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┗科学少女は幻想少女の夢を見るのか?(67-76/125)

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76 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 01:06

#2013/09/07(土) 05:30

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。


嫉妬。
――なんて地底の橋姫じゃあるまいし…と思ったけど、私って本来すごく嫉妬深いんだった。そうじゃなきゃ監禁しようなんて考えないよな。自分で言うのもアレだが。
最近お前が私をちゃんと見てくれてるから、そういう気持ち少しだけ忘れていた。

今日はさ、自分でも分からないけど私が帰った時に神社に集まってる奴らと楽しげに笑って話しているお前が目に入って、何となく面白くないなぁ…って気持ちになって、そんな私を楽しそうに酔ってるお前が出迎えたのがまた何か面白くなくて、つい素っ気無い態度を取ったんだ。

でも、やっぱり子供だな私。
霊夢の寂しさを分かってるのに、その上でつまんない態度とって…。まだ暑い中台所に立って油使ってせっかく作ってくれた唐揚げも美味しいって笑顔で食べてやれなくて…。結局自己嫌悪で空気悪くして…。

眠ってた悪い虫が今日は起きちまったみたいだ。


お前はとっても魅力的だ。
人も妖怪も惹きつけて、皆を楽しませる。
話題の中心にいて、愛されて、それでいて自ら気遣いも忘れないでいて。


だから時々不安になるんだぜ。

>れいむ、こっちむいてよ


あの場所は好きだぜ。
だからこれからも霊夢は霊夢のしたいように居てくれりゃいいんだ。私もそうする。
霊夢が私の事を一番に考えてくれているのもちゃんと知ってる。時々私がいない時でも私の名前を出したり話題にしてるのを見るとさ、嬉しいんだ。
お互いの発言に星つけたり、たまに同じものに星がついてたりするのも可笑しいよな。


まぁ、でもあまり他の奴にベタベタ触られたり変な事されてるのを目撃した時は、

今日みたいに拗ねてやるからな。

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75 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 01:05

#2013/08/24(土) 03:05

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

私は太陽だなんて言える程明るくはないんだけどね。
私が太陽であんたが星なら一緒に居れないみたいな言い方。輝いてられるのは朝だけ。それに…太陽が出たら、やっぱり星が見れないわ。

…そうだ、なら私は空になればいいのよ。何物にも縛られず、けれど其処にずっといるから。
毎日其処に居るのが当たり前で、居ないとなんだか調子狂うっていうか…伝わるかしら?
ふふっ、なんて。ちょっと規模が大きすぎるわね。

表ではいつも素直になりきれなくて、意地悪ばっかり言ってるし。
周りの目を気にしては普通に居ようってなんだか必死になってる。
でも、ね。…私は他の人と楽しそうに笑ってる魔理沙が好き。魔理沙の笑顔が好き。
だからあんたが凄くあの場を楽しんでるの見て、とっても嬉しいの。

>だって、私が魔理沙の一番だって感じられるから。

私しか知らない表情を、魔理沙はみんなの前で見せないから。
馬鹿みたいな優越感に浸って、一人で喜んでる。…なんだか子供っぽい自分が嫌になるわね。



素直に言える。私は魔理沙の一番で居られて本当に良かった。
これからどんな人にも譲るつもりもない、私だけの魔理沙。

もっと私に夢中になって。



あー…今更だけど日記、書いてくれてありがと。我が儘ばっかり言ってごめんなさいね。
無反応のように見えたけど、本当はとっても嬉しかったの。

恥かしいと素直にお礼も言えないのよ、まったくもう…。

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74 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:38

#2013/08/23(金) 04:27

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

霊夢との距離が日に日に縮まっていく気がして、何気ない日常のやり取りが毎日楽しい。

今日はどんな事が起きるかな。
どんな楽しい事を話せるかな。
霊夢は何を作ってくれるかな。

他の奴らと会うのも楽しいけど、やっぱりお前は別格なんだ。私に向けられるお前の言葉一つ一つが思い出の結晶で、全部全部色褪せないように宝箱に収めておきたい。

――でも、こうして想いをしたためるのはやっぱりこっちの方が都合が良いようだ。


朝はお前が私の寝起きを待ち、夜は私がお前の寝顔を眺める。
まるで太陽と星。お互い日中と夜しか輝けない。でも、実際はいつだって同じ空に居る筈なんだ。
心はいつでも二人、傍に…。

ああ。
でも、もっとお前と一緒にいられたら。
一日がもっと長ければ。
もっと私に余裕が生まれれば。

一人前の魔女になれば流れていく時間を止めてお前と好きなだけいられるかな。


>丁度いい距離感かもしれないけど、勝手かもしれないけど、本当はもっとお前に触れていたいんだ。


日に日に増していく想いが、明日が来る事を拒む。朝日が昇る瞬間を拒む。
もうじき星の時間が終わる。


愛してるよ、霊夢。
この気持ちは本物だ。

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73 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:35

#2013/08/16(金) 01:23

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

空を見ても星も出てなければ月も顔を出してないそんな夜。
なんだか物悲しくなってちょっと空から視線を降ろしたら当たり前のように見えた地面がなんだか変な感じだった。
まるですぐそこに地面があるような、今なら空を飛んでも落ちてしまうんじゃないかって思う、何とも言い難い感覚に包まれてそっと目を閉じた。

お酒がまわってきちゃったのかしら、大分経ってるんだけどなんだか平行感覚がなくなるような、そんな。

…やれやれ、酔いが醒めるまでどれ程寝てしまえばいいのかしらね。

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72 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:34

#2013/08/09(金) 02:28

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>低く私を笑う声。酷く私を妬む声。
>強く私を恐れる声。痛く私を突き刺す声。

声は嫌い。感情が表に走って心に突き刺さるから。
いつからか、本当の意味で私は考える事を止めてしまった。
他人に好意を向ける事を諦めてしまった。

自分がどれだけ人間らしく生きるか、とか。少しでも人間らしくいたいだとか。
小さい頃、あの事件をきっかけに私は本当の意味で心を閉ざしてしまった。

じゃないと、心が痛むから。心が痛んで、いつか耐え切れずに死んでしまうから。
だったら、死んでしまう前に自ら心を閉ざして守ってあげればいい。
ただそれだけ、簡単な事だった。弱い心を他人に晒す事を恐れた強い私。

ただ仮面を付けて笑って、涙なんか流してやるものか。私はそう自分で決めて泣き虫をやめたんだから。
嘘で固められた仮面だって、何れ誰も気付かなければ本物になるのだから。
私もその仮面を真実だと信じ込んで生きていけると信じていたから。

でも、誰も触れずに居たそんな仮面にきっとあんたは気付いてしまった。
妖怪はきっと知ってたのでしょう。でも見て見ぬふり。私も深く干渉しない、それが当たり前だったから。
その当たり前をあんたが壊したの。少しずつ、力尽くで壊されたのよ。



本当はだれにも言えない。助けて、助けてって怯えてた私の心。

「独りで怖がってないで、私を少しでいいから、信じてくれ。」
拒絶を続けたあの夏の夜。

その言葉一つで、心の何かが解けて、仮面が砕かれて、溶けて、蕩けていくようで。
>『今なら素直に好きといえる。』
なにを言っても、魔理沙は笑わずに受け入れてくれる。そんな気がして。

全部全部、甘くても、優しくても、苦しくても、痛くても。
ハリネズミのような私を受け入れて欲しくて。分かって欲しくて。

――…ねぇ、魔理沙。私ね、どうしようもないくらい、あんたの事が好きみたい。

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71 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/08/06(火) 03:49

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

霊夢の体温が好きだ。
暑すぎず、冷たすぎず…まぁ、あいつだって変温動物じゃないんだから当然なんだけどな。
そうじゃなくて。
私にとって。
この両手で包み込む時の、胸の中に抱き寄せた時の、隣で寄り添って眠る時の、あいつの温もりが丁度いい。

キスの時の唇も、私に触れる手指も、私を呼ぶ吐息すらも、全部のあいつの温もりが丁度いい。

一方。
あいつ曰く、私は体温が高いらしくて少し暑苦しいとか。夏なんかはベッタリくっつこうとすると結構嫌な顔をする。
その代わり、冬は湯たんぽ代わり。低血圧な霊夢は足先が少し冷たい。

#私は季節に関係なく霊夢の体温に触れていたいんだけどな。


ところで、人間は笑ったり好きな事をしてる時に体温が上がるそうだ。
つまり私の体温が高いのは、霊夢と一緒にいる事そのものが私にとって楽しい事であり好きな事だからなんじゃないか?なるほど、じゃあ私は悪くない。悪くないからこれからも季節関係なくお前に抱き着こう。


>『この熱は誰の所為?』
霊夢の所為。

うむ。我ながら素晴らしい論述だぜ。

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70 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/07/29(月) 05:10

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

意識はあんたに傾くようになったのは、きっと明白な線引きをされたのは、あの日から。

「…神様にお願いしたんだ。霊夢がもっと私を見てくれるように。他のどんなやつよりも私を優先してくれるように、ってな。この意味分かるか?」

あの日を境に私と魔理沙は変わってしまった。
知らない事を沢山教えられ、伝えようのなかった私を沢山みせてしまった。
それは今までの私になかった、誰にでも平等でいる私にとっては大きな変化で、その言葉は私を狂わす第一歩だった。

#誰かと共に生きると言う事。
それはとても痛くて、けれどとても幸せで。

#誰かを想うと言う事。
それはとても弱くて、けれどとても強くて。

#誰かを考えるという事。
それはとても儚くて、けれどとても美しくて。

知らない世界の色が私の紅と白だっただけの世界に沢山の色を移しだして、輝いてる星のようで。

ねぇ魔理沙、いつかあんたは私のことを星だって笑ってたけど…私は星なんかじゃないわ。
しいて言うなら、そうね…きっと空。
何者にも何物にも縛られなくてふわふわ浮いて、辺りには輝く人や妖怪たち。私はその楽園の巫女であり、何にも混ざる事のない空だったんだから。
きっと魔理沙のおかげ。明るくなったり、赤くなったり、暗くなったり、雨が降ったり出来るようになれたんだと思う。
魔理沙が空に浮かぶ、綺麗に輝く一等星みたいな星だから。空に浮かぶ、空である私が手を伸ばしたくなるような、そんな綺麗な星であるから。

でも、星は夜にしか来てくれない、いてくれない。だからそんな魔理沙に会いたくて。毎日神社であんたの事を待ってる事も出来なくて、何度も魔理沙の家に訪れて。沢山の物を知りたくて、もっともっと色を見せて欲しくて。

私はね、未だに良くわかってない。愛とか恋愛とか。本でしか読んだことがないのよ、あの古本屋に置いてある。そう、でも私は…――
>『まるで恋のように』
あんたに焦がれてる。
空と星、星と空。紅と白、白と黒

だから、私にもっと教えて。好きとか、愛をいっぱい。溢れる程に。

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69 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:01

#2013/07/27(土) 02:38

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53
物心ついた頃から傍にいるのが当たり前だった。

私は、お前を目標にして。
お前よりも強くなりたくて。
お前に認めてほしくて。
お前に褒めてほしくて。
#「やるじゃない」

だからいつもお前の傍にいた。
そうすれば、早くお前に近付けると思っていたから。

お前は、私にとっての『星』だった。


気付けば傍にいるのが当然だった。

暇な時には縁側で隣り合ってお茶を飲んで。
異変の時にはお前より先に解決しようと張り合って。
面白い話を聞けば、やっぱりお前にいち早く聞かせようと神社に行って。
悔しい事があれば、お前に愚痴ってスッキリするのがいいと思ってお茶をたかって。
#「ここはお茶屋じゃないんだけど」


ある日、気付いた。

#「別に、いつもの事じゃない」

お前の目は私を見ていない。
今まで気にしなかった事がやけに気になり始めた。
私と話しているのに、お前の目は私を映そうとせず何処か遠くを見ていて…それが何だか寂しくて。
お前にしてみりゃ、何の意図も無い普通の事だったのかもしれない。でも、私は交わらない視線に何故だかひどく焦りを感じた。

私は『星』を見る。
『星』は私なんか見ずに、ただ広い夜空に煌く。


一緒にいるのが当たり前の関係。
はじめは羨望、次は友情、それから…

ああ。
私としたことが、なんという事だ。
こいつにこんな感情を抱くなんて。
どうしよう。
バレたらどうしよう。拒絶されたらどうしよう。でも、でも。

>『どうしよう 好きみたい』

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68 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:59

#2013/07/26(金) 03:20

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

声がする。
それは確かに魔理沙の声だ。

何時も意識する事はないけれど、急に耳元で呼ばれた。誘ったのは、まぁ私なんだけど。…そんな甘く私だけに囁きかける魔理沙の声。

私は魔理沙の声が好きだ。それはなんていうか、言葉で上手く説明はできないけど、確かに好きだと分かる魔理沙の声が好き。

子供っぽくて、鈴のようで、ちょっと低いそんな声。
弾けるように耳に届くその声はまるでカレイドスコープのように様々な色を見せる。

耳元で囁かれる。あの七夕の日の事。

「…こんな感じか、霊夢?」
あぁ、そう。そんな感じ。ぞくぞくする、魔理沙の声。安心するけど…でもそれと同時に心拍数が上がる魔理沙の声。それと共に触れる柔らかな唇。
ねぇ、やっぱり私好きなの。魔理沙の事。
言葉で伝えきれないくらい、形容できないくらい、私は魔理沙の事が好き。
だってこんなにドキドキしてるの。心臓が張り裂けそう。
魔理沙の前に居る時だけ、どうしてこんなにも――

「霊夢、愛してる。」
身動きが取れなくなる。抱き締めたいのに、でもまるで魔法にかかってしまったみたいに。時間が止まってしまったみたいに。

魔理沙は狡いわ。私の事、簡単に魔法を掛けてしまうのだから。
それはそう、
>『甘く痺れるかなしばり。』

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67 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/08/31(日) 23:57

#2013/07/25(木) 01:50

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>首筋、胸、腰、腿、足の甲――それから、唇。

霊夢の体になら至る所にキスしたい。
キスで足りなくなると、噛み付いて、その白い肌に赤い痕を残したい。私のモノだって、他の奴らに見せつけるように、わざと見える場所に。

霊夢は赤がよく似合う。

#なるほど。お前が好きな耳は『誘惑』か。


私の折れた箒。
私の腹に刻まれた傷痕。
それを目にする度、お前が辛そうに目を背ける。
自分がしてしまった事を悔いるように。
私はそうして自身を苛むお前を慰める。

「お前のせいじゃない」
「私は大丈夫」

私に対する罪悪感で顔を歪める霊夢を可哀想に思う。
私に対する罪悪感で心を痛める霊夢を可愛く思う。

私は大丈夫。
お前が私に心を囚われているのを確認して、最低な愉悦を覚えるのだから。

ほら、そうやって傷から目を背けて作り笑い。
その心情たるや、想像するだけで私はお前を息ができないくらいに強く抱きしめたくなるよ。

なぁ。
散々心を痛めてお前を想い続けてきたんだ。
これくらいの感情を抱いたって、バチは当たらないだろう?

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53 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/20(水) 02:02

甘_い恋10題とかなんとか。時間があったら適当に、ほら一緒に埋めていきましょ?

1.甘く痺れるかなしばり
>>68

2.どうしよう好きみたい
>>69

3.まるで恋のように
>>70

4.この熱は誰の所為?
>>71

5.今なら素直に好きといえる
>>72

6.からかいのまなざし
>>80

7.上手なキスの仕方を教えて
>>82

8.君に触れたがる手
>>83

9.あのキスを忘れない


10.好きで、好きで、


(お題元サイト:ttp://have-a.chew.jp/on_me/)

68 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:59

#2013/07/26(金) 03:20

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

声がする。
それは確かに魔理沙の声だ。

何時も意識する事はないけれど、急に耳元で呼ばれた。誘ったのは、まぁ私なんだけど。…そんな甘く私だけに囁きかける魔理沙の声。

私は魔理沙の声が好きだ。それはなんていうか、言葉で上手く説明はできないけど、確かに好きだと分かる魔理沙の声が好き。

子供っぽくて、鈴のようで、ちょっと低いそんな声。
弾けるように耳に届くその声はまるでカレイドスコープのように様々な色を見せる。

耳元で囁かれる。あの七夕の日の事。

「…こんな感じか、霊夢?」
あぁ、そう。そんな感じ。ぞくぞくする、魔理沙の声。安心するけど…でもそれと同時に心拍数が上がる魔理沙の声。それと共に触れる柔らかな唇。
ねぇ、やっぱり私好きなの。魔理沙の事。
言葉で伝えきれないくらい、形容できないくらい、私は魔理沙の事が好き。
だってこんなにドキドキしてるの。心臓が張り裂けそう。
魔理沙の前に居る時だけ、どうしてこんなにも――

「霊夢、愛してる。」
身動きが取れなくなる。抱き締めたいのに、でもまるで魔法にかかってしまったみたいに。時間が止まってしまったみたいに。

魔理沙は狡いわ。私の事、簡単に魔法を掛けてしまうのだから。
それはそう、
>『甘く痺れるかなしばり。』

69 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:01

#2013/07/27(土) 02:38

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53
物心ついた頃から傍にいるのが当たり前だった。

私は、お前を目標にして。
お前よりも強くなりたくて。
お前に認めてほしくて。
お前に褒めてほしくて。
#「やるじゃない」

だからいつもお前の傍にいた。
そうすれば、早くお前に近付けると思っていたから。

お前は、私にとっての『星』だった。


気付けば傍にいるのが当然だった。

暇な時には縁側で隣り合ってお茶を飲んで。
異変の時にはお前より先に解決しようと張り合って。
面白い話を聞けば、やっぱりお前にいち早く聞かせようと神社に行って。
悔しい事があれば、お前に愚痴ってスッキリするのがいいと思ってお茶をたかって。
#「ここはお茶屋じゃないんだけど」


ある日、気付いた。

#「別に、いつもの事じゃない」

お前の目は私を見ていない。
今まで気にしなかった事がやけに気になり始めた。
私と話しているのに、お前の目は私を映そうとせず何処か遠くを見ていて…それが何だか寂しくて。
お前にしてみりゃ、何の意図も無い普通の事だったのかもしれない。でも、私は交わらない視線に何故だかひどく焦りを感じた。

私は『星』を見る。
『星』は私なんか見ずに、ただ広い夜空に煌く。


一緒にいるのが当たり前の関係。
はじめは羨望、次は友情、それから…

ああ。
私としたことが、なんという事だ。
こいつにこんな感情を抱くなんて。
どうしよう。
バレたらどうしよう。拒絶されたらどうしよう。でも、でも。

>『どうしよう 好きみたい』

70 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/07/29(月) 05:10

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

意識はあんたに傾くようになったのは、きっと明白な線引きをされたのは、あの日から。

「…神様にお願いしたんだ。霊夢がもっと私を見てくれるように。他のどんなやつよりも私を優先してくれるように、ってな。この意味分かるか?」

あの日を境に私と魔理沙は変わってしまった。
知らない事を沢山教えられ、伝えようのなかった私を沢山みせてしまった。
それは今までの私になかった、誰にでも平等でいる私にとっては大きな変化で、その言葉は私を狂わす第一歩だった。

#誰かと共に生きると言う事。
それはとても痛くて、けれどとても幸せで。

#誰かを想うと言う事。
それはとても弱くて、けれどとても強くて。

#誰かを考えるという事。
それはとても儚くて、けれどとても美しくて。

知らない世界の色が私の紅と白だっただけの世界に沢山の色を移しだして、輝いてる星のようで。

ねぇ魔理沙、いつかあんたは私のことを星だって笑ってたけど…私は星なんかじゃないわ。
しいて言うなら、そうね…きっと空。
何者にも何物にも縛られなくてふわふわ浮いて、辺りには輝く人や妖怪たち。私はその楽園の巫女であり、何にも混ざる事のない空だったんだから。
きっと魔理沙のおかげ。明るくなったり、赤くなったり、暗くなったり、雨が降ったり出来るようになれたんだと思う。
魔理沙が空に浮かぶ、綺麗に輝く一等星みたいな星だから。空に浮かぶ、空である私が手を伸ばしたくなるような、そんな綺麗な星であるから。

でも、星は夜にしか来てくれない、いてくれない。だからそんな魔理沙に会いたくて。毎日神社であんたの事を待ってる事も出来なくて、何度も魔理沙の家に訪れて。沢山の物を知りたくて、もっともっと色を見せて欲しくて。

私はね、未だに良くわかってない。愛とか恋愛とか。本でしか読んだことがないのよ、あの古本屋に置いてある。そう、でも私は…――
>『まるで恋のように』
あんたに焦がれてる。
空と星、星と空。紅と白、白と黒

だから、私にもっと教えて。好きとか、愛をいっぱい。溢れる程に。

71 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/08/06(火) 03:49

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

霊夢の体温が好きだ。
暑すぎず、冷たすぎず…まぁ、あいつだって変温動物じゃないんだから当然なんだけどな。
そうじゃなくて。
私にとって。
この両手で包み込む時の、胸の中に抱き寄せた時の、隣で寄り添って眠る時の、あいつの温もりが丁度いい。

キスの時の唇も、私に触れる手指も、私を呼ぶ吐息すらも、全部のあいつの温もりが丁度いい。

一方。
あいつ曰く、私は体温が高いらしくて少し暑苦しいとか。夏なんかはベッタリくっつこうとすると結構嫌な顔をする。
その代わり、冬は湯たんぽ代わり。低血圧な霊夢は足先が少し冷たい。

#私は季節に関係なく霊夢の体温に触れていたいんだけどな。


ところで、人間は笑ったり好きな事をしてる時に体温が上がるそうだ。
つまり私の体温が高いのは、霊夢と一緒にいる事そのものが私にとって楽しい事であり好きな事だからなんじゃないか?なるほど、じゃあ私は悪くない。悪くないからこれからも季節関係なくお前に抱き着こう。


>『この熱は誰の所為?』
霊夢の所為。

うむ。我ながら素晴らしい論述だぜ。

72 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:34

#2013/08/09(金) 02:28

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>低く私を笑う声。酷く私を妬む声。
>強く私を恐れる声。痛く私を突き刺す声。

声は嫌い。感情が表に走って心に突き刺さるから。
いつからか、本当の意味で私は考える事を止めてしまった。
他人に好意を向ける事を諦めてしまった。

自分がどれだけ人間らしく生きるか、とか。少しでも人間らしくいたいだとか。
小さい頃、あの事件をきっかけに私は本当の意味で心を閉ざしてしまった。

じゃないと、心が痛むから。心が痛んで、いつか耐え切れずに死んでしまうから。
だったら、死んでしまう前に自ら心を閉ざして守ってあげればいい。
ただそれだけ、簡単な事だった。弱い心を他人に晒す事を恐れた強い私。

ただ仮面を付けて笑って、涙なんか流してやるものか。私はそう自分で決めて泣き虫をやめたんだから。
嘘で固められた仮面だって、何れ誰も気付かなければ本物になるのだから。
私もその仮面を真実だと信じ込んで生きていけると信じていたから。

でも、誰も触れずに居たそんな仮面にきっとあんたは気付いてしまった。
妖怪はきっと知ってたのでしょう。でも見て見ぬふり。私も深く干渉しない、それが当たり前だったから。
その当たり前をあんたが壊したの。少しずつ、力尽くで壊されたのよ。



本当はだれにも言えない。助けて、助けてって怯えてた私の心。

「独りで怖がってないで、私を少しでいいから、信じてくれ。」
拒絶を続けたあの夏の夜。

その言葉一つで、心の何かが解けて、仮面が砕かれて、溶けて、蕩けていくようで。
>『今なら素直に好きといえる。』
なにを言っても、魔理沙は笑わずに受け入れてくれる。そんな気がして。

全部全部、甘くても、優しくても、苦しくても、痛くても。
ハリネズミのような私を受け入れて欲しくて。分かって欲しくて。

――…ねぇ、魔理沙。私ね、どうしようもないくらい、あんたの事が好きみたい。

80 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 01:27

#2013/10/07(月) 05:26

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

霊夢の目を言葉で表現するとしたら、凛として涼やか。
派手過ぎない、でも端正な顔立ち、真っ直ぐ茎を伸ばして香り立つ大きな花を咲かせる白百合のようなあいつを更に美しく飾る二つの瞳。
野心に燃えてぎらつくわけでもなく、全てを見透かすような達観したような、ちょっぴり小憎たらしい目。

最近は私をよく映してくれるようになった。
凛として涼やかな眼差しは、私の前だとやけに子供っぽく輝いたり、涙で大きく揺れたりと様々な色を帯びる。

時々。
いつもは私があいつをからかっては呆れられたり怒られたりするのに、時々あいつの目は好奇心旺盛な猫のようにきらめく。
不意にドキッとさせられたり、想定していない事をされたり言われたり…。そんな時、あいつは私の反応を見て「ふふん」と満足げに笑う。猫のような大きな目で真っ直ぐ私を見つめて、あるいは横目で得意そうに。
その吸い込まれる綺麗な眼に私はまた目を奪われる。

やられた、って。


こんな関係になるまではちょっと馬鹿にされてるみたいでムッとする事が多かったあの目つきも、今では可愛らしい
>『からかいの眼差し。』

さて、そんな眼をして今度はどんなイタズラをするつもりなんだ?

82 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 01:28

#2013/12/01(日) 05:04

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

ねぇ魔理沙、キスって何かしら。
私、魔理沙に会うまでキス…だなんて知らなかったの。
魔理沙とは色んなキスをしたと思う。

初めてのキスは、確か私が寝ぼけてる時に。
次は、凄く甘い飴の味。
その次は…あんまりいい思い出でもない、無理矢理のキスだったかしら。
多分これも正確には覚えてないし、魔理沙とはそれくらい数えきれないキスをしてる。

私はキスが好きよ。魔理沙とキスをして、魔理沙を凄く感じて居られるから。
其処に魔理沙がいる、魔理沙と同じなんだって…なんだか凄く安心するの。
私が好きなキスは、おはようとかお休みとかそんな時にする優しいキス。
あ、それだけじゃないわよ?もっと深く、深く、蕩けるように甘いキス。
…メルトダウンみたいな?なんていったらあんたが怒るだろうしやめとくわ。

ねぇ魔理沙。魔理沙はどんなキスが好き?
優しいキス?無理矢理するキス?互いを確かめるような優しいキス?それとも…もっともっと深い、激しいキス?
唇だけじゃないわ。ほっぺ、おでこ、指先、手の平、首筋、耳元…これも数えきれないわね。

キスをする度に、魔理沙の事が好きになるような気がする。なんだか麻薬みたいで、…すればするほど、もっとしたくなるの。


だから、もっともっと、
>『上手なキスの仕方を教えてよ。』

…寝てる魔理沙のほっぺは何時も柔らかくて、好きなキスのひとつ。秘密にしてたけど折角だし書いちゃおっと。
おやすみなさい、魔理沙。

83 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 01:29

#2013/12/06(金) 05:06

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

――霊夢。

……って手を伸ばしてみれば、お前はそれに応えるように手を伸ばしてくれる。
その手がお互いの体を包むように抱き寄せて、私達は欲しいだけお互いの温もりを分かち合えるんだ。


昔はそんな事考えもしなかった。
霊夢には触れたかった。捕まえたかった。
それはあくまでお前という輝く星を目印に自分が強くなる為に。いつかお前のその背中に触れて、お前よりもっと高く空へ飛ぶ為に、私はこの腕を伸ばし、この手を懸命に伸ばしていた。

時は過ぎて、今も私はお前を求めて手を伸ばしている。
でもあの時と違うのは、私が伸ばしている手を霊夢が自ら握ってくれる事。
指を絡めてくれる事。

本当は、いつだって、どんな時だって霊夢の感触に触れていたい。
手に残る記憶だけじゃ物足りない。手のひらから感じられるものばかりじゃない。
触れた時の霊夢の表情とか、心の揺れ動きとか、そういうあらゆる『霊夢』を知りたくて見てみたくて。

>『「君」に触れたがる手』
は飽きもせずお前へと伸ばされるだろう。