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┗1999.因果応報に委ねて翳す落首の花(凍結)(36-40/154)
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リロ
36 :
グリムジョー
2009/01/24(土)03:35:28
意図せず、あの場所を想い帰す事態に陥った。
スゲェ胸糞悪くなって、全てを冷めた眼でしか見れなくなった。
暴走する思考。
暴走する心。
暴走を抑えきれなかった理性は意味を成さず、唇から刃となって漏れでては容赦なく相手を切り刻む。
その言葉全てを否定するわけじゃ無ェ。
だが、余りにも幼いその思考。
あの場所に身を置いていた俺からしたら「甘い」としか言い様が無かった。
厳しいかもしれねえこの言葉が、思考が、少しでも相手に伝わるようにと願いながら何時も唇を開く。
少しでも、相手に役立つようにと願いながら唇を開く。
何も、好き好んで厳しい言葉を吐くわけじゃねえ。
傷つける言葉を吐くんじゃねえ。
――嫌われ役に徹するのも難儀だぜ。
同じ苦しさを持つ奴なんざ居ねェ、居たところで傷の舐め合いなんざするつもりもねえ。
俺にとってあの場所は大切な仲間の眠る過去の場所。
軽い言葉は気に入らなかった。
甘い考えが気に入らなかった。
俺に爪を立てた。
嗚呼、分かってら…俺も餓鬼だよ。
直ぐに理性が切れる。
本能が暴れだす。
あーァ、踏み出したにもかかわらず世界が色をなくしたように見えるじゃねえか。
こんな時に限って同胞は消えるし、思い切り掻き抱きたい両腕が宙を彷徨う。
無様だな、本当に。
仕方ねーから袴ン中に両手突っ込んで枷代わり。
久し振りにいっとくか。
当たり前の再確認:俺に_れた奴は泣きをみる。
本当はよォ…俺が生を紡いでる間、何よりも皆の笑ったツラが見てぇ。
怒ったツラも、泣いたツラも、狂気に歪んだツラも相手の「心」が見せるツラは全部好きだが…やっぱり笑ったツラが良い。
――ハッ!!微温ィ、痒くなってきた。
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37 :
グリムジョー
2009/01/24(土)04:15:13
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俺からも同じ言葉を。
今の俺にはお前に刀を向ける本能が動かねえ。
そして何よりも、俺の行動を思い返せばお前に刀を向ける資格がねえ。
だから最期ぐらいは大人しく、テメエの言う事を聞いてやる。
殆ど持ち合わせていねえ理性を全部掻き集めて受け入れよう。
好きに生きろ、同胞。
テメェの存在を超えたその時が、俺にとって本当の一歩になるだろうよ。
「またな」じゃねぇ…「じゃあな」だ。
だが最期に。
有難う、お元気で。
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38 :
グリムジョー
2009/01/26(月)21:22:41
昨日はクソ寒い中現世に出向いて、寝転んだり死神と遊んだり馬鹿したり忙しい一日だった。
俺が見えてる色んな奴にも絡まれるしよォ。
取りあえず俺に出会った全員、互いに風邪ひかねえようにしねェとな。
明日は俺にとって大事な日。
ある意味、勝負の日。
ただ本当に大事な日。
自分と俺の知らねえ野郎との勝負の日。
任務に関係する勝負の日。
全力で俺の力、見せ付けてやる。
相手が音を上げるまで、遠慮せずにだ。
遠慮?ンなもん見せてたら伝えたい事も伝わらねえ、だから今回は全力だ。
いつもは遣る気のねえ俺だが、今回ばかりは頑張ってくるぜ。
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39 :
グリムジョー
2009/01/28(水)00:12:51
…畜生、負けた!!
全力で対峙したにもかかわらず、圧倒的な実力の差ってものを見せ付けられちまった。
悔しいが負けは負けだ、潔く負けを認めてやる。
どやされるんだろうな。
あー…任務行きたくねえ。
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40 :
グリムジョー
2009/01/29(木)23:35:43
失念してた。
木曜が何の日だったのかを。
暇が出来たから墓に語り掛けに行った俺と、俺を見付けて斬魄刀の能力ではなく漸く存在を現した__。
木曜は__の自由な日だってのを忘れてた。
反射的に思わず刀を抜いて其の喉に突き付けた俺に顔色一つ変えることなく、あろうことか手近にあった墓をぶち壊した__が。
あの野郎が…あの野郎から吐かれる言葉が…全てが。
…クソが!
今、こいつは何を考えている?
今、こいつは何をしようとしている?
自由を自由では無いと唱えたその言葉が、全てが、俺に爪を立てる。
不適な笑みが気に入らねえ。
全てが意のままだと思ってるのが気に入らねえ。
刀を持つ手が震えて、最終的には地に落ちた。
居場所なんざ、作れば良いんじゃねぇのか。
あの日、一歩を踏み出した俺の居場所なんざ今から作っていけば良いんじゃねぇのかよ!
赤い飴玉。
それはすべてを無に返す甘美な物体。
俺の為に散った連中をも忘れる事が出来る甘美な物体。
生を賭しての仇討ち、それは自己満足。
──今の俺に何を望んでる。
何を望まれようが赤い飴玉は要らねえ。
仇討ち…それは考えた。
だが、どれもこれも必要ねえ!
俺は踏み出した足を止めることはしねぇ、あの事件は忘れねぇ。
俺は…俺は!
グリムジョー・ジャガージャック
ただ其れだけだ。
デカい態度で居るだけだ。
一瞬でも乱された俺の負け。
抜いた刀は鞘に戻して、最期までとっておく。
そんだけだ、クソったれ。
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