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┗科学少女は幻想少女の夢を見るのか?(47-56/125)
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56 :
博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:45
#2013/07/09(火) 02:57
>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
ちょっと時間もあるし暇つぶし。
> 新婚妄想バトン
# 新婚でもそうでなくても、決まった相手が居ても居なくても構いません。とにかく妄想して答えて下さい。気が向いたら5人に回す方向で。
ほ、ほら。いつもあんなんだからさ、ね?偶にはこういうのも悪くないかなぁと思って。兎に角いいでしょ、暇つぶしなんだから。(早口)
> 貴方は旦那さま?奥さま?
んー…どっちもどっちじゃない?でも普段は神社に居るから受け入れる側って考えると奥さまかしら?
> 相手になんて呼ばれたい?
普通に名前で。そういえば変な呼び方する人もいるわよね。奥様ーって呼ばれるのもなんか変だし。
うーん…うん、やっぱり名前で。
> 相手をなんて呼びたい?
まーりさっ。(軽やかに)
…うんうん、やっぱりこっちも名前で。
> ハネムーンはどこに行きたいですか?
ハネムーンって結婚してから何処か行くって事でしょ?えー…別に何時も通りでいいんだけど。何処か特に行きたいっていうのも…あー、魔理沙の箒の後ろに乗って夜空のデートがいい。
> どんな家に住みたいですか?
神社以外ありえないんだけど。(真顔)
> 料理はどちらが作りますか?
私じゃない?あ、でも魔理沙が作ったちょっと濃い料理も好き。私と魔理沙で交互に料理当番を決めて作ればいいわね。
> 家に帰ってきた相手に新婚らしく一言どうぞ。
「おかえりなさい。ご飯にする?お米にする?それとも…ライス?(きゅるるん)」
まぁ、冗談はおいて置いて。あ、あー…こほん。
「おかえりなさい、今日も一日お疲れ様。ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ、…私?(スカートの裾を軽く持ち上げながらはにかむように頬を緩め)」
……ご、ごめん。今の無しで。
> 家に帰ってきて相手に言われたい新婚らしい一言は?
お疲れ様、と言って貰えればそれでいいかも。
> 子どもは欲しいですか?何人くらい?
子供はいらないわ。子供に嫉妬しちゃうかもしれないし。
> お風呂は一緒に入りたいですか?
たまにはね、たまには。
> 一緒に眠りたいですか?
えぇ、魔理沙は柔らかくてあったかいから。お子様体温っていうか、夏はあれだけどやっぱり魔理沙の体温は好きだからね。
> 朝です、相手を起こしてください。
起こすの勿体ないし暫く寝顔を見てからね。あとは頬を指で撫でたりしながら
「…魔理沙?朝よ。ほら、早く起きなさい。起きないと、…キスしちゃうんだから。」
とか?
> こんな風に起こされたい、を妄想してください。
普通にやさしく起こしてくれればいいわ。優しく頭を撫でてもらいながら名前を呼んでくれたら尚よし。
> ところで本当に結婚して良かったですか?
結婚はまだしてないけど。魔理沙となら結婚してもいいかなぁー…なんて。
――…なんか、予想以上に恥ずかしいわね…これ。ふふっ、でも楽しかった。
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55 :
博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 04:29
此処から先は、少し前のお話。
さぁ、目を閉じて思い出して。
きっと、すぐそこにあるはずよ。
>>56-65,>>66-75,>>76-85,>>86
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54 :
霧雨魔理沙(東方Project)
2014/08/28(木) 02:17
けほけほっ、この日記開く時に埃吸い込んじまった。
色々あったけどさ、こうして今も霊夢と一緒にいられる事を幸せに思ってるんだぜ。泣いて喚いて、もういいやって思ったけど、あの時霊夢が私の手を掴んでくれたから…そう、いつも私が霊夢にしたように霊夢が私の手を離さずにいてくれたから良かったんだ。きっと私は、それを望んでいたのかもしれない。だから、ありがとう。
今は何だか気分が楽なんだ。お互い溜めていた事を吐き出して、言いたいことを恐れずに伝えられたからかもしれないな。
私も霊夢に甘え過ぎていたんだ。霊夢が待ってくれる事に甘えて、霊夢の寂しさに気付かず…いや、気付いていたんだろう。でも、自分の事でいっぱいいっぱいで見て見ぬ振りをしていた。本当ひどいよな、私。
そんな私を許してくれた。
そんな私でも好きだと言ってくれた。
そんな物好き、…お前だけだよなぁ。
私、お前のこと大切にしないとバチが当たりそうだぜ。博麗神社の神様が何かは知らんが。
霊夢と出会って、一年と七ヶ月。
いっぱい笑って、いっぱい喧嘩して、いっぱい泣いてきた。
これからも、いっぱい笑って、いっぱい喧嘩して、いっぱい泣こうぜ。
それでさ。
何年先も、ずっと私といてくれよ。
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53 :
博麗霊夢(東方Project)
2014/08/20(水) 02:02
甘_い恋10題とかなんとか。時間があったら適当に、ほら一緒に埋めていきましょ?
1.甘く痺れるかなしばり
∟>>68
2.どうしよう好きみたい
∟>>69
3.まるで恋のように
∟>>70
4.この熱は誰の所為?
∟>>71
5.今なら素直に好きといえる
∟>>72
6.からかいのまなざし
∟>>80
7.上手なキスの仕方を教えて
∟>>82
8.君に触れたがる手
∟>>83
9.あのキスを忘れない
∟
10.好きで、好きで、
∟
(お題元サイト:ttp://have-a.chew.jp/on_me/)
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52 :
博麗霊夢(東方Project)
2014/05/23(金) 00:00
偶には、こういうのも悪くないわね。
>拝啓、霧雨魔理沙さま。
お元気ですか?最近は暑くて、毎日神社で扇風機を独占していますね。おかげで私は暑い上に「お前も当たればいいだろ」とかいいながら抱き着かれて更に暑くて毎日困惑しています。
さて、最近私と魔理沙の間でたくさんの事がありましたね。
夢の世界で結ばれる事が幸せなのか。
辛くて痛い現実で結ばれる事が幸せなのか。
答えって言う物は、案外いくら探しても出てくるものではありません。なんて言う私も、未だにこの答えが正解なのか迷っているくらいです。
ねぇ魔理沙。あの時魔理沙は私の好きな所を沢山あげてくれたわよね。
#「私が霊夢を選んで、霊夢が私を選んでくれた。」
それはね、魔理沙。あんただけじゃなくて私も同じ。
#「こんな私に霊夢はついてきてくれた。」
だって、魔理沙は私だけの光だから。
#「ふらふらと飛び回る私だから、寂しい思いをさせてきたのに霊夢はいつも私の帰りを待っていてくれた。」
待っている間も、魔理沙に恋できるから。
#「何かに打ち込む私を励まして応援してくれた。」
頑張ってるあんたを応援するのが好きだから。
#「私が泣いた時には隣にいてくれた。」
嬉しいときは何時も二倍に、悲しいときは半分こ。
#「私のためにおいしいケーキを焼いてくれたり、プレゼントを選んでくれた。」
魔理沙が毎日、あのネックレスを付けてきてくれると安心するの。
#「些細なことに笑い合って、喜びあった。」
毎月、一月過ぎるごとに小さなお祝いしてたわね。
#「霊夢という太陽があったから、私は頑張ってこれた。」
魔理沙というお星さまがあったから、私は歩いてこれた。
#「それは、いくら霊夢が否定しようとしても私の中では変わらない事実なんだ。」
その言葉が嬉しくて。
#「お前を××して、力付くで心と体を渡しのものにしようとしたあの日から、私にとってはお前しかいないと思ったんだ。」
#「お前が過去に嘆き、悲しんでいた時は心からそばにいて心の痛みを和らげてやりたいと思ったんだ。」
そのすべてが愛おしくて。
#「霊夢、私たちの歩みはそんな嘆かわしい事ばかりじゃなかったはずだ。」
いつも転んでばかりの私をひっぱってくれたのは、いつだって魔理沙だった。
私は魔理沙に出会ってから、毎日魔理沙に恋してる。
一日、一時間、一分、一秒、魔理沙の事を想ってる。
寂しいときはあんたを思いだせば元気になれるし、あんたに会えるまでの時間が酷く恋しく思える。
―――ねぇ魔理沙。
今までありがとう。…泥だらけの私に手を伸ばしてくれた、私だけのお星さま。
私ね、あんたが思ってる以上に、あんたの事が好きみたい。
これからも、いつまでも、側にいて笑っていてね。
ずっとひとりでいるのは、もう嫌なの。
あんたとふたりがいい。
そんなふうに、これからも強く思わせて。
>やわらかい想いを込めて、博麗霊夢より。
…なんだかしまりのない文になったわね、慣れない事はするもんじゃないわ。
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51 :
宇佐見蓮子&マエリベリー・ハーン(秘封倶楽部)
2014/05/14(水) 04:34
>>10
「はー…おしまい!売り言葉に買い言葉で100個質問用意してみたけど、途中で挫折しかけたわ…。(ぽんぽんと書類を纏め)」
>「お疲れ様。それにしてもあの二人の仲の良さといったら、口の中が人工甘味料でジャリジャリになるかと思ったわ。」
「そうねー、仲がいいって言っても、私とメリーとはちょっと違った仲の良さ?って感じはしたけど。」
>「確かに、友人とか親友って言うにはなんて言うか…もっとお互いを信頼してる感じ?やっぱり恋仲だったりして」(
「はー、恋仲ねぇ。私はメリーと一緒に活動してる方が彼氏とか作るより全然楽しいと思うわ。でもメリースタイルいいし顔立ちもいいし…(じーっ)」
>「ふふっ、私だって同じよ。蓮子がいるから満足しちゃって、今は恋愛とかそういうのに興味無いわ。安心してね」
「それでこそメリー!私の頼れるサークルメンバーだわ!…あ、ところでメリーさん。時に私たちも少し質問ってやつに答えてみない?」
>「あら、それは楽しそうだわ蓮子。見て、ここに面白いサイコロがあるわ。こうやって振ると…」
#今の季節ならではの、一番好きな食べ物はなんですか?
「ふむふむ、私はお鍋が好きね。白菜たっぷりのやつ。」
>「良いわね。私はお鍋なら水炊きが好きだわ。私はクリームシチューかしら。グラタンもいいわ」
「セレブね。」
>「洋風なのよ。」
#最近嬉しかった事と悲しかった事をひとつずつどうぞ。
「嬉しかった事?メリーとこうやって活動記録を書いてる事。」
>「嬉しかった事…、ふふっ、同じ事言おうとしてたわ。悲しかった事はあったかしら」
「あら、何かあったの?私に話さないなんて水臭い。」
>「うーん、お昼ご飯のおにぎりを床に落としちゃった事かな」
「あー…それはショックだわ…。言ってくれたらお昼ご飯分けたのに。因みに私が悲しい事、最近はないわね。メリーがずっと傍にいてくれるし。」
>「だって蓮子もお腹空いてるでしょ?…嬉しいわ、ありがとう。さ、次の質問ね」
#近い将来、やりたい事をひとつ述べてください
「メリーと同居!」
>「わ、私も!」
#右隣の人のどんな表情が一番好きですか?
「スマイルスマイル。」
>「(チラッ)不思議な事を語る時のキラキラした表情ね。本当に楽しそうで私まで嬉しくなっちゃう」
「そりゃ、だってわくわくするでしょ!(キラキラ)」
>「そのわくわくがサークル活動の原動力なのよね。次は蓮子が振ってみて」
#左隣の人への想いを5文字以内でどうぞ。
>「だいすき。」
「え?…ふふっ、私も大好きよ。メリーは大切な秘封倶楽部のメンバーだもん!」
#あなたの大切な人への想いをぴったり20文字でどうぞ。
「これからも私たちはずっと一緒なんだから!」
>「二人で楽しい思い出を沢山作りましょうね。」
「これからの秘封倶楽部の活躍にご期待ください!」
>「ふふっ。沢山作るのよ。沢山沢山、ずーっと蓮子と…」
「えぇ、沢山作るわよ。大学生活満喫しなくちゃもったいないわ。」
>「…大学生活が終わっても…。」
「ん、メリー何か言った?」
>「何でもないわ、蓮子。お腹空いちゃった。あ、見て、フードサービスですって」
「んー?どれどれ…。」
#部屋の全員にひとつずつ指示を出してください。全員は出された指示に従う事
「あ、これ私が命令しちゃっていいの?(凄く楽しそうな顔)」
>「…ふ、普通のでね?」
「じゃあ、そうねー…(別に指示っていっても大体メリーしてくれるから…してくれなさそうな面白い事言ってみる…?)私にちゅーしてみるとか!」
>「えっ!?」
「あはは、冗談冗談。いやー、メリーが出来なさそうな事言って意地悪したくなっちゃって。そろそろラストかしらね、最後にメリー振る?」
>「…れ、蓮子のバカ…。じゃあこれで最後。えーい!」
#幸せはもらうもの、作るもの、気付くもの…など色々な言葉がありますが、あなたにとってはどんなものですか?
「それはもちろん…」
>「…もちろん?」
「二人で沢山の秘密を暴いて、二人でたくさん、作るものにきまってるでしょ!」
>「…ふふ、蓮子らしいわ」
「メリーの幸せはなにかしら?」
>「私の幸せは、蓮子といられる事だわ。これからもそばにいてくれる?」
「そんなの当たり前でしょ、二人で沢山の思い出、幸せ、作りましょうね。私たち、ふたりでひとつの舞台なんだから!」
>>5-10,51
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50 :
霧雨魔理沙(東方Project)
2014/05/12(月) 02:19
私は幸せ者だ。
霊夢が私の隣に居てくれて、それだけで幸せなんだぜ。
今朝私が帰るまで起きてくれていた事、すごく嬉しかった。昨日の夜だって寂しかっただろう?眠たかった筈なのに風呂から上がるまで私を待ってくれるなんて、嬉しくてお前が愛おしくて堪らなかった。
こんな私だ。霊夢の事を満たしてやれてるのか時々不安に思う時もある。それでも、私の勝手を許してくれる霊夢には本当に感謝しているんだ。
我慢して、我慢して、寂しさを堪えられなくなった時の霊夢は、その…不謹慎かもしれないがすごく可愛いし庇護欲をそそられるんだ。「あぁ、こいつには私がいなきゃ」って。
でも、実は私も同じ。
私には霊夢がいなきゃダメなんだ。いつも私を待っていてくれる霊夢がいるから私も安心して勝手が出来る。
霊夢じゃなきゃ、ダメなんだ。
霊夢、私は今すごく幸せなんだ。
お前のおかげで幸せだよ。
こんな私だけど、愛想尽かされないように頑張るからさ。末長くそばにいてくれよ。
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49 :
マエリベリー・ハーン(秘封倶楽部)
2014/05/12(月) 02:01
お話の続きをしましょう。
愚かな魔法使いは少女の壊れた心を直してあげる為にはどうすれば良いのだろうと考えました。
こんな時、魔法は何の役にも立ちません。
少女の事を忘れてしまった方が幸せなのだろうかとも考えました。
ですが、少女にとって魔法使いがそうであったように魔法使いにとってもまた少女が大切で大きな大きな存在になっていたのです。どうして忘れる事ができましょうか。
魔法使いは考えました。
少女の為にどうするのが良いのか。
「私は“いらない”。」
と心を閉ざしてしまった少女に、「いらなくない」と声を届けるにはどうすれば良いのか。
愚かな魔法使いは、少女の元に毎日会いに行く事にしました。毎日会いに行って、少女に顔を見せる事にしました。少女は笑ってくれないし、魔法使いに会いたくないと冷たくされましたが、それでも懲りずに毎日少女の元に足を運びました。
そうして魔法使いにとって少女への想いを示したのです。
本当は心が痛かったのかもしれません。でも、少女の受けた傷に比べれば。
本当は泣きたかったのかもしれません。でも、少女の流した涙の量に比べれば。
魔法使いは笑いました。少女が笑ってくれるように。
だって、少女は魔法使いの笑顔が大好きだったから。泣き顔よりも笑顔を見せてあげたかったのです。
数日後。
少女と魔法使いはまた仲良くお話をしています。毎日、一緒にいる事が当たり前であるようにそばにいてたくさんの時間を笑顔で過ごしています。
もしかしたら、また喧嘩をしてしまうかもしれません。
魔法使いは愚直ですが、やっぱり愚かなので少女をまた傷つけてしまうかもしれません。
それでも、魔法使いは少女を愛しているのです。
これは『寓話』。
過去の過ちへの戒め。
もう、二度と少女を悲しませないように魔法使いが記した『寓話』です。
どうか、これから先の頁が悲しみよりも喜びのお話で、涙よりも笑顔で埋まっていきますように。
『貴女』と『私』がいる限り、頁に終わりはないのです。
――ふふっ。
まるで子供向けの絵本のような夢だったわ。でもね、起きた時涙が出ていたの。とても悲しくて、心が潰れそうで、…でも最後には良かったって安心して泣いたのかしらね。
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48 :
マエリベリー・ハーン(秘封倶楽部)
2014/05/04(日) 14:13
夢で見た、とある愚かな魔法使いのお話。
飛ぶ事が大好きで、箒でフラフラと散歩をするのが大好きだった魔法使いは、ある日壁の中にいる少女と出会いました。自分とは違うものを沢山持っている少女に惹かれた魔法使いは、フラフラと散歩をするのも忘れて毎日毎日少女を訪れ、やがて少女のそばを離れずに一日中其処に入り浸るようになりました。
ですが、魔法使いは魔法の研究をしなければなりません。ご飯を食べる為に、少女に美味しいおやつを買ってあげる為に、人から受けた依頼をしなければなりません。それはいつもうまくいくとは限らず、時には魔法使いの心が疲れるような事もありました。
ある日。
少女がいつものように楽しくお話をしてくれているのに、魔法使いは心が疲れていていつものように反応してあげられませんでした。挙句の果てには、少女を遠ざけるようなひどい事を口走ってしまったのです。
口走ってから魔法使いは自分の言った言葉の刃の鋭さに気付きましたが、最早後の祭り。あんなに笑顔だった少女の顔は悲しみに歪み、瞳は光を失って、魔法使いを見てくれなくなりました。
魔法使いはとても勝手でした。
魔法使いはとても愚かでした。
魔法使いはとても嘘つきで、でも独りが大嫌いでした。
魔法使いはとても少女が大好きでした。
次の日、少女を訪れると、少女を取り囲んでいた壁は高く聳え、幾重にも巡らされていました。
魔法使いは泣きました。
自分の罪の重さに気付いて泣きました。
少女の姿が見えず、独りが怖くなり、魔法使いは少女に似たある女の子に声をかけました。
ただ、独りでいると夜の闇に食べられそうだったのです。ただ、それだけでした。話し相手が欲しくて、そこにいた女の子に声をかけただけでした。
でも、それは壁の中の少女の心を壊してしまったのです。
壊してしまった心の欠片を集めようとしてもうまくいかない。
愚かな魔法使いは何度も何度も謝りながら、それでも手を動かして、一欠片でも欠片を拾おうとしました。
藁をも掴む思いで、
自分が壊してしまった少女を、
救おうと、
許しを乞おうと、
勝手な行為を繰り返しました。
――ねぇ、蓮子。
この物語はハッピーエンドだと思う?
それはね、最後まで聞いてのお楽しみ。
見て、頁はまだあるわ。
続きはまた後で。
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47 :
博麗霊夢(東方Project)
2014/04/15(火) 07:44
少し話をしましょうか。
目の前に大きな壁がありました。
女の子はその壁から、出る事が出来ませんでした。出ようと頑張る事がありませんでした。
ある時、女の子は壁の中に一人の女の子と出会いました。
彼女は幸せそうでした。壁の中で一人だった女の子が、お話出来る女の子と出会えたからです。
女の子は泣いたり笑ったり、幸せでした。
あの子に会えた事が幸せでした。
しかし、一緒にいれば上手くいかない事だって多々あります。
今まで一人だった女の子は、沢山のことを話したくてなりふり構わず話をします。けれど、もう一人の女の子は疲れてしまいました。
そして、女の子は喧嘩してしまい、また壁の中で一人ぼっちになってしまいました。
膝を抱えて眠っていると、壁の外から声が聞こえました。
女の子はおそるおそる目を開けてみると、外で自分の良く似た姿の女の子と、仲が良かった女の子が親密に話をしているではありませんか。
その時、彼女は想いました。
>「×××××」
苦しくて、逃げだしたくて、必要ない自分と、これが自分の罪だと、傷付けた自分が嫌になって、壁の中にもっと大きな壁を作りました。
壁の中はもう何も見えません。声も聞こえなければ、隣には誰もいないのです。
外にいる女の子も、呆れて、もう「わたし」に声を掛けてくれる事はないのだと、気付いてしまったのです。
誰も、誰も。
幸せを詰めた小箱から、落ちるごとに沢山の欠片があふれていく。
こんな事ならいっそ、もう死んでしまった方が幸せなんじゃないか、と彼女は微笑みました。
泣きたい時ほど、涙の欠片なんて出ないもので。
これはもう、物語の最後のページ、なのかしら。
そう、だから。物語は、
捲る事の出来なくなった物語は。
こうしてしまえば、きっと女の子も幸せなんじゃないかな、と。
最初は少し痛いけど、そのうちもっと幸せの小箱が現れて、あの子を満たしてくれる。
私はどうしようもない怖がりで、臆病で、そうやって自分に言い聞かせて楽になる致死量の毒を手に入れた。
そして、「わたし」は静かに微笑んだ。
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