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┗146.ネヘレニアの涙ひとつぶ(背)(34-38/42)

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34 :黒子テツヤ
2013/10/03(木) 22:11




この時期になると自然と心が躍ります。
彼の夢の国では、この時期になると国中一面が不可思議な蔦と南瓜に覆われ、あちらを見ても、そちらを見ても、夢か現か不可思議な、境界の曖昧なものたちがふわふわと。
今年も友人たちと夢の海に行く予定ですが、今からとても楽しみです。



(橙と桑の実、鶸に梔子。)
(夜空に幾重にも浮かび上がる、南瓜のカンテラに灯りをともして練り歩く。)
(叩いた先の扉から飛び出してくるのは、はてさて甘味か悪戯か。)



本当に、心が躍る季節が近づいてきます。





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35 :黒子テツヤ
2013/10/06(日) 21:49



沢山並ぶ日記帳の中から、一冊一冊、大切に大切に読ませて頂いて、水底に届くその言葉のやさしさに、胸がしめつけられます。
大事なひとがいることの喜び、大切なひとがいる苦しみ、それでもそばにいたいとうたうひとたちの声はとても愛おしくて、胸が痛くて、ボクは膝を抱えてうずくまる。
水底でしか生きられないボクには、きらきら眩しい光の泡がとってもとってもきれいに映って、みずいろの湖面にいくつも波紋ができるのです。

日々の暮らしを色とりどりに、綴って描いて日々を残す。
見ず知らずのどなたかの、今いきている瞬間を少しでも、共有できた気持ちになる。
ここは本当にほんとうに、すてきなところです。

水底の居心地がよすぎて、なかなか抜け出すことができません。




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36 :黒子テツヤ
2013/10/14(月) 11:48



耳元で鳴り響く、かーん。かーん。
警鐘、啓示、かーん。かーん。
早く叫べと、鳴いている。

かーん。かーん。

(もういくつ寝ると、)




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37 :黒子テツヤ
2013/11/14(木) 19:19



緩く綻ぶ八重咲きの花弁が美しくて、泳ぐ足を止めました。
寒さに震えかたく凍える深緑のあいだ、ひっそりと息づくべにいろの花。
夜露に濡れる花弁に、芳しい匂いがふわりと辺りを包みます。
いじらしく、一輪だけ咲いているその姿が、とても愛おしい。
ゆっくりと、水底から指先を伸ばして。
散らさないように、きみにふれてもいいでしょうか。

(さむさがきつくなればなるほど、そのべにいろは深くなる。)
(愛しいとしい寒椿、今年も貴女の季節がやってくる。)


(さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。)
(鳥籠の中の金糸雀が、小さな声で鳴いている。)
(狭霧の驟雨が立ち込めて、貴女の涙が水面に落ちる。)
(貴女の吐息が北風と、指を絡めてワルツを踊る。)
(裸足に触れる海原に、浮かぶ水泡が白波を立てる。)

(おどるあなたの歌声に、惹かれて今年も冬がくる。)



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38 :実渕玲央
2013/11/15(金) 21:00


愛を添えて嘆く、削げた愛を抱き潰して叫ぶ。
枯れた声を張り上げたって、空には届かず、ただ深い深い海底に沈んでいく。
広い広い海原はいつだって私の心を癒してくれるわけじゃないし、別に私だっていつも優しさを求めて沈み込むわけじゃないの。
冷たい水が頬を肌を指先を裂く感覚に、心を浸したい時だってあるじゃない?
それと一緒。
でも、私だって人間だから、優しさに包まれたい時だってあるのよ。
(途方もない、漠然とした、不安に蝕まれていく心が、愛してくれと叫び出す夜がある。)
でもだからって、泣いてばっかりもいられないのよねえ。
(涙で滲んだ視界を無理矢理掌で拭って、前を向かないといけない時がある。)
膝をついてぼろぼろになった体を震わせながら、それでも進んでいかないといけないの。
そういった苦しさを乗り越えることに楽しみなんか見いだせないわ、だって辛いもの。
でもその辛さの先に待っているものが、とっても得がたくて素晴らしいものだって知っちゃってるから。
だから一心不乱に、全身泥に塗れながらでも、進んでいくのよね。

あーあ、ほんっと、生きづらい世の中だこと!

(それでもそんな人生が、だいすきよ!)






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今年の夏に、ちょっとしたリゾートへ行ったの。
リゾートって言ってもまあ、沖縄なんだけど。
ちょっと贅沢旅行と銘打って、友達とふたりで行ってきたんだけど。
人間って、豊かで時間があるとだめになっちゃうのよね。
そこはとても素敵なところでね、本当に贅沢させてもらったわ。
時間がゆっくりながれて、心がとっても豊かになれたんだけど…ずーっと、だらだらしてたのよね。
南国の草花、潮風に煽られて、少しだけ涼しくなって心地よい夕暮れ。
細波の音と潮風に煽られながらするお昼寝…天国のようだったわ。
その反動かしら、旅行から帰ってきたら仕事が億劫になっちゃって。
勿論リフレッシュされて身も心も癒されたんだけど、少しのんびりしすぎちゃったみたいね。
適度に忙しい方が、きっと人間としては洗練されていくみたい。
うつくしいひとになりたいとは思わないけど、もう少し上手にいきていける人間にはなりたいのよ。

まあ、そうは言っても一年に一度の贅沢だもの。
来年もまた行きたいわね。






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