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┗1999.因果応報に委ねて翳す落首の花(凍結)(51-55/154)

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51 :グリムジョー
2009/02/11(水)12:59:16

おっと…折角の休みの予定が任務に摩り替わった。
何時もより短い時間だが、任務は任務。
断る権利は俺に無ェ。

ンなわけで、昼間の一人公然羞恥プレイの刑は無効と化す。
赦してくれよ死神。
任務は任務、なんだ。

今日の変わりに宛がわれるだろう休みの日にでも、テメエの言うとおりに公然羞恥プレイしてくるからよォ!!


さて、睡眠も摂ってご機嫌の俺は昼飯食って任務の準備に着くとしようか。

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52 :グリムジョー
2009/02/11(水)21:27:53

任務を終えて暢気に中庭に面を出してる最中、届いた一通の手紙。
まさに、宛先の無い手紙。
裏側が動揺したのが手に取るように感じられたから、早々に帰還。


宛先の無い、手紙


――…何の冗談だ?
全部終わったんじゃねえのか。



今回のものは「招待状」という名目。
__直々の、手紙。

コイツは伊達に俺と長く居たわけじゃねェ。
どの表現が俺の本能を刺激し、どの言葉が俺の理性の枷をぶっちぎる事が出来るかを心得てやがる。

終わった筈の「宛先の無い手紙」
__曰く、最終章の幕開け。


「真実を聞いてみたいと思わないか?グリムジョー」


その真実が俺にとって吉となるか凶となるかは俺の「心」次第、だそうだ。
生還したあの餓鬼が、すべてを握る鍵ともな。



……クソが、考えが読めねえ。
だが、__の考える事は必ず胸糞悪ィ事だ。
話によっちゃあ、その場所で帰刃しなきゃならねえだろう。
即ち、終焉。

折角、存えた命だが…やっぱり運命は変えられねえって事かもなァ。
取り敢えず、約束のその日まで…バトンタッチ。
__と対峙するには、感覚を研ぎ澄まさなきゃならねえンだ。

ディ・ロイと約束した「友達百人出来るかな」計画は、バツ。
計画自体に無理がある、俺には出来ねえよ。
――悪ィな。

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53 :朽木ルキア
2009/02/11(水)21:54:34

選手交代、私の出番だ。
水浅葱曰く「脳内警報発令中」の状態なのでな。

無論私も破面同様、動揺している。
洒落ではない!大真面目だ馬鹿者!!




取り敢えず、選手交代。
私か、阿近殿か、夜一殿か、恋次か…眠らせていたもう一人の破面の封を解いて起こすかべきか。
兎に角、用の無い限り、暫しの間我が一族の「グリムジョー・ジャガージャック」は裏舞台へ投じ、表舞台は別の面子で固めるしかあるまい。

若干混乱はしているが、こういう時はいつか出会ったあの娘が水浅葱に言っていた口癖を借りて「わかちこわかちこ」だな。


此処だけの裏話。
「わかちこわかちこ」を覚えきれなかった頃の水浅葱は「めばちこめばちこ…?」と暫し悩んでいた。
めばちこは別物だ、たわけ!!



……あの娘と某破面の一族へ、水浅葱が最期の言付けを。
気付くかどうかは貴様等次第。
気付くも気付かぬも、言えなかった言葉を伝えた彼奴の自己満足。

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54 :浦原喜助
2009/02/12(木)08:01:57

いやぁ…朽木サンの候補にアタシの名前が無かったんで、寂しくなって勝手に出て来ちゃいました。

勿論アタシも朽木さん率いる皆々様の縁者ッス。
朽木さんの言葉で言うなら一族ってやつッスねぇ…。


いやいや久し振り。
でも、今朝はアタシが出て正解だったでしょ?
張り詰めた空気は表も裏も一緒なんで?
打開するにはアタシが一番、適材適所って事で。



それにしても、今日は体を起こすのが億劫な事億劫な事。
思考は彼処に向いちゃってタイヘン。
お店はお休みしましょうか。

なァんて、甘い考えは排除。
端からそういう考えに陥ってしまう事はあるべき事ではないので、ね?


それでは元気に開店準備ー…。

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55 :浦原喜助
2009/02/12(木)23:14:01

相変わらず、お客さん来ないッスねぇ…。
立っているのもなんだから、というより足が痛いんで座ろうかな…なんて考えたアタシの負け。
――…夜一さん、其処…アタシの場所。

そーんなこんなで一日中立ちっぱなしで、明日も明後日もお休み無し。
夜一サン、明日はちゃんと退いて下さいネ。



さて…猶予は何時まででしょ。

あの子が添えた翡翠。
まさかアレを知ってるなんて思って無かったンでちょっと吃驚。
でもまァ、彼等の縁にはお似合いの曲という事で、笑って頂戴しましょうか。



それにしても猶予、与えて貰えるんスかねぇ?
猶予が有るのか如何かすら甚だ疑問。
そして何より、裏舞台に足を向けた彼が刀を抜かずに耐えられるでしょう?
これもまた、甚だ疑問。

霊圧がすごーく、すっごーく上がってるのを感じる。
このまま弾けちゃうんじゃ、なんて花火扱いした事はどうか内密に。



天秤。

取り敢えず、彼にお客さんのようなので一度表舞台に戻ってもらう事になるでしょう。
まさかあんな内容に食いつかれるなんて思って無かったもので、削除していなかったアタシ側のミス。
――…いえ、賭け。
食いつける餌があれば、此方の思考が彼処から一瞬でも逸れるという、大人の賭け。
卑怯な事。
勿論、アタシは卑怯ですからね。
今も過去も。

現在繰り広げられている問答を前に、彼は裏舞台から生還出来るでしょうか…否、一時期だけでも生還してもらわないと困るんスよ。
なので、昔の好でアタシがあの人にお願いしちゃいましょ☆

貴方の力を貸してくれなんて、アタシが言う筈が無い。
過去を揺すって、無理矢理協力させるのみ。
――…遣り方が汚い?
其れは、お互い様でしょう。
鬼の尾を握るアタシのみに赦される処置。

いやァ、アタシも本当に汚い大人だ。

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