セブンネットショッピング

仲間一覧
┗486.荒れ狂う波のように彼女は歌う

|前|次|1-|||
1 :大業物(爆)
08/04(日) 01:08

お久しぶりです!

性懲りもなく新たな作品を引っ提げてきました

まずはおかえりの目的で初期設定のお話いくつか流します

それを踏まえた上それを元に広げて新たな物語を描こうかなという算段です

目次1↓

>>2
初期設定のお話その1

>>4
初期設定のお話その2

>>6>>7>>8 
第1話「荒れ狂う波のような女」

>>9>>10>>11 
第2話「ROCK ON」

>>12
そのときキティたちは⋯①

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
[スレ削除][編集]

12 :大業物(爆)
08/24(土) 15:10

そのときのキティたちは何してたかをちょくちょくここへ綴っていきます

扉絵連載みたいにお考えください


そのときのキティたちは⋯part1

西の海、ザンリオール監獄塔


最上階 22階【淑女狼】の部屋にて


部屋の中に巨大な岩が置かれており、
そこに括りつけられて捕らわれてる衣服がボロボロの女が一人


キティ
「ニャハハハハ⋯⋯こんなところに珍しいね?お客さん?」

アスター
「どんなやべーやつが捕らわれてると思えば⋯⋯」

キティ
「何?拍子抜け?」

アスター
「どうだろうな⋯⋯見てくれはそんな凶暴そうには見えねぇ」

キティ
「あなたは大分悪党顔してるけどね⋯⋯で?何用?というかどうやってここまで?」

アスター
「あーもちろん⋯下の階やつらは⋯」

キティ
「!」

アスター
「全部ぶっ倒してきた⋯⋯あとはお前だけだ⋯⋯助けてやるから俺と勝負しろ」

キティ
「ニャハハハハ⋯⋯あなたの方がやばいやつじゃん⋯⋯でも乗った!」


これが【淑女狼】ハイメンツ・D・キティと

【斬鬼人】グレイト・アスターの運命の出逢い




〜〜〜


キティ
「いいの?私なんて連れ出したらアスター⋯あなたが危ないよ?」

アスター
「そんなこと知らねぇ元々もう札付きだ今更海軍が政府がどうのそんなくだらねぇことより⋯⋯この俺に膝をつかせたお前のその強さが知りたい⋯⋯それだけだ」

このとき

グレイト・アスターは懸賞金2400万ベリー

西の海で巷を騒がす人斬りの剣士だった

キティはこのとき懸賞金こそないが政府にとって秘匿にするべき存在

このザンリオール監獄塔脱獄事件によりさらに悪名が上がることになるのはまた別のお話

とにかくこのときキティとアスターは人知れず戦い

キティがアスターに勝利したことにより運命が動き出す


キティ
「ニャハハハハ⋯変わった人だねアスターって」

アスター
「お前にだけは言われたくないがな」


とここまでは綺麗に締めることができるお話だが

二人はなんとトチ狂ったのか大海原にボートで漕ぎ出してしまう

その後にどうなってしまうのかはまた


part2へ続く


※こちらがアイヴィたちの第1話の時系列半年前の出来事である

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
[削除][編集]

11 :大業物(爆)
08/24(土) 15:05

リターン
「⋯⋯あ、いやすまない⋯それは困ったな⋯」

アイヴィ
「別にその奪った刀があんじゃねぇか、あいつら相当な貴族だったみてぇだしそれ結構上物じゃねぇか?」

リターン
「⋯⋯いや…私が持っていた刀は少しな⋯⋯」

アイヴィ
「?…そんなたけぇもんなのか?」

リターン
「⋯⋯いや妹とおそろなんだ⋯⋯」

アイヴィ
「は?」

リターン
「は?じゃない!妹とおそろだぞおそろ」


アイヴィ
「いや知らねぇよ!それがどうしたんだよ」

リターン
「妹とおそろの物を持つのがお姉ちゃんだろう?」

アイヴィ
「いやそうでもねぇと思うけど」

リターン
「あ、そうかお主にはまず私の妹の話をしていなかったな⋯私と8つ離れた妹はな⋯今海軍にいて最近ついに尉官クラスに昇か⋯」ブツブツ

アイヴィ
「いや知らねぇ!興味ねぇ!聞いてねぇ!」


リターン
「本当に律儀で真面目で可愛い子でな⋯お姉ちゃんとしても鼻が高く⋯」ブツブツ

アイヴィ
「構わず喋り続けんな!!」


リターン
「⋯⋯ともかく大事な刀なんだ⋯協力してくれないか」

アイヴィ
「⋯つってもなぁ⋯あたしら曲がりなりにも誘拐された身だぜ?何処に連れてかれたのか分かんねぇしよ」

リターン
「ふむっ⋯たしかにそうだ」


アイヴィたちに助けられた演者A
「姉ちゃんたち、ここはパクラ列島だよ」


アイヴィ
「パクラ列島?知ってるか?」

リターン
「知らないな⋯あいにく私は北の海出身じゃない」

アイヴィ
「あたしもだよ」


演者A
「⋯わかりやすく言うならあんたの刀とやらはもうこの島にはねぇよ」

リターン
「なんだと⋯」

アイヴィ
「じゃあ何処に行ったんだ?」

演者B
「ここからだと貿易の都、テシレイアだろう」

アイヴィ
「あーそれなら有名だな⋯こっからすぐ行けるのか?」

演者A
「いーや直接行っても1週間は掛かるな」

リターン
「遠いな⋯」

演者B
「ここはそういう人気のねぇ辺境の場所ってことだ⋯だからこういうことが横行するしたまにこいつら"北の華族"が現れてはこの余興を開催するのさ」

演者A
「まぁあんたたちはその大元をやっちまったみたいだが⋯キッドアイラーク家ってのは他にもお偉方がいてな⋯あんたらは恐らくマークされた⋯早く次の追手が来る前に逃げたほうがいい」


アイヴィ
「どのみち出なきゃなんねぇのか⋯」

リターン
「ふむ⋯思ったが船はあるのか?」

演者B
「街にいきゃあ次の島に行けるくらいの船はレンタルできると思うぜ」


アイヴィ
「生憎だがあたしは金がねぇ」


リターン
「右に同じだ」

???
「お困りのようね」

アイヴィ、リターン
「!」

???
「わたくしが助けてあげる!」

ドン!

To Be Continued
>>13

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
[削除][編集]

10 :大業物(爆)
08/24(土) 15:04

リターン
「⋯すまない⋯この技は急には止まれないんでな」

アイヴィ
「んだよそれ妙な戦い方だな」

リターン
「⋯⋯お主にだけは言われたくないが」

サファリング
「なっ⋯なっ⋯なっ」

演者たち
「お、おい嘘だろ…あいつら強くねぇか?」

「北の華族の黒服ボディガードたちって下級兵士でも全員支部大尉クラスだぞ!?」

サファリング
「ふざけてますノ!こんなこと許されていいわけありませんノ!お前らたたじゃおきませんノ」

アイヴィ
「ただじゃおかねぇのはてめぇの方だ」

リターン
「ふむ」

サファリング
「なっなんですノ!⋯!?っ⋯⋯ち、近づくなぁ!⋯⋯げ、下民共が!」

アイヴィはギターをリターンは刀を肩に乗せてじりじりと詰め寄る

サファリング
「や、やめ⋯」

アイヴィ
「やめねぇよ⋯⋯あの世で」

リターン
「しっかり⋯」

アイヴィ、リターン
「「後悔するんだな⋯クソババア!!!」」


サファリング
「ひ、ひえええええええええええ!!!!」

サファリング
「…ブクブクブク」

リターン
「気を失ったか⋯」


アイヴィ
「けっ…止め刺す価値もねぇ」


アイヴィは振りかぶったギターを相手がその前に気絶したのを見てゆっくり振り下ろし

その場であぐらかいて煙草を咥えた

カチッ…ジュボ…

スタスタスタ…

リターン
「どうやらあやつが銃を撃つのが下手なお陰で致命傷は免れたみたいだな…おい、この者らまだ意識がある!」

演者たち
「!!!」

リターンは撃たれた踊り子の二人を軽く手当てして、舞台袖にいた演者たちを解放

病院へいくように指示


こうして"死の劇場"での1件は落着した

が世間的にはもちろん後に大問題となるがそれはまた後のお話



リターン
「改めて助かった、礼を言う⋯遭難して気を失っていて目が覚めたらこの状況でな」

アイヴィ
「助けた覚えはねぇよ⋯あたしも多分酔い潰れたところを勝手に連れてこられただけだ」


リターン
「重ねてすまないが⋯私の刀を探してくれないか?」

アイヴィ
「は?」

リターン
「肌見放さず持っていたはずなんだが腰に無くてな⋯こいつらにどこかへやられたみたいだ」

アイヴィ
「そういうのは相場売られてんじゃねぇのか、あたしも酒場で飲んでた時に持ってた金ねぇしよ」


リターン
「売られ⋯!?っ⋯なんだと!?」


アイヴィ
「うぉ!?!?⋯んだよ⋯びっくりするじゃねぇか急に大声出すな」

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
[削除][編集]

9 :大業物(爆)
08/24(土) 15:03

第2話
「ROCK ON」

サファリング
「どこまでアテクシをコケにすれば気が済むですノ!?」


サファリング
「早くコロスですノ」

黒服たち
「はっ」

一斉に銃弾放つ


リターン
「⋯しかし刀も無しでこの数は」

アイヴィ
「伏せてろ」

リターン
「?」

リターンは言われた通り伏せる

アイヴィ
「ROCK ON♪」

ジャラーーーン!

アイヴィがギターをかき鳴らすと

黒服たち
「な、なんだ!?」

なにか妙な立方体の範囲が黒服たちを巻き込んで包む

アイヴィ
「この範囲内の音はあたしの管轄(ステージ)だ」

アイヴィ
「雲のようにゆるりと♪流れる時に身は落ちていく♪『行進曲ミルキーマーチ』」

リターン
「銃弾がスローに?」

アイヴィ
「放たれた銃弾が空を切る音を緩やかな雲が流れる音に調律した」

銃弾はゆっくりアイヴィたちに向かって進む

これでは当たっても痛くもなんともない速度だ

アイヴィ
「ふんっ!」

バァンバァン

カランカランカラン

ギターでその弾丸を下に叩き落し全弾地面に転がった

リターン
「⋯⋯お主まさか"能力者"か?」

アイヴィ
「御名答」

リターン
「⋯⋯何の実だ?」

黒服
「くそバケモノめ!銃が効かねぇなら」


アイヴィ
「⋯それどころじゃねぇようだぜ」

リターン
「!っ」

キィン!

リターン
「無之刃、猫の手」

リターンは相手から降り掛かった刃を即座に白刃取り

リターン
「刀一本借りるぞ」

黒服から奪い取る

ここまでまるで決められた舞のように鮮やかな流れで刀を手にする

リターン
「私もせっかくの舞台なら舞っていこう、ウェルティ家直伝の戦場の舞をな」

アイヴィ
「刀相手はてめぇのほうが得意そうだな」

リターン
「あぁ⋯任せろ」


リターン
「戦華流⋯一之刃⋯鼠蜂(ねずみばち)」

ザシュザシュザシュ

グァァァ

無数の突きが繰り出される


リターン
「二之刃⋯牛車円斬(ぎっしゃえんざん)」

そこから一回転する薙ぎ払い

ズバッ

ぎゃあああ

リターン
「三之刃⋯虎牙連閃(こがれんせん)」

からの逆手持ちに切り替えて逆回転

ザンッ!

かはっ

リターン
「四之刃⋯卯ノ月花⋯」

アイヴィ
「おい、もういいよく見ろ」

リターン
「?」

黒服たち
「」

アイヴィ
「すでに全員ノしたよ…それ以上はオーバーキルだ…てめぇ見かけによらず結構血の気多いのな」

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
[削除][編集]

8 :大業物(爆)
08/12(月) 00:50



キィン!

???1
「おい、てめぇ危ねぇだろ何やってんだ?人に銃発砲するなんてよ」

舞台袖から颯爽と現れたのは先程のくたびれたロッカー風の女

進行役、リターン、舞台袖の演者たち
「!?」

サファリング
「なっ!?」

???1
「おいお前だよお前、頭イカれてんのかよババア」

サファリング
「なっ…なっ…なっ!!!!!?」

舞台袖の演者たち
「おいなんだあのバカ!」

「あいつ命がいらねぇのか?」

「キッドアイラークを刺激して怒らせんじゃねえよ!」

「私たちも何されるかわかったもんじゃないわ」


口々に言う


しかし彼女は少し……そう少し


世間知らずだった


サファリング
「お、おい進行役ノ下民よ…こいつは今アテクシになんと言ったんですノ」プルプル


進行役
「は、はっ!すみません今すぐこいつを」

???1
「なんだよ聞こえなかったのかよ…おいクソババア!えらそーに銃構えやがって降ろしやがれ!」 

進行役、サファリング、演者たち
「」

そのはっきりとした物言いに時が止まった


演者たち
「ば、」

サファリング
「……い、い、」プルプルプルプル


進行役
「あ、あ、」ガタガタガタ


サファリング
「今すぐはこいつを捕まえて張りつけしろおおおおおおおお!!!!八つ裂きにしてコロしてやるですノノノノノノノノノノノ!!!さもなくばお前も他ノ連中も皆殺しですノノノノノノノノ!!!」

ドォンドォンドォン!

進行役
「は、はいいいい!!!!!!!」

舞台袖の演者たち
「ばかやろおおおおお!いいやがったああああああああこいつぅぅぅ!!!」


???1
「けっやってみろよ」

さらに中指立てて煽る

サファリング
「こ、こいつキエエエエエエエエエエ!!!」

舞台袖の演者たち
「お前もうやめろおおおおおおおお!!!」


リターン
「ふふっ…お主…正気か?」


???1
「あ?なんか不味かったか」

リターン
「…いや問題ない…!こちらも少しテンションが上がっただけだ」


カチャ

黒服たち
「大人しくしてもらおうか」


リターンとロッカーの女囲む黒服たち


リターン
「さてしかしどうする?」


???1
「時にてめぇ喧嘩はイケる口か?」

リターン
「やれやれこの数相手にやるんだな、お主こそ大丈夫か?見たところミュージシャンのようだが」

???1
「生憎こーゆうの慣れてんだ」

ロッカーはその風貌通りに背中からギターを取り出す

ジャラーン

???1
「ったくしょうがねぇな…成り行きであまり気は乗らねぇがここが舞台(ステージ)ってんならあたしも歌わないわけにゃあいかねぇ……おいてめぇら⋯⋯くたばる前に聞いてきな」

???1
「このシーナ・アイヴィの歌をよぉ⋯」



第1話 「荒れ狂う波のような女」

ドン

To Be Continued

第2話に続く>>9

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
[削除][編集]

7 :大業物(爆)
08/12(月) 00:48

???
「zzz……んぁ?なんだここ?」


???
「頭いつつつ…二日酔いがやべーな……本当ここどこだよ……やべー昨日の記憶がねぇ」

髪は黒髪のミディアムボブ、魔女の様なハットを被った赤いレザージャケットとタイトスカート、黒いロングヒールブーツの女が呟く

そのくたびれたロッカーのような女はどうやら状況を掴めていないらしい

???
「おいおっさんここどこだ?」

舞台袖にいる演者
「は?お前何も知らずに来たのか?」

???
「知らねぇも何も覚えがねぇよ」


キッドアイラークの貴婦人
「早く次の奴隷を呼んでくるのですノ」

進行役
「はっ!……早くしろサファリング様がお待ちだ」


舞台袖にいる演者A
「誰が行く?」

???1
「おいなんなんだここ?」


舞台袖にいる演者B
「あんなの見て行けるわけがないわ」

???1
「随分と高そうな物に囲まれた所だけどよ…あたしはこんところで酔い潰れた記憶はねぇぞ」

舞台袖にいる演者C
「でも早くしねぇと機嫌損ねたら全員死刑だぞ」

???1
「おいてめぇら聞いてんのか!」

舞台袖にいる演者D
「だったらお前が行ってこいよ!」

舞台袖にいる演者C
「んだと!」

???1
「聞く耳もねぇ…何をそんな焦ってやがんだ?」


進行役
「誰でもいいから早くしろ!」

舞台袖にいる演者たち
「!?ッ」

誰も足が進まない

当然である、いけば確実に死ぬ

というより順番に死ぬのを待っているようなものだ

???2
「私が行こう………」

ここで声を上げたのは透き通るような浅葱色のロングヘア、右側の額に角が生える和服の女

舞台袖にいる演者A
「は?女お前正気か?」

舞台袖にいる演者B
「というよりあなた誰?」

舞台袖にいる演者C
「お、おいこいつのこの紋章……名門ウェルティ家の……」

舞台袖にいる演者たち
「!?」

???2
「こんなつもりはなかったが…乗りかかった船だ…なんとかしよう」


サファリング
「早くするノですノ!撃ち殺されたいですノ!?」

???2
「……私の名はウェルティ・リターン…そして私が見せるパフォーマンスは剣舞というもの……刀はあるか?」

和服の女はそう答えた、どうやら腕っぷしのいい女剣士の模様



進行役
「バカか奴隷にそんなもの用意できるわけないだろ!」

リターン
「そうか、なら刀無しにはなるがお許しいただき」

サファリング
「もうよいですノ」

リターン「?」


サファリング
「お前からはなんノ恐怖も感じないですノ…下民共が怯えながら必死に生に縋り付く姿が見たいノにお前には恐怖がない…なんノ面白みもない………」

リターン
「……」

サファリング
「気に入りませんノ…銃口向けてもこノ余裕…!下民の分際で下らない時間をアテクシに使わせましたノ……死刑ですノ!!」

ドォン!

舞台袖の演者たち
「ひっ」

舞台袖の演者たちは目の前を覆った

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
[削除][編集]

6 :大業物(爆)
08/12(月) 00:48

時は麦わらのルフィ出航2年前

北の海のとある劇場

ここでは日夜誰かが歌い踊る

きらびやかな舞台(ステージ)

バァン!

踊り子A
「あがっ…」

踊り子B
「ひっ」

???
「なんですノそノちんけな踊りは」

???
「そんなもノは踊りとは言えないですノ」

カチャ

???
「そんな粗末なもノをこの神聖な我がキッドアイラーク家の劇場で見せた暁には」


踊り子B
「い、いや…お、お許しを…」


ドァン!

踊り子B
「かっ…」

キッドアイラークの貴婦人
「即刻死刑ですノ」


どうやらそんな舞台ではないらしい


北の華族(ノースファミリア)キッドアイラーク家に見合う見世物を見せられなかった奴隷は即射殺されてしまう


“死の劇場“である

キッドアイラークの貴婦人
「早く次ノ演し物を見せるですノ」

金髪であたまでっかち、風貌は齢60は超えている貴婦人が鬼の形相で銃を構える

外気に触れないようにカプセルは当然している

進行役
「は、はっ…!」

キッドアイラークの貴婦人
「その汚いゴミも片付けるように、神聖な劇場が穢れてしまうですノ」

明らかに人を人とも思っていない

絶望した表情で倒れ込んでいる今さっきまできらびやかな踊り子二人

舞台袖の演者A
「イカれてやがる…」

舞台袖の演者B
「あの二人北の海でも有数の踊り子なのよ……!……ここら一体の島の大会でも優勝を総なめしてた実力者なのに……!」

舞台袖の演者C
「あいつらにとってはそれも稚拙に見えたってことなんだろ…!」

舞台袖の演者D
「ふざけんじゃねぇ!これじゃワンチャンスどころか死に行くようなもんじゃねぇか!」

舞台袖の演者A
「元々俺たちは北の海の見世物代表として天竜人の商品として売られる予定だったんだ、予定が変わっても結局似たような受け入れ先…地獄なことには変わりねぇよ…」


舞台袖から嘆く声が充満する

気に入らればここの劇団員として奴隷からは解放される

しかし気に入られなければ…この通り

【双生の舞踊】ミラとザラ

芸力レベル★★★★

結果、不合格


彼女たち以上のクオリティの演し物を行える者はこの中にいない

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
[削除][編集]

5 :大業物(爆)
08/04(日) 01:44

初期設定の解説

まず3点あります

1、最初のこの最悪の世代2年前に集ったルーキーという設定は執筆当初から考えていた設定ですが

そのとき本編がドレスローザ編の前で2年前の億超えにキャベンディッシュがいるとは思ってもなかったので

ドレスローザ編のときに私の話のストーリーとして実は結構どうしようかなと思ってました

そこを今回リメイクしたいので練り直して出した次第です


2、主人公は女船長というのは決めてましたがキティとアイヴィどっちでいくかは最後まで悩みました

特にアイヴィの方はかなり設定を練っており(もしかしたらキティよりも練ってました)最後の最後まで主人公の予定でした

しかし、当時の私の発想の至らなさで1つだけ難点がありそれが持っている能力の曖昧さでした

文章力で説明できる気もせず中々ふわっとした能力だったが為

これならば六式主体で戦うキティたちの方が戦闘面ではかなりイメージしやすくこちらを急遽設定を練りあげ主人公に仕立て上げました

それまでギリギリまでキティたちは実はアイヴィのライバルポジでした

3、海軍側のウェルティ・リスクというキャラの設定

たしか前の自作エピソード「子猫と狼と海賊と…」の設定ではウェルティ・リターンという母が海軍側で殉職した故人として登場する予定でした

リスクの過去編とかで

しかし初期設定の方では先程紹介したアイヴィの相棒枠の海賊として登場させており、

その因縁から妹のリスクが海兵側として何かと関わり続け結果海軍側の主人公として同時進行する予定でした

それがキティを主役に添えた場合に全く出番を用意しないという気はありませんでしたが

初期設定のときに比べて実は根こそぎ出番がなくなってます

その出番が増えたのは実は当時の読者の方からの人気でした

ありがたいことにリスクというキャラを好きだと言ってくれる方が多くいたので初期設定とはまた違った形で出番を増やした次第です

実は初期設定ではかなりメインキャラでしたがこの子猫の物語ではサブキャラ程度の扱いで終わるつもりでした

それを引き上げて下さったのは紛れもない私の駄作を見て下さっていた当時の方たちのおかげです

それだからというのもありつつ、

今なら書けるかもということでそのリスクがより大活躍する初期設定の方を練り直しリメイクしてぼちぼちと更新していこうと思ってます

というより設定かなり忘れてしまったのでリメイクせざるおえませんでした

なので多分かなり更新は不定期でスピードも保証できませんが自作エピソード新作携え復活します

付き合える方はまたよろしくお願いします!

ちなみにキティたちと同じ世界線の話なのでキティたちもちゃんと出てきます

ただ多分設定は練り直した&忘れたのもあって子猫の方のエピとまるで違う設定が出てきたりしますがご了承ください!m(_ _)m

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
[削除][編集]

4 :大業物(爆)
08/04(日) 01:14

初期設定その2

【調査の】バルベルデ少尉
「以上キャベンディッシュが筆頭にシャボンディにて億超え海賊の11人の密会が行なわれた模様です」

【戦桜】ヒラリー大佐
「あれ?このリストにあるウェルティ・リターンって?⋯⋯リスクってお姉さんいたっけ?」

リスク
「⋯⋯はい⋯とても聡明でウェルティ家の中でも特に力が強く⋯某が100回手合わせして一度も勝ったことがないそんな姉上でした⋯⋯」

ヒラリー
「ふぅん⋯それ海軍入ってればとても優秀な海兵だったでしょうね⋯でもそうはならなかったと⋯名門ウェルティ家は代々海兵を育成する一族⋯それが何故か海賊に?」

リスク
「はい、姉上は突然ウェルティ家から2年前に行方をくらまし」

ヒラリー
「⋯気づいたら海賊になってたってわけ?」

リスク
「⋯⋯」メソラシ

ヒラリー
「⋯!」

リスク
「⋯⋯その通りでございます⋯まさか億超えの海賊になっていたとは⋯」

ヒラリー
「嘘ね」

リスク
「!?っ⋯えっ」

ヒラリー
「ふふっやっぱりリスクって嘘つけないわよね、とぼけきれてないのバレバレよ、嘘ついてるときあからさまに嘘つきたくないのにって目を逸らすから」

リスク
「っ!?////」

リスクは顔を真っ赤にして手で覆う

ヒラリー
「億超えの海賊になっていたのは知らなかったけど⋯海賊になっていたのは知ってたわね?というより"一度再会を果たしてそのとき海賊になっていたのに見過ごした"が正解かしら?」


リスク
「ぐっ⋯⋯も、申し訳ございませぬ⋯⋯その通りにございます⋯⋯」

リスクは肩ひじをついて頭を垂れる

ヒラリー
「まぁ⋯別に責めようってんじゃない⋯⋯任務に実直なあなたが身内とはいえそこまで庇いたてする姉上様に⋯少し興味が湧いただけよ」


【大狼】ハイメンツ・D・ガティ少将
「まぁ気にするなリスク⋯立場的には俺と一緒だ⋯お互い苦労するな」

リスク
「か、かたじけない⋯⋯姉上のことはウェルティ家の問題が少々重なっておりまして⋯⋯」

ヒラリー
「もしかしてあなたの家の呪いが関係してる?」

リスク
「⋯⋯」

リスクはコクリと頷いた

ヒラリー
「OK⋯S級のめんどくさい案件だから大佐の私じゃ手に負えないわそれ⋯今は触れないようにしましょう」


バルベルデ
「ちなみにこれがウェルティ・リターンの所属の海賊団です」

ガティ
「相変わらず抜かりないなバルベルデ」

ヒラリー
「ガールズバンド海賊団?乗組員が全員女の海賊団ですって?」

ガティ
「それでトータルバウンティが6億4800万ベリー⋯しかもたった6人しかいないのか」

ヒラリー
「それでいてこのリスクの姉は⋯船長ですらない」


バルベルデ
「どうやら北の海からやってきたようですが⋯船長のアイヴィは特に謎が多い⋯リスク大尉の姉リターンと共に何故北の海に現れてこの短期間でいっぱしの海賊団として台頭してきたのかもイマイチ不明」


ガティ
「最悪の世代より印象がない世代ではあるがうちの妹然りかなり勢い盛んな億超えが多い⋯なのにこの海賊団だけはノーマークだったな」

ヒラリー
「今から要チェックねこの海賊団は」


これよりそのガールズバンド海賊団、子猫海賊団そして【国無き】ホーリーが新世界にて同盟を組み

とある大物海賊団を打ち倒す、そこの海賊が管轄していた国が一つ滅びるという大事件が起きるが

またそれは別のお話

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
[削除][編集]

3 :大業物(爆)
08/04(日) 01:12

キャベンディッシュ
「君だよ君!君が一番懸賞金高いくせに何も偉ぶらないからいけないんだ!ハイメンツ・D・キティ」

子猫海賊団参謀

リンネ
「は?キティのせいにしないでくれる?」

⑥【黒笑い】フェアリー・リンネ

懸賞金1億5900万ベリー

キャベンディッシュ
「君たち海賊団には一番期待してるから言ってるんだ!」

アスター
「んなことよりキャベンディッシュとやらてめぇ剣士だろ?戦おうぜ」

子猫海賊団副船長

⑤【斬鬼人】グレイト・アスター

懸賞金2億4000万ベリー


キャベンディッシュ
「断る!争いに来たんじゃないんだ君たちと」


メガネを掛けて道服をきた爺
「ただ酒を飲み交わしにきたわけでもないわな」

于吉仙海賊団仙長

⑦【血仙侠】無明(むみょう)

懸賞金 1億7500万ベリー


キャベンディッシュ
「いや君はもうルーキーと張り合う気はないかもしれないが」

無明
「お主のハクバとそこの"鬼"を宿す女には興味があるがのう」

「!?」

リンネ
「⋯相変わらず鋭いジジイね」

アイヴィ
「まったくだ末恐ろしいぜ」


金髪オールバック黒スーツの無愛想な男
「⋯⋯」

キャベンディッシュ
「おいどこへ行く【子守りの】デービス」

デービス
「⋯⋯夜泣きの時間だ」

ベビーシッター海賊団船長

⑧【子守りの】デービス


懸賞金 1億8900万ベリー


ウェルティ・リターン
「あのナリでベビーシッターか読めないな」


小鳥を指に乗せているゴスロリの少女
「キャベツちゃん落ち着いて」

キャベンディッシュ
「僕は落ち着いてるさ、君ももっと目立ちたいとかはないのかい?齢15にして2億超えの【国無き】ホーリー」

たった一人で国を滅ぼしたとされる少女

ここシャボンディにきた理由もどうやって来たのかも謎

⑨【国無き】ホーリー

懸賞金2億9800万ベリー

ホーリー
「私?私は楽しければいいかな♪」


キャベンディッシュ
「⋯⋯」

3メートル超える甲冑をきた大男
「メェーハハハハ、諦めるがいいキャベンディッシュ!この者たちはこうだから面白いのだ!」

キャベンディッシュ
「【蹂躙】か相変わらず変な笑い方だが⋯ああ、わかった⋯というかわかってたさこういう反応になるのはな」

"蹂躙の騎士団"団長

⑩【蹂躙】アレク・ヴァンダム


懸賞金3億2000万ベリー

同じく甲冑をきた背の高い女騎士
「だったら何故こんな下らないことに我らを呼んだ!キャベンディッシュ!」

ヴァンダム
「よせ、マリーダ」

マリーダ
「し、しかしヴァン閣下」

"蹂躙の騎士団"副団長

⑪【獅子奮迅】マリーダ

懸賞金1億6200万ベリー


ヴァンダム「メェーハハハ、余は女の身でありながら【淑女狼】【口荒みの女王】【国無き】この世代トップで暴れてこの世を蹂躙するうぬらを揃って見れて満足だ、強い女はそれだけで美しい!」

マリーダ
「きっ⋯!」

ホーリー
「わぁ、美しいだって♪ありがとねヴァンダムおじさん♪」

アイヴィ
「お褒めに預り光栄だが⋯⋯てめぇの側近が睨んでるぞ色男」

キティ
「ニャハハハハ⋯⋯嫉妬されてるね」


ヴァンダム
「あわよくばまとめて余の妃にならんか」

マリーダ
「なっ!?ヴァン閣下!?」


ホーリー
「えー妃ってお姫様?お姫様ってずっと動けなくてつまんないからやーだ」

アイヴィ
「ほういい度胸してんな、今ここでぶっとばされてぇか?」

キティ
「ニャハハハハ⋯ご丁重にお断り♪」


ヴァンダム
「メェーハハハ!!!その即答気持ちがよいな!!!すぐには手に入らないから美しいもの!余はうぬらをますます気に入ったぞ!」


実は最悪世代の2年前にも11人のルーキーがいた

そんな最悪の世代に隠れた億超え元ルーキーは人知れず新世界へ突入していくことになる

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
[削除][編集]

2 :大業物(爆)
08/04(日) 01:11

初期設定のお話その1

最悪の世代2年前のルーキー同窓会のお話

美しき華麗な世代(キャベンディッシュ自称)


タバコを咥えたロッカーな格好の女
「あぁ?別に良いじゃねぇか」

ガールズバンド海賊団船長

①【口荒みの女王】シーナ・アイヴィ

懸賞金2億4700万ベリー

キャベンディッシュ
「良くないだろ!僕達2年前の美しき華麗な世代が最悪の世代に話題を掻っ攫われたんだぞアイヴィ」

美しき海賊団船長

②【白馬の】キャベンディッシュ

懸賞金2億8000万ベリー


アイヴィ
「そりゃてめえが勝手に言ってるだけだろ⋯興味がねぇよ」

キャベンディッシュ
「そりゃ君は良いかもしれないがな!」

浅葱色のロングヘアの女剣士
「うちの船長にいったって無駄だ⋯」

キャベンディッシュ
「じゃあ副船長の君に言おう!ウェルティ・リターン!いいか君のような名門の出でどう考えても箔がつかないとおかしいのにそれが何もないんだぞ!最悪の世代のせいで!」

③【一角戦華】ウェルティ・リターン

ガールズバンド海賊団副船長

懸賞金1億100万ベリー

リターン
「お尋ね者に箔が付いてどうする?目立たないに越したことはないだろう」

キャベンディッシュ
「やれやれ⋯お話にならないな!君のところの三番手のあいつはいないのかえーと⋯そうだ!⋯⋯彼女なら分かってくれるはずだ!」

リターン
「あいつを呼ぶのはよしてくれ、お前と合わせてうるさすぎる」

キャベンディッシュ
「君たちが話にならないからだろ?」

キティ
「ニャハハハハ、キャベン君はこの世代で集まるといつもその話するよね」

子猫海賊団船長

④【淑女狼】ハイメンツ・D・キティ

懸賞金3億8000万ベリー

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
[削除][編集]

|前|次|1-|||
[戻る][設定][船長専用]
WHOCARES.JP
2 :大業物(爆)
08/04(日) 01:11

初期設定のお話その1

最悪の世代2年前のルーキー同窓会のお話

美しき華麗な世代(キャベンディッシュ自称)


タバコを咥えたロッカーな格好の女
「あぁ?別に良いじゃねぇか」

ガールズバンド海賊団船長

①【口荒みの女王】シーナ・アイヴィ

懸賞金2億4700万ベリー

キャベンディッシュ
「良くないだろ!僕達2年前の美しき華麗な世代が最悪の世代に話題を掻っ攫われたんだぞアイヴィ」

美しき海賊団船長

②【白馬の】キャベンディッシュ

懸賞金2億8000万ベリー


アイヴィ
「そりゃてめえが勝手に言ってるだけだろ⋯興味がねぇよ」

キャベンディッシュ
「そりゃ君は良いかもしれないがな!」

浅葱色のロングヘアの女剣士
「うちの船長にいったって無駄だ⋯」

キャベンディッシュ
「じゃあ副船長の君に言おう!ウェルティ・リターン!いいか君のような名門の出でどう考えても箔がつかないとおかしいのにそれが何もないんだぞ!最悪の世代のせいで!」

③【一角戦華】ウェルティ・リターン

ガールズバンド海賊団副船長

懸賞金1億100万ベリー

リターン
「お尋ね者に箔が付いてどうする?目立たないに越したことはないだろう」

キャベンディッシュ
「やれやれ⋯お話にならないな!君のところの三番手のあいつはいないのかえーと⋯そうだ!⋯⋯彼女なら分かってくれるはずだ!」

リターン
「あいつを呼ぶのはよしてくれ、お前と合わせてうるさすぎる」

キャベンディッシュ
「君たちが話にならないからだろ?」

キティ
「ニャハハハハ、キャベン君はこの世代で集まるといつもその話するよね」

子猫海賊団船長

④【淑女狼】ハイメンツ・D・キティ

懸賞金3億8000万ベリー

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
4 :大業物(爆)
08/04(日) 01:14

初期設定その2

【調査の】バルベルデ少尉
「以上キャベンディッシュが筆頭にシャボンディにて億超え海賊の11人の密会が行なわれた模様です」

【戦桜】ヒラリー大佐
「あれ?このリストにあるウェルティ・リターンって?⋯⋯リスクってお姉さんいたっけ?」

リスク
「⋯⋯はい⋯とても聡明でウェルティ家の中でも特に力が強く⋯某が100回手合わせして一度も勝ったことがないそんな姉上でした⋯⋯」

ヒラリー
「ふぅん⋯それ海軍入ってればとても優秀な海兵だったでしょうね⋯でもそうはならなかったと⋯名門ウェルティ家は代々海兵を育成する一族⋯それが何故か海賊に?」

リスク
「はい、姉上は突然ウェルティ家から2年前に行方をくらまし」

ヒラリー
「⋯気づいたら海賊になってたってわけ?」

リスク
「⋯⋯」メソラシ

ヒラリー
「⋯!」

リスク
「⋯⋯その通りでございます⋯まさか億超えの海賊になっていたとは⋯」

ヒラリー
「嘘ね」

リスク
「!?っ⋯えっ」

ヒラリー
「ふふっやっぱりリスクって嘘つけないわよね、とぼけきれてないのバレバレよ、嘘ついてるときあからさまに嘘つきたくないのにって目を逸らすから」

リスク
「っ!?////」

リスクは顔を真っ赤にして手で覆う

ヒラリー
「億超えの海賊になっていたのは知らなかったけど⋯海賊になっていたのは知ってたわね?というより"一度再会を果たしてそのとき海賊になっていたのに見過ごした"が正解かしら?」


リスク
「ぐっ⋯⋯も、申し訳ございませぬ⋯⋯その通りにございます⋯⋯」

リスクは肩ひじをついて頭を垂れる

ヒラリー
「まぁ⋯別に責めようってんじゃない⋯⋯任務に実直なあなたが身内とはいえそこまで庇いたてする姉上様に⋯少し興味が湧いただけよ」


【大狼】ハイメンツ・D・ガティ少将
「まぁ気にするなリスク⋯立場的には俺と一緒だ⋯お互い苦労するな」

リスク
「か、かたじけない⋯⋯姉上のことはウェルティ家の問題が少々重なっておりまして⋯⋯」

ヒラリー
「もしかしてあなたの家の呪いが関係してる?」

リスク
「⋯⋯」

リスクはコクリと頷いた

ヒラリー
「OK⋯S級のめんどくさい案件だから大佐の私じゃ手に負えないわそれ⋯今は触れないようにしましょう」


バルベルデ
「ちなみにこれがウェルティ・リターンの所属の海賊団です」

ガティ
「相変わらず抜かりないなバルベルデ」

ヒラリー
「ガールズバンド海賊団?乗組員が全員女の海賊団ですって?」

ガティ
「それでトータルバウンティが6億4800万ベリー⋯しかもたった6人しかいないのか」

ヒラリー
「それでいてこのリスクの姉は⋯船長ですらない」


バルベルデ
「どうやら北の海からやってきたようですが⋯船長のアイヴィは特に謎が多い⋯リスク大尉の姉リターンと共に何故北の海に現れてこの短期間でいっぱしの海賊団として台頭してきたのかもイマイチ不明」


ガティ
「最悪の世代より印象がない世代ではあるがうちの妹然りかなり勢い盛んな億超えが多い⋯なのにこの海賊団だけはノーマークだったな」

ヒラリー
「今から要チェックねこの海賊団は」


これよりそのガールズバンド海賊団、子猫海賊団そして【国無き】ホーリーが新世界にて同盟を組み

とある大物海賊団を打ち倒す、そこの海賊が管轄していた国が一つ滅びるという大事件が起きるが

またそれは別のお話

(Android/Chrome, ID:4vmPC/RL0)
6 :大業物(爆)
08/12(月) 00:48

時は麦わらのルフィ出航2年前

北の海のとある劇場

ここでは日夜誰かが歌い踊る

きらびやかな舞台(ステージ)

バァン!

踊り子A
「あがっ…」

踊り子B
「ひっ」

???
「なんですノそノちんけな踊りは」

???
「そんなもノは踊りとは言えないですノ」

カチャ

???
「そんな粗末なもノをこの神聖な我がキッドアイラーク家の劇場で見せた暁には」


踊り子B
「い、いや…お、お許しを…」


ドァン!

踊り子B
「かっ…」

キッドアイラークの貴婦人
「即刻死刑ですノ」


どうやらそんな舞台ではないらしい


北の華族(ノースファミリア)キッドアイラーク家に見合う見世物を見せられなかった奴隷は即射殺されてしまう


“死の劇場“である

キッドアイラークの貴婦人
「早く次ノ演し物を見せるですノ」

金髪であたまでっかち、風貌は齢60は超えている貴婦人が鬼の形相で銃を構える

外気に触れないようにカプセルは当然している

進行役
「は、はっ…!」

キッドアイラークの貴婦人
「その汚いゴミも片付けるように、神聖な劇場が穢れてしまうですノ」

明らかに人を人とも思っていない

絶望した表情で倒れ込んでいる今さっきまできらびやかな踊り子二人

舞台袖の演者A
「イカれてやがる…」

舞台袖の演者B
「あの二人北の海でも有数の踊り子なのよ……!……ここら一体の島の大会でも優勝を総なめしてた実力者なのに……!」

舞台袖の演者C
「あいつらにとってはそれも稚拙に見えたってことなんだろ…!」

舞台袖の演者D
「ふざけんじゃねぇ!これじゃワンチャンスどころか死に行くようなもんじゃねぇか!」

舞台袖の演者A
「元々俺たちは北の海の見世物代表として天竜人の商品として売られる予定だったんだ、予定が変わっても結局似たような受け入れ先…地獄なことには変わりねぇよ…」


舞台袖から嘆く声が充満する

気に入らればここの劇団員として奴隷からは解放される

しかし気に入られなければ…この通り

【双生の舞踊】ミラとザラ

芸力レベル★★★★

結果、不合格


彼女たち以上のクオリティの演し物を行える者はこの中にいない

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
7 :大業物(爆)
08/12(月) 00:48

???
「zzz……んぁ?なんだここ?」


???
「頭いつつつ…二日酔いがやべーな……本当ここどこだよ……やべー昨日の記憶がねぇ」

髪は黒髪のミディアムボブ、魔女の様なハットを被った赤いレザージャケットとタイトスカート、黒いロングヒールブーツの女が呟く

そのくたびれたロッカーのような女はどうやら状況を掴めていないらしい

???
「おいおっさんここどこだ?」

舞台袖にいる演者
「は?お前何も知らずに来たのか?」

???
「知らねぇも何も覚えがねぇよ」


キッドアイラークの貴婦人
「早く次の奴隷を呼んでくるのですノ」

進行役
「はっ!……早くしろサファリング様がお待ちだ」


舞台袖にいる演者A
「誰が行く?」

???1
「おいなんなんだここ?」


舞台袖にいる演者B
「あんなの見て行けるわけがないわ」

???1
「随分と高そうな物に囲まれた所だけどよ…あたしはこんところで酔い潰れた記憶はねぇぞ」

舞台袖にいる演者C
「でも早くしねぇと機嫌損ねたら全員死刑だぞ」

???1
「おいてめぇら聞いてんのか!」

舞台袖にいる演者D
「だったらお前が行ってこいよ!」

舞台袖にいる演者C
「んだと!」

???1
「聞く耳もねぇ…何をそんな焦ってやがんだ?」


進行役
「誰でもいいから早くしろ!」

舞台袖にいる演者たち
「!?ッ」

誰も足が進まない

当然である、いけば確実に死ぬ

というより順番に死ぬのを待っているようなものだ

???2
「私が行こう………」

ここで声を上げたのは透き通るような浅葱色のロングヘア、右側の額に角が生える和服の女

舞台袖にいる演者A
「は?女お前正気か?」

舞台袖にいる演者B
「というよりあなた誰?」

舞台袖にいる演者C
「お、おいこいつのこの紋章……名門ウェルティ家の……」

舞台袖にいる演者たち
「!?」

???2
「こんなつもりはなかったが…乗りかかった船だ…なんとかしよう」


サファリング
「早くするノですノ!撃ち殺されたいですノ!?」

???2
「……私の名はウェルティ・リターン…そして私が見せるパフォーマンスは剣舞というもの……刀はあるか?」

和服の女はそう答えた、どうやら腕っぷしのいい女剣士の模様



進行役
「バカか奴隷にそんなもの用意できるわけないだろ!」

リターン
「そうか、なら刀無しにはなるがお許しいただき」

サファリング
「もうよいですノ」

リターン「?」


サファリング
「お前からはなんノ恐怖も感じないですノ…下民共が怯えながら必死に生に縋り付く姿が見たいノにお前には恐怖がない…なんノ面白みもない………」

リターン
「……」

サファリング
「気に入りませんノ…銃口向けてもこノ余裕…!下民の分際で下らない時間をアテクシに使わせましたノ……死刑ですノ!!」

ドォン!

舞台袖の演者たち
「ひっ」

舞台袖の演者たちは目の前を覆った

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
8 :大業物(爆)
08/12(月) 00:50



キィン!

???1
「おい、てめぇ危ねぇだろ何やってんだ?人に銃発砲するなんてよ」

舞台袖から颯爽と現れたのは先程のくたびれたロッカー風の女

進行役、リターン、舞台袖の演者たち
「!?」

サファリング
「なっ!?」

???1
「おいお前だよお前、頭イカれてんのかよババア」

サファリング
「なっ…なっ…なっ!!!!!?」

舞台袖の演者たち
「おいなんだあのバカ!」

「あいつ命がいらねぇのか?」

「キッドアイラークを刺激して怒らせんじゃねえよ!」

「私たちも何されるかわかったもんじゃないわ」


口々に言う


しかし彼女は少し……そう少し


世間知らずだった


サファリング
「お、おい進行役ノ下民よ…こいつは今アテクシになんと言ったんですノ」プルプル


進行役
「は、はっ!すみません今すぐこいつを」

???1
「なんだよ聞こえなかったのかよ…おいクソババア!えらそーに銃構えやがって降ろしやがれ!」 

進行役、サファリング、演者たち
「」

そのはっきりとした物言いに時が止まった


演者たち
「ば、」

サファリング
「……い、い、」プルプルプルプル


進行役
「あ、あ、」ガタガタガタ


サファリング
「今すぐはこいつを捕まえて張りつけしろおおおおおおおお!!!!八つ裂きにしてコロしてやるですノノノノノノノノノノノ!!!さもなくばお前も他ノ連中も皆殺しですノノノノノノノノ!!!」

ドォンドォンドォン!

進行役
「は、はいいいい!!!!!!!」

舞台袖の演者たち
「ばかやろおおおおお!いいやがったああああああああこいつぅぅぅ!!!」


???1
「けっやってみろよ」

さらに中指立てて煽る

サファリング
「こ、こいつキエエエエエエエエエエ!!!」

舞台袖の演者たち
「お前もうやめろおおおおおおおお!!!」


リターン
「ふふっ…お主…正気か?」


???1
「あ?なんか不味かったか」

リターン
「…いや問題ない…!こちらも少しテンションが上がっただけだ」


カチャ

黒服たち
「大人しくしてもらおうか」


リターンとロッカーの女囲む黒服たち


リターン
「さてしかしどうする?」


???1
「時にてめぇ喧嘩はイケる口か?」

リターン
「やれやれこの数相手にやるんだな、お主こそ大丈夫か?見たところミュージシャンのようだが」

???1
「生憎こーゆうの慣れてんだ」

ロッカーはその風貌通りに背中からギターを取り出す

ジャラーン

???1
「ったくしょうがねぇな…成り行きであまり気は乗らねぇがここが舞台(ステージ)ってんならあたしも歌わないわけにゃあいかねぇ……おいてめぇら⋯⋯くたばる前に聞いてきな」

???1
「このシーナ・アイヴィの歌をよぉ⋯」



第1話 「荒れ狂う波のような女」

ドン

To Be Continued

第2話に続く>>9

(Android/Chrome, ID:Vj3J0N+H0)
9 :大業物(爆)
08/24(土) 15:03

第2話
「ROCK ON」

サファリング
「どこまでアテクシをコケにすれば気が済むですノ!?」


サファリング
「早くコロスですノ」

黒服たち
「はっ」

一斉に銃弾放つ


リターン
「⋯しかし刀も無しでこの数は」

アイヴィ
「伏せてろ」

リターン
「?」

リターンは言われた通り伏せる

アイヴィ
「ROCK ON♪」

ジャラーーーン!

アイヴィがギターをかき鳴らすと

黒服たち
「な、なんだ!?」

なにか妙な立方体の範囲が黒服たちを巻き込んで包む

アイヴィ
「この範囲内の音はあたしの管轄(ステージ)だ」

アイヴィ
「雲のようにゆるりと♪流れる時に身は落ちていく♪『行進曲ミルキーマーチ』」

リターン
「銃弾がスローに?」

アイヴィ
「放たれた銃弾が空を切る音を緩やかな雲が流れる音に調律した」

銃弾はゆっくりアイヴィたちに向かって進む

これでは当たっても痛くもなんともない速度だ

アイヴィ
「ふんっ!」

バァンバァン

カランカランカラン

ギターでその弾丸を下に叩き落し全弾地面に転がった

リターン
「⋯⋯お主まさか"能力者"か?」

アイヴィ
「御名答」

リターン
「⋯⋯何の実だ?」

黒服
「くそバケモノめ!銃が効かねぇなら」


アイヴィ
「⋯それどころじゃねぇようだぜ」

リターン
「!っ」

キィン!

リターン
「無之刃、猫の手」

リターンは相手から降り掛かった刃を即座に白刃取り

リターン
「刀一本借りるぞ」

黒服から奪い取る

ここまでまるで決められた舞のように鮮やかな流れで刀を手にする

リターン
「私もせっかくの舞台なら舞っていこう、ウェルティ家直伝の戦場の舞をな」

アイヴィ
「刀相手はてめぇのほうが得意そうだな」

リターン
「あぁ⋯任せろ」


リターン
「戦華流⋯一之刃⋯鼠蜂(ねずみばち)」

ザシュザシュザシュ

グァァァ

無数の突きが繰り出される


リターン
「二之刃⋯牛車円斬(ぎっしゃえんざん)」

そこから一回転する薙ぎ払い

ズバッ

ぎゃあああ

リターン
「三之刃⋯虎牙連閃(こがれんせん)」

からの逆手持ちに切り替えて逆回転

ザンッ!

かはっ

リターン
「四之刃⋯卯ノ月花⋯」

アイヴィ
「おい、もういいよく見ろ」

リターン
「?」

黒服たち
「」

アイヴィ
「すでに全員ノしたよ…それ以上はオーバーキルだ…てめぇ見かけによらず結構血の気多いのな」

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
10 :大業物(爆)
08/24(土) 15:04

リターン
「⋯すまない⋯この技は急には止まれないんでな」

アイヴィ
「んだよそれ妙な戦い方だな」

リターン
「⋯⋯お主にだけは言われたくないが」

サファリング
「なっ⋯なっ⋯なっ」

演者たち
「お、おい嘘だろ…あいつら強くねぇか?」

「北の華族の黒服ボディガードたちって下級兵士でも全員支部大尉クラスだぞ!?」

サファリング
「ふざけてますノ!こんなこと許されていいわけありませんノ!お前らたたじゃおきませんノ」

アイヴィ
「ただじゃおかねぇのはてめぇの方だ」

リターン
「ふむ」

サファリング
「なっなんですノ!⋯!?っ⋯⋯ち、近づくなぁ!⋯⋯げ、下民共が!」

アイヴィはギターをリターンは刀を肩に乗せてじりじりと詰め寄る

サファリング
「や、やめ⋯」

アイヴィ
「やめねぇよ⋯⋯あの世で」

リターン
「しっかり⋯」

アイヴィ、リターン
「「後悔するんだな⋯クソババア!!!」」


サファリング
「ひ、ひえええええええええええ!!!!」

サファリング
「…ブクブクブク」

リターン
「気を失ったか⋯」


アイヴィ
「けっ…止め刺す価値もねぇ」


アイヴィは振りかぶったギターを相手がその前に気絶したのを見てゆっくり振り下ろし

その場であぐらかいて煙草を咥えた

カチッ…ジュボ…

スタスタスタ…

リターン
「どうやらあやつが銃を撃つのが下手なお陰で致命傷は免れたみたいだな…おい、この者らまだ意識がある!」

演者たち
「!!!」

リターンは撃たれた踊り子の二人を軽く手当てして、舞台袖にいた演者たちを解放

病院へいくように指示


こうして"死の劇場"での1件は落着した

が世間的にはもちろん後に大問題となるがそれはまた後のお話



リターン
「改めて助かった、礼を言う⋯遭難して気を失っていて目が覚めたらこの状況でな」

アイヴィ
「助けた覚えはねぇよ⋯あたしも多分酔い潰れたところを勝手に連れてこられただけだ」


リターン
「重ねてすまないが⋯私の刀を探してくれないか?」

アイヴィ
「は?」

リターン
「肌見放さず持っていたはずなんだが腰に無くてな⋯こいつらにどこかへやられたみたいだ」

アイヴィ
「そういうのは相場売られてんじゃねぇのか、あたしも酒場で飲んでた時に持ってた金ねぇしよ」


リターン
「売られ⋯!?っ⋯なんだと!?」


アイヴィ
「うぉ!?!?⋯んだよ⋯びっくりするじゃねぇか急に大声出すな」

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
11 :大業物(爆)
08/24(土) 15:05

リターン
「⋯⋯あ、いやすまない⋯それは困ったな⋯」

アイヴィ
「別にその奪った刀があんじゃねぇか、あいつら相当な貴族だったみてぇだしそれ結構上物じゃねぇか?」

リターン
「⋯⋯いや…私が持っていた刀は少しな⋯⋯」

アイヴィ
「?…そんなたけぇもんなのか?」

リターン
「⋯⋯いや妹とおそろなんだ⋯⋯」

アイヴィ
「は?」

リターン
「は?じゃない!妹とおそろだぞおそろ」


アイヴィ
「いや知らねぇよ!それがどうしたんだよ」

リターン
「妹とおそろの物を持つのがお姉ちゃんだろう?」

アイヴィ
「いやそうでもねぇと思うけど」

リターン
「あ、そうかお主にはまず私の妹の話をしていなかったな⋯私と8つ離れた妹はな⋯今海軍にいて最近ついに尉官クラスに昇か⋯」ブツブツ

アイヴィ
「いや知らねぇ!興味ねぇ!聞いてねぇ!」


リターン
「本当に律儀で真面目で可愛い子でな⋯お姉ちゃんとしても鼻が高く⋯」ブツブツ

アイヴィ
「構わず喋り続けんな!!」


リターン
「⋯⋯ともかく大事な刀なんだ⋯協力してくれないか」

アイヴィ
「⋯つってもなぁ⋯あたしら曲がりなりにも誘拐された身だぜ?何処に連れてかれたのか分かんねぇしよ」

リターン
「ふむっ⋯たしかにそうだ」


アイヴィたちに助けられた演者A
「姉ちゃんたち、ここはパクラ列島だよ」


アイヴィ
「パクラ列島?知ってるか?」

リターン
「知らないな⋯あいにく私は北の海出身じゃない」

アイヴィ
「あたしもだよ」


演者A
「⋯わかりやすく言うならあんたの刀とやらはもうこの島にはねぇよ」

リターン
「なんだと⋯」

アイヴィ
「じゃあ何処に行ったんだ?」

演者B
「ここからだと貿易の都、テシレイアだろう」

アイヴィ
「あーそれなら有名だな⋯こっからすぐ行けるのか?」

演者A
「いーや直接行っても1週間は掛かるな」

リターン
「遠いな⋯」

演者B
「ここはそういう人気のねぇ辺境の場所ってことだ⋯だからこういうことが横行するしたまにこいつら"北の華族"が現れてはこの余興を開催するのさ」

演者A
「まぁあんたたちはその大元をやっちまったみたいだが⋯キッドアイラーク家ってのは他にもお偉方がいてな⋯あんたらは恐らくマークされた⋯早く次の追手が来る前に逃げたほうがいい」


アイヴィ
「どのみち出なきゃなんねぇのか⋯」

リターン
「ふむ⋯思ったが船はあるのか?」

演者B
「街にいきゃあ次の島に行けるくらいの船はレンタルできると思うぜ」


アイヴィ
「生憎だがあたしは金がねぇ」


リターン
「右に同じだ」

???
「お困りのようね」

アイヴィ、リターン
「!」

???
「わたくしが助けてあげる!」

ドン!

To Be Continued
>>13

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)
12 :大業物(爆)
08/24(土) 15:10

そのときのキティたちは何してたかをちょくちょくここへ綴っていきます

扉絵連載みたいにお考えください


そのときのキティたちは⋯part1

西の海、ザンリオール監獄塔


最上階 22階【淑女狼】の部屋にて


部屋の中に巨大な岩が置かれており、
そこに括りつけられて捕らわれてる衣服がボロボロの女が一人


キティ
「ニャハハハハ⋯⋯こんなところに珍しいね?お客さん?」

アスター
「どんなやべーやつが捕らわれてると思えば⋯⋯」

キティ
「何?拍子抜け?」

アスター
「どうだろうな⋯⋯見てくれはそんな凶暴そうには見えねぇ」

キティ
「あなたは大分悪党顔してるけどね⋯⋯で?何用?というかどうやってここまで?」

アスター
「あーもちろん⋯下の階やつらは⋯」

キティ
「!」

アスター
「全部ぶっ倒してきた⋯⋯あとはお前だけだ⋯⋯助けてやるから俺と勝負しろ」

キティ
「ニャハハハハ⋯⋯あなたの方がやばいやつじゃん⋯⋯でも乗った!」


これが【淑女狼】ハイメンツ・D・キティと

【斬鬼人】グレイト・アスターの運命の出逢い




〜〜〜


キティ
「いいの?私なんて連れ出したらアスター⋯あなたが危ないよ?」

アスター
「そんなこと知らねぇ元々もう札付きだ今更海軍が政府がどうのそんなくだらねぇことより⋯⋯この俺に膝をつかせたお前のその強さが知りたい⋯⋯それだけだ」

このとき

グレイト・アスターは懸賞金2400万ベリー

西の海で巷を騒がす人斬りの剣士だった

キティはこのとき懸賞金こそないが政府にとって秘匿にするべき存在

このザンリオール監獄塔脱獄事件によりさらに悪名が上がることになるのはまた別のお話

とにかくこのときキティとアスターは人知れず戦い

キティがアスターに勝利したことにより運命が動き出す


キティ
「ニャハハハハ⋯変わった人だねアスターって」

アスター
「お前にだけは言われたくないがな」


とここまでは綺麗に締めることができるお話だが

二人はなんとトチ狂ったのか大海原にボートで漕ぎ出してしまう

その後にどうなってしまうのかはまた


part2へ続く


※こちらがアイヴィたちの第1話の時系列半年前の出来事である

(Android/Chrome, ID:l71Ryhxn0)