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┗750.翡翠の海は、アリア。(11-15/76)

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11 :緑間真太郎
2014/01/08(水) 03:49



:再会とメッセージ。

部屋を片付けていたら、懐かしい本が出てきた。オレはあまり栞を挟む事はない。一度に読んでしまう事が多いから。だがその本は、一日一章と決めていたのを新しく買った本に気を取られて読む事を忘れていたもので。あんなに胸を躍らせていたのに、時間が経ってしまえば感動が薄れてしまうのだ。

もう一度、胸を震わせる事が出来るだろうか。そんな期待を抱きながら、今もその本は開いていない。

後少し、御預け。

(びびび、とキャッチ。)

まだまだページの差し替えは終わっていないから完遂と言って良いのかは判らないけれど、ありがとう、ございます。どう声を掛けたら良いのか判らずに気付けば3を離れたわけだが、うむ……一応目上の人となるので、先の挨拶となった。

お互い、良い一年になるといいな。これからも愉しみにしている。




:本棚の間で。

『緑間君ってさ、』そう潜めた細い声が告げたのは、他愛のない客観。オレには意味が解らなくてただ彼女の顔を見詰めていたら先回りをされて、続けざまに一言『好きなの?』と訊かれた。今までならきっと“嫌いじゃない”だったが「興味深い」と、隙間から自然と零れた。

初めて言葉を交わしたけれど、彼女はオレの名前を知っていた。


小さな肩を見送り、そこで初めて名前も学年も知らない事に気付いた。きっと、次に声を掛けられる日まで顔も忘れてしまうだろうと思った。不思議と声だけが暫く耳に残っていた――そんな、放課後の話。

体育館に着いたら余韻は掻き消されたが、話したら多分思い出すと思う。人を覚える時は、声や話し方がより深く残る。性格が出ると思うから、そこに注意が向いてしまうのかもしれない。

落ち着いた人は好ましい。



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12 :緑間真太郎
2014/01/08(水) 07:22



:安定の花宮さん。

久しぶりに花宮さんから連絡がきていた。あの人は、話す度に恋人(?)が変わっているから驚く。もしかしたら、恋人が変わったらオレに連絡をするというジンクスでも有るのだろうか。別に羨ましくなんかないのだよ。花宮さんは『好きになれねーなら好きにならなきゃ良いだろ、好きにならなくたって傍に居れンならそれでジューブンだろ』と言っていた。良い話かと思ったら、『オレも好きになれねーけど、ヤる事ヤりてーから適当に選んでる。リア充でごめんね?何て言うかよバァカ。何なら貰ってやろうか』と続いていた。良い話ではなかったけれど、興味深い話ではあった。他人の考えはどれも興味深く、新しい発見がある。

オレには出来ないけれど、そういうのもあるのかと思った。だが、この『貰ってやろうか』とは一体全体、何様なのだよ。明らかにポイ捨てフラグだろう、流石のオレでも判るのだよ。恐ろしい先輩である。……まあ。あの人なりに気遣ってくれているのかもしれない。あの人の言っていたあれについては後程、質問してみようと思っている。下ネタに強い奴が丁度居るから期待しているのだよ、きっと解決するに違いない。

また一つ大人へと近付いたな。




:ネタと匂いの話。

別のリア充の話だが。どうやら奴はオレに恋人が居ないのはネタだと思っているようだ。なんて残酷な邪推だろうか、まあ割とどうでも良いのだが。恋愛バトンをオレに送り付けてきたかと思えば、添い寝シーツ?の話でオレを弄ってくるのだよ。いつまでオレはシーツの話を受付なくてはならないのだよ。第一、オレの性格を鑑みたならば制服を着用したままあのような体勢になるなど、よっぽどな状況だと気付いて欲しいものだね。オレは制服を着ている時は長時間椅子に座るのも嫌だ。制服が皴にならないように気を付けている程だ。それに、眠る時はパジャマだろう?パジャマとナイトキャップは曜日別で色違いなのだよ。オレは水曜日と木曜日の夜は密かにテンションが上がっている……やはり落ち着くな、秩序は大切なのだよ。

そういえば、ではないが。洗濯洗剤を変えた。なかなか良い洗剤でな、柔軟剤の邪魔をしない上で自らの主張も忘れない――そんなやつだった。良い洗剤を見付けるとテンションが上がる。去年は色々あって、新しい冒険は控えていたが、今年はもっと色々な柔軟剤を使ってみてランキングを作りたい。同時に、ボディーソープも色々試してみたいな……匂いは良い。オレは季節に因って嗅ぎたい匂いが変わるから、ボディーソープを変える事があるのだよ。夏場は肌が弱いし虫刺されも気になるから石鹸一筋だが、冬場はこれだとか、春先はこの匂いが良いだとか、そういうものがある。

シャンプーも時々変えている。


今年も順次、探究していくのだよ。



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13 :緑間真太郎
2014/01/08(水) 23:34



:実験報告レポート。

大人になる事とは、意外な瞬間に訪れるのだな……何だか不思議な感じだけれど、勇気を出して試してみようと思う、確保。

多分、感想を纏めるページの予定。


どうする、オレ。

(で、感想はこちら。)

先ず、状況説明。オレは今まで、青峰としかキスをした事がなかった。この日まで、ずっと青峰だけだった。ただ、オレがこの先どんな結論を出すにしろ、確かめておきたいと思ったのだよ。青峰としか触れた事のない其処が触れた時、どうなるのか。それで確信しようと思った。

そんな時、赤司と話していたら、知らぬ間にそういう(?)雰囲気とやらになっていたのだよ。他の奴なら嫌だが、まあ。赤司となら(普段よく顔を合わせるわけでもないし。)出来る気がして、試してみた。触れると柔らかくて、《そういえば、こんなだったような気がするな……なるほど》と考え込んでいると、柔らかく再び触れ合った。

……以上が、オレが大人になった体験である。キスをした流れだ。

次に、それを踏まえた感想だが。やはり予想に違わず、青峰としたのとは全然違ったし、何も感じなかった。唇が触れているだけ、そんな感じだった。青峰とした時は、熱くて、胸が騒いで、息も意図せず止まったのに、この日した時は普通に息をしていた。驚くぐらい自分が冷静だった、このオレがキスの息止め勝負を頭からぽーんするくらい、事務的だったのだよ。これには一番驚いたな……やはり好きな者とする時は息遣いさえ気になるものなのだろう、実に勉強になった体験である。

そんなこんなで、確信した事があるのだが。オレは心身共に青峰でないとダメなのだよ。あの時言ったように、やっぱりオレが言った事は正しかった。試す前から解っていたのに、未来は分からないと言われたあの言葉がずっと引っ掛かっていて、何度も躊躇った。他の奴に触れる事は考えられなかったけれど、それはオレが知らないからだと言われる事や思われる事は心外だったから同意を得て、重ねる運びとなった。

ふしだらな事をしたと思うし、オレはもう青峰だけのオレではなくなってしまったような気はしているが、それでも……オレには他の奴ではダメなのだよ。もう一度傍に居たいだとか、そういう気持ちはそんなにない。それはオレが無欲だからではなくて、何故か、近くに感じるのだよ。これがきっと、想って居れば遠くない――そういう事なのだと思った。傍に居られなくても、かなしくはない。今までは、青峰以外を好きになれないと解る度に絶望していたけれど、好きになれないものはしょうがない。どうにもならない事に悩む振りをして、諦める口実を探す事にも飽き飽きしていたのだよ。

新しい恋愛が出来なくても、友人と過ごす日々が在れば充分な気がしている。が、以前決めた通り、気持ちが変わらなかったら断とうと考えていた部分は訂正しておこうと思っている。どうせオレには断ち切れない。オレの恐れている状況が現実のモノとなったその時に、覚悟を決める次第である。だから今は特に何を考えるでもなく、色々な事を思い出している。一昨年と同じで、なかなか話す事は適わないが、ほんの些細な出来事さえ懐かしく。また、ひどく穏やかで、あたたかいのだよ。

青峰の運命なんて知ったこっちゃないのだよ。オレの運命が青峰なだけ、それだけで充分なのだから。


以上が、体験レポートである。



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14 :緑間真太郎
2014/01/10(金) 02:17



:掌に掬う、雪の色は。

冗談かと思っていたら本当にカップル対談バトンが送り付けられた件について。いよいよ奴はオレにおしるこを擬人化する事を強要してきたのだろうか……別の奴からは恋愛バトンを貰った。奴はオレがあいつと付き合って居ると思っていたからまだ仕方がないが、前者はもう。

おしるこ……無理だな。

(閑話休題。)

最近、色々な事があって書く事が纏まらないという事態に陥っている。先ず何から綴ろうか……そうだな、ではこの話からしようか。オレは自分の気持ちを知られる事を恥ずかしいと思う事がない。だからこそ日記を書いているのだが、しかし。それは特別な相手・友人・その他では、また少し違うのだよ。特別な相手には当然平気だろうし、オレには意識するという機能があまり働かん。その他はオレには判らないからどうでも良い。だが、友人となると多少、オレは言葉を選んでしまうようだ。

嫌われたくないのもそうだが、みっともない所をあまり見せたくないというか。いや、今更なのは解っているのだが、そうだな……最近、やたら恋愛したいと言っているのも、その所為かもしれない。オレが何故新しい恋愛を出来ないのか、理由なんて明らかで。それを認めたくないわけではなかったが、自分でも大概だと思って触れないようにしていたし出来る事なら逃れたかった。まあ、割ともう抗う事は諦めているし、そうするきっかけになった出来事については“のちへん。”するとして。

新しい恋愛については当分無理な事は認めておく。オレには何も感じられないし、相手の望むそれを演じる虚しさで悪寒が走りそうになる。それでも時々繋がる縁は煌めき鮮やかで、束の間の夢を見る。《こいつを好きになれたら良かったのに》と、星が流れ落ちるのを瞬きの合間に見送るように、瞼を伏せるのだ。

以前よりかは、好きだと言われる事が嫌ではなくなった。そう思って貰える自分なのだと、恐らくは思えるようになったのだと思う。優しくされる事も、以前よりかは受け入れられるようになった気がする。沢山の初めてを経験し、同じ日が一日とない事を改めて思った。大切な日々というものは何も、愛する者と過ごす日々だけではなく。ふとした瞬間に感じる幸せを切り取って、胸の中に大切にしまっておきたくなった。写真よりも、ポラロイドが良い。焼き増しの利く思い出ではなくて、一度きりの大切なモノとして覚えておきたい。そんな、優しい時間に助けられて今を生きているのだと思う。

今のオレの世界には、様々な色が在る。そこに愛する海はない。


自らの心を目視する事は出来ないのだから、それもまた道理。瞼の裏に潜めたそれがきっと。

心の色なのだと、そう思っている。

(誤魔化そうと思ったが、我ながらまどろっこしいから次に補足がてら綴ろうと思う。)



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15 :緑間真太郎
2014/01/10(金) 02:44



:変わらぬ色彩。

タイムラグについて。もう一度日記を設けるにあたり、少なからずデザインについては考えた。初めて作ったあの時と、今を比べてどうなのだろう?と。色々な事を考えたけれど、本質的に自分が変われていない気がしたのと……どうしても、オレにはこれではないとダメなのだと思ったからである。それで良いのかと訊かれたが、オレにはこれで。

この色が好きだから。

――で、まあ。変わらずに始めた事に因り『こいつまだそんな感じなのか』と思われたかもしれないが、そんな感じである。一応、一昨日は初めての体験をした。本来ならばオレには縁の無い、しかし、自らを試すには良い機会だからと。それについての詳細は後に綴るとして、事前に一言添えるならば年頃の者からしたら大した事の無い行為だから心配しないで貰えると有り難い。ただ、オレの中では驚きの出来事ではあったし、“まさかこのオレが?”と若干ぼんやりしてしまった。

とりあえず、また一つ大人になった……大人になるって虚しいんだな。




:THE DEVIL。

悪魔のカードが出た。なるほど、と素直に思ってしまった。逃れようともがくのは止め、本気で相手にぶつかれば真を手に出来ると。覚悟を決め、現実逃避は止めるべきとも出ていたから、もしかしたらそういう事なのかもしれない。

在るがままに、そう在りたい。


む。普段通りだな。



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