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┗雨によく似た涙の雫(6-10/53)

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10 :Arthur
07/24-22:56


まどろみの中で書いた前ページのあの言葉が、俺の本心なんだろう。

愛していたのに裏切った、俺の弱さがあいつを傷つけたんだ。

どれだけの時が経ったと思ってる。
二度と会うことなどできやしない。

>ーーー

#お前の綺麗なブロンドに、もう一度キスができたなら。
俺は欲のかたまりだ。

>ーーー

[][][]

9 :Arthur
07/23-05:38

>ーーー

#愛されたい、とは、

俺が口にしていいものではない筈だ。

>ーーー

[][][]

8 :Arthur
07/22-13:42


懲りずに書く。書けるうちに書く。

あいつのことを書くために買ったインクが切れるまで。

>ーーー

昔の端末をな、漁ってみた。
少しだけメールが残ってたよ。

距離ができることが寂しいと、焦っていたお前。
そして、帰りを待っていて欲しいと、くにを飛び出した。
それなのに俺ときたら、あくせく働いていたお前を待ちきれずに、裏切った。

そうだ、俺は裏切ったんだ、帰りを待っていてくれるはずだと信じて、行きたくもない場所へ向かったあいつを。

#あぁ、あぁ。わかってた。わかってたーーー

きっと一段落ついたら、美味しいものを二人で食べて、存分に甘えて、そしてぐずぐずになるまで互いを求めあって。
そんな未来が待っていたはずなんだ。

それを、俺は、

>ーーー

蕩けるような柔らかい声が、俺の名前を呼ぶのを、どれだけ必死に忘れようとしただろうか。

弟の誕生日よりも、お前の誕生日の方がつらくなる日がくるなんて、たった10年くらい前までは思ってもいなかったのに。

正確にはわからない数年前、お前と出会って、あっという間に恋をした。

俺の名前を呼ぶ声が、唇が、あんなにもいとおしかったのに。

#_____。

お前の名を呼ぶ資格などないんだと、日記ですら思い知らされる。

[][][]

7 :Arthur
07/22-11:38


数時間眠ったら、またお前の夢を見た。

>ーーー

あれから、場所を変えて、他のやつと付き合ったりもして……いたような、気がする。
覚えていないが、多分な。
それでも、こんなに思い出すのは、お前だけだなんて。

きっと未練がそうさせている。
好きなのに、別れた。
好きだから、別れた。
あの時は、苦しみから解放されたかった。

お前のことばかり考えなくていいようにと、逃げるようにして別れを告げた。

お前はいつでも大人の対応だったよな、俺ならきっと泣いてすがって、引き留めたに違いない。

>ーーー

睡蓮が、綺麗に咲いていたんだ。
水面で揺蕩う赤が綺麗だった。

あいつも好きだろう、だってたくさん、絵を家に飾っていた。何枚も何枚も描かれたものを、大事そうに。

>ーーー

何年くらい前のことだったんだろうか、お前に恋をしていたのは。

あの頃俺の身の回りにあったものはみんな、すっかり新しいものに変わってしまった。

>ーーー

舌の上で踊る言葉を、捧げる相手はもう居ない。
俺だけの___、酷く優しくて、かっこ良くて、大好きだった、_____。

#大好きだった。

>ーーー

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6 :Arthur
07/22-05:21

#52
なるほど、検索してみたら、昔の日記のタイトルがわかった。
本棚に入れてくれていた奴がいたことと、そいつの日記がまだ残っていることが嬉しい。

前の日記は、納められているものの中で、52冊目だったんだな。確かに桁数は少なかった気はしたが、こんなに。

#2164
2冊目もあったっけか?
良く覚えていないが、この日記のタイトルで混合していた記憶は、2冊目の日記と混ざっていたらしい。

俺のことだ、どれも中途半端に書いて、そして焼いた。
この日記だって、埃を被ってしまう前に恐らくーーー。

>ーーー

今日一日で、たくさんのページを埋めすぎた。

俺がまたあいつを忘れられるようになるまで、時々ペンをとろう。

>ーーー

#おやすみ、___。

どうか今は落ち着いた生活をしていて、心穏やかに、愛しいひとと過ごしていることを願う。

[][][]

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