因果応報に委ねて翳す落首の花(凍結)

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41 :阿散井恋次
2009/01/30（金）14:55:32

痛ェ…
超痛ェ…

歯が。

いや、今日歯医者に行ったんだがよ。
抜かれた箇所の出血と痛みで半分泣いた。
麻酔が効いてねぇ時点で抜くな！
人より麻酔の類が効きづらい体質してんだ。

軽く泣いた事に格好悪ィとか言うなよ？
俺はある意味勇者だぜ、勇者！
痛くても痛ぇって言わずに耐えたんだからな。
すっげー踏ん張った。

あー…畜生、痛いの好きじゃねぇんだから勘弁してくれ。
この痛みに笑って居られる奴が居るんなら逢ってみたいぜ。

──ッだぁ！もう二度と歯医者行きたくねぇっ！！
週末、片方だけ腫れたらどうしてくれんだ！！
…現世で羞恥プレイじゃねえか。

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42 :グリムジョー
2009/01/31（土）00:10:29

おうおう、たかが歯痛でよく吼える野郎だぜ。
俺の一族ながら鬱陶しい……って、なんだよ「テメーも同じです」みたいな面してコッチ見てンじゃねえ!!

本日は不戦敗。
頸に噛み付かれた。
――どんだけ残るんだろうな、この痕。
まあ軽いモンだからそう長くは残らねえだろう、残られても困る。
今まで俺が色々な場所で背負ってきた俺の傷は全部、アイツに頼んで消して貰った。
今から確りと残るのは、未来で背負う連中の為の傷。

誰かさんのお望みのままに、証拠隠滅も出来たンじゃねーの？

さて、どうも俺の脳味噌は平和ボケの最中らしいぜ。
誰の頸を刈りに行けば良いんだろうな？
本能の覚醒までどんぐらい掛かるか誰か計算しろ。
頸を刈るだけの闘争本能が機能するまでにまだ、枷が掛かっているらしい。
何の枷かなんて分かりきってる。
「心」っつう名の枷だ。
「理性」っつう名の枷だ。

獲物を狩ってねえと俺の居場所じゃねえ気がして仕方ねえ。
まあ…馬鹿やってんのも好きだけどな。

ちょっと羨ましいと思った事。
俺には無い○○心、○○慾。
あ？言っとくが羞恥心じゃねえぞ…羞恥心って思った奴、率先して頸差し出せ。
テメーから先に刈ってやる。
幾ら俺でも羞恥心ぐらいは持ってるぜ!!

取り敢えず、本日の対峙は不戦敗だったが悪くは無かった。
自分の平和ボケが脳味噌にガンガン響いてきやがったからな。
相手してくれた奴、有難うよ。

まあ、のんびりと取り戻して行くに限るか。
暫くの間、俺が好き勝手跳ね回らせてもらうぜ？
他は全員、良い子に寝てろや。
――俺が子守唄ぐらい歌ってやらァ。

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43 :グリムジョー
2009/01/31（土）01:40:02

１日に何回書かせれば気が済むんだ、クソが。

自宮に訪問者有り。
今日はとっとと寝てやろうと思ってたんだが、このザマだ。

話は明日聞いてやると、そう告げたところで帰りやしねえ。
あろうことか鼻水垂れ流しやがった。
──…一体全体何なんだ。

面倒見が良いとは言えねェ俺が、寧ろ上から目線での持論でしか諭してやる事ぐらいしかしてやれねえ俺に、泣きついて来るぐらいだから無闇やたらに引き剥がせねえ。

こいつは夜明けまで膝詰めで話し合いか？
明日の昼間にガッツリ出歩こうと思ってたのによォ…。

俺の言葉には慰めも情もねえ。
寧ろ突き放すような言葉しか吐けねえ。
それに加えて頑固だ。

それを分かってて俺の自宮に足を踏み入れたからには、余程の事が有るんだろう。
しっかりお天道様仰いで来たのかよ、テメーは。
気付くべき事に背を向けるなとは言わねえ。
逃げるなとも言わねえ。
実際、俺は逃げて来た。
だから逃げたいなら逃げれば良い。
其処で得られるモンが有るンなら立派なもんだ。

ただお互いに言える事。
手前勝手も大概にしろや。
大事なモンを失くしてからじゃ、何も戻れはしねェんだ。

お前ならちゃんと分かってンだろ？
両脚をしっかり地面につけて、存在を確かめろ。

それが、俺が今必死になってしている事だ。

俺は高い場所にしか身を置かねえがな、地面に足をつけたら案外視点も変わるモンだぜ。
だからテメーも手前勝手にしてねえで、高い場所に登ってみろ。
別の視点でモノが見れる。

みーみーみーみー泣いてる暇があったらな…兎に角、空に手を伸ばしてみやがれ。
何も出来ない事が悔しいなら、出来るように腕を磨け。
めいいっぱい空に伸ばした其の両腕で、其の心で「ごめんなさい」を言えるようになれ。

取り敢えず、今の俺から言える言葉は此だけだ。
んじゃあ、寝るぜ？
睡眠足りてねぇんだよ、最近。

あ…、言い忘れた。
死神の色恋沙汰に破面を巻き込むな、とだけ最後に添える。
月も太陽も、空に輝くのは同じなんだってよ。
どっちも欠けちゃならねぇンだと。

あー…眠ィ。
幸薄いテメーの面を見てると手前の幸せが逃げちまいそうだぜ。
兎に角、俺からは以上だ。

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44 :朽木ルキア
2009/01/31（土）15:18:55

隊の者を見送る送別会とやらで、何故か私は昨年流行した某美容室の踊りを踊らされる事となった。

最近の寝不足の原因は主にこれだ。
この鍛錬だ!!

どうせやるならと、…いつぞや綾瀬川殿の頭がそうなった、あのアフロという側の人間をやると挙手。
我ながら綺麗な挙手だったと思うぞ。
そんなこんなで一通り、踊りを覚えたのは良いがあの奇妙な動きに持っていくまでに結構時間が掛かるぞ。
皆が華麗に踊る中で私はあの、なんとも言えない動きを…あの腰振りをせねばならぬ。

無論、この役柄に悔いは無い!!
私は天に立……ゴホンゴホン。

体が軋むのも絶対にこの鍛錬の所為だ。

あ。
某破面へ、此方の破面から。
まあ此方に宛てたものでないのなら軽く笑い流せ。
取り敢えず…
お前の過去にケリがついたのなら何よりだ、と。
答えが出たならば、其の事柄に苦しむ事も無かろうと。
其の決着を大切に、歩んでいけと。
俺に気を使う必要は何も無いからテメエの生を全うしろ、と。

ああ、そして…引き篭もるのも大概にせねば折角の表情も忘れてしまうぞ、ともな。

うう…体が軋んで仕方が無い。

そういえば、任務の最中に海苔巻き煎餅を食べていたんだが私の食べ方が可笑しいと指摘を受けた。
自分ではこの食べ方が普通だと思っていただけに、指摘されると驚くものだな。
海苔巻き煎餅は、海苔と煎餅を分けて食べる。
因みに私が一番すきな煎餅は、ザラメ煎餅だ。
いち早く手を伸ばして確保する。
確保したものを食べられると不機嫌になる程に。
良いのだ!!海苔巻き煎餅の件といいザラメ煎餅に対する執着といい、私だから良いのだ。

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45 :朽木ルキア
2009/02/01（日）00:53:48

本来ならば破面が出歩く予定だったのだが、本当に、本当に(強調)久し振りに兄様から呼び出しが掛かったのでな。
悪いが私の出番だ。

兄様に海苔巻き煎餅の話をしたのだが、「貴族」としては品の無い食べ方だと怒られてしまった。
まあ…確かに品はないと私も思う。
海苔と煎餅を指で分けるならまだしも、一口大の大きさの物に至っては舌で転がして剥がす故。
舌の上で転がしながら剥がれていく海苔の感触と、今まで海苔がくっ付いていた箇所から新たに広がる醤油の味。
それが私にとってはお気に入りで、何より自分の舌使いの上手さに褒めて貰っても良いというもの…。
だが、確かに品は無い。
朽木家の者としては「失格」だ。

反省せねばならぬな。
そういえば、数年前のあの場所で兄様に預けていたマフラーを今宵、返して頂いた。

即ち、私が完全に復活をしたという事実に至る。
今は無きあの場所で、昔はよく馬鹿をして遊んでいたものだ。
昼ドラごっこ、などと…今になれば本当によく考え付いたと思える遊びだった。
私にとっての兄様は、兄様だけ。

昔話に華を咲かせていたら、もうこの時刻。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、あと数刻の間に睡眠を得ては任務に赴かねばならぬ。

思えば色々な事があった私の人生。
色々な者と出会い、別れ…私は逃げ出した。
あの頃は子供だった私は、逃げる事だけで精一杯だった。

今の私は、少しは大人になれたのだろうか。
眩しい思い出は、時間と共に劣化していけども、今でも覚えている一つ一つを大切に。

或る意味、破面よりも私の方の覚醒が早かったようだ。

また、寝転んで空を仰ぎたいものだ。
水のせせらぎ、喧騒、充実、全てが思い出。

私は、私達はもう逃げはせぬ。
取り敢えずは任務までに仮眠をとって、目が覚めたら久し振りにラジオ体操でもしてやろう。
ラジオ体操は誰よりも上手いぞ！
個人的にはラジオ体操第二が好きだ。
あの、二の腕モリモリの動きがな。

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