに持っておいで。袋に入れてあげよう」と、にこにこ声をかけてくれて。お金が…と、もごもご呟いて手の中を見せてみたら、「足りるよ」と、あっさり。ぼくの心配を片付けてくれてくれたおばさんが、一瞬マ/リ/ア/様にすら見えた。もっと早く聞けば良かったものを、北/欧育ちの人見知り(一部除く)はこれだから…!
>†††
しわくちゃのお札はマ/リ/ア様に引き取ってもらい、代わりに硬貨と大きな紙袋を受け取る。
# Kiitos !
そう言って帰ろうとしたら、おばさんが「お待ち、はいこれ、オマケだよ。良かったらお食べ」と、ハート型のチョコレートを2つくれたので、
# Kiitoksia!
そう言い直して店を後に。ほっ。買えた紙袋の重たさが嬉しい。お食べ、という犬にとっては「待て」を解くGOサインをおばさんに頂いたので、ハートを口に放り込んでみる。…甘い。キャロブじゃないチョコレートは、はじめて食べる。もったいなくて、噛んでしまわないように舐め溶かしながらの帰り道は、普段の自分なら恐らく尻尾を振っていたはず。
>†††
後日、みなさんが喜んでくれたので、とてもうれしかったです。
>†††
シー君に自分のは何か買わなかったのかと聞かれて、また人間の姿になった時に大事に大事に食べようと思っていたハートのチョコレートのもう一つをオマケにもらったのだと見せたら、「オマケだから仕方ないとはいえ、見るからに安物じゃねーですか!これじゃ口溶けも悪いし、ただただ甘いだけなのですよ。花*たまご、シー君が今度お返しにちゃんとしたチョコレートあげるから待ってろですよ!」と。…そうなんだ。……でも口で溶けるのがあんまり早くないからこそ、あの帰り道なめなめ楽しめたんだと思うんですよね。だから、ぼくにとっては店員のおばさんはやっぱりマ/リ/ア様です。バレンタインの思い出に、包み紙の皺を伸ばし伸ばし取っておこう。
[
返][
削][
編]
19 :
花*たまご
02/07-20:54
> †††
前にあったこと。
自分、犬なもので、 小さいですけどその分、下には目が行きます。一度、大金の入ったお財布を見つけて、シー君に付き添ってもらって交番に届けたことがあります。幸い持ち主さんはすぐに見つかって…カードも入っていたし、亡くなった旦那さんからプレゼントに貰って使ってきた大事な財布だから本当に助かった、と、おっしゃっていて。ぼくもシー君も、謝礼なんて要らないって繰り返し言ったのですけど、ご婦人はどうしてもと引き下がりませんでした。シー君に「恩人のワンちゃんに、どうか何か美味しいものや楽しいオモチャでも買ってあげて頂戴な」と。ぼくにしたら一億ユー□にも等しいお金を(シー君にとってポータブルゲーム機本体が一台は買えるぐらい、らしいです)、シー君に押し付けるよう渡していきました。
>†††
おうちに帰ってシー君が事情を芬さんと典さんに話し、頂いたお金を二人に渡しました。ぼく、いつもご飯もらったり、何かとお世話になってる役立たずの居候みたいなものなので、そのお金、多分ぼくが普段良くしてもらってる分にしたら全然足りないとは思いますけど、お二人に持っていてほしいと思います。そう言ったら(バ/ウ/リ/ン/ガ/ルを通して)、「何言ってるの花*たまご。普段だって僕達の良き番犬になってくれているし、花*たまごには沢山のことをして貰ってるじゃない。クリスマスの働きだって、有能な助手が居て僕すっごく助かってるんだから!花*たまごの働きにこそ、この金額じゃ全然足りないぐらいなんだよ。本来なら払うべきお給料だけど、支払わないのは僕達が家族だから。そういうの今まで考えたこともなかった。ごめんね!」って芬さんがすまなそうに言ってくれて、ぼく、ちょっと泣きそうになりました。
>†††
その後いつものように静かに様子を見守っていた典さんが、咳払いしてこう口を開きました。「この金額は帳面さ付けで、俺が大事に預かっておぐ。花*たまご、…おめが自分のため、誰かのために金使いでえ事があったら…俺さ言いに来。俺は銀行だべ。んだがら…これは、おめのネコババしねえ正直さが稼いだ、花*たまごだけの金だ。使いでえ分、好きに引ぎ出せ」。
>†††
そんなわけで、ありがたいことにぼくには貯金が実はあります。自分のは、別に何もいりません。大好きな人たちのために大切に使っていこうと思います。
> 例えば、バレンタインにチョコレートをあげる、とか。
[
返][
削][
編]
18 :
花*たまご◇
02/07-20:53
>(こそっ)
> 下の尼さん、ぼくのぐちゃぐちゃな本を見つけてくれて、ありがとうございます(尻尾ふりり)
>†††
犬はどうしてチョコレートを食べちゃいけない体になってしまったのでしょう。…もしかしたら昔にぼくたち犬のご先祖さまが、ご主人である神さまの何か甘いおやつを横取りしちゃったから神さまが怒って、罰が当たってしまったのかもしれない。こんなに甘い香りがしておいしそうなのに、食べられないだなんて。…ご主人にあげるにも、食べたことがないからどれがおいしいチョコレートなのか、味がわかりません(しょんぼり)
> チョコレートを買いに行く日だけは、人間になりたいです。
………末裔である、このぼく、忠犬になりますから。神さま、どうかご先祖さまの過ちは水に流して下さい(なむなむ)
[
返][
削][
編]
17 :
花*たまご◇
02/01-22:43
>0203
ぽちくん家で、豆まきなるものに参加させてもらったのですが……ダメですね、自分犬なんで、習性でしょうか。投げられるなり
# (ジャンプ、ぱくっ)
って、しちゃいます。反射ですかね。
# Ehoumaki
…って書くと何か芬単語にありそうな字面に見えるのですが。ぼくもいただきました。ミルクのガムにササミをぐるっと巻いたもの。これでぼくも、フクハウチ!(きりり)
>†††
もしオニが来ても、ぼくが入れません。ちっちゃいかもしれませんけど番犬なんですからね。ご主人は、ぼくが守ります。
[
返][
削][
編]
16 :
花*たまご◇
02/01-22:08
雪の結晶は肉眼でも見えるもので。自分は犬ですから美術館なんてペット同伴可の限られた所しか入れないんですけど、今日はたくさんの芸術作品を見た気分です。ありがたいことにタダで。…星状六花も羊歯状六花も、こんなに繊細なものを作ってしまわれるだなんて、神様って、すごいアーティストだ(ほう)
>†††
それにしても、空を見上げると……(くしっ)…、………あ、やっぱり。出ました。すみません、くしゃみです。2月の香りはまだ新鮮で鼻に慣れてませんでした。
>†††
芬語のhelmikuu, ヘルミクー、2月は真珠の月という意味なんだそうです。何だかきれいじゃありませんか。ダイヤモンドダストにオーロラに真珠の月に、シリウスの青やベテルギウスの赤、白いリゲル。冬は花がない代わりに、宝石がいっぱいですね。
>†††
白い皿が料理をおいしく見せるように、世界の美しさを邪魔しない、そういう白い犬にぼくはなりたい。…遊びに行ったぽちくんのおうちに、こんな文章の本があったような。
[
返][
削][
編]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書込
[
戻][
設定][
管理]