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┗1999.因果応報に委ねて翳す落首の花(凍結)(71-75/154)

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71 :グリムジョー
2009/02/25(水)18:27:01

自宮に篭って、資料を見ながら紙に書き写して脳味噌に叩き込む1日。
これがあと三日も続くと考えただけで、吐きそうになる。

そんな中、俺の部屋に来訪者。
一枚のメモ用紙を渡して返って行くだけの私用だったんだが。
……が。
開いたメモ用紙の中に書かれた一文。
たった一行の文。


「馬鹿が見る」


難しい資料で頭が湧いていた俺は、本気で破り捨てた。
あの野郎…頑張ってる俺に対して、なんだコレは!!
馬鹿にしてンのか!!
いや、馬鹿にしてるよな…?絶対馬鹿にしてやがる!!

まあ、あの野郎なりの気遣いなんだろうって事は分かった。
煮詰まってる頭が少しでも和らげばっつう考えの上、起こした行動だろう事は良く分かった。
だてに長く一緒に肩を並べてたワケじゃあねえからよ。

だが…「馬鹿が見る」ってのはなんだ!!
まさにピンポイントで馬鹿を証明されたよな?だよなァ?
土曜までは大人しく謹慎しようと思ったが、取り敢えず仕返しをしに明日はあの野郎の宮に行く。
土曜までに実力をつけなきゃならねえ現状だから出歩けるのは短時間だがよォ…思いっきり苛めてやる。
気晴らしに虐めまくってやる!!

――…あァ?八つ当たり?
当たり前だ、八つ当たりしねえでどうするよ。
俺が追い込まれてンのに悠々自適に、しかも「馬鹿が見る」なんざ…この俺に押し付けやがったからには八つ当たりの対象だ!!



クソ、この膨大な資料と内容の何処に軸を搾って、何処からやっていけば良いのか分からねえ…。
若干、俺の部屋は資料に埋もれ始めてる。
足の踏み場は辛うじて…の範囲だな。
普段、甘いモンに甘いモンを組み合わせて食べねえ俺が、今日は甘い紅茶に甘い和菓子っつう組み合わせで味覚まで狂い始めた。
あー…気晴らししてェ。


因みに、俺が紅茶に角砂糖を六個入れるのはいつもの事だが…今日は常に10個。
混ぜても混ぜても溶けきれねえで、底にザラザラ残ってやがる。
それすら掻き込んでガリガリ食いながら咀嚼。
で、間をおかずにオカワリ。
そんでまた10個。
いっそ、砂糖をそのまま食った方が手っ取り早い気がしてきた…。
んで、気分悪くなってこの膨大な資料から逃げてェ、なあ……。
なんつう妄想で脳味噌に一時の休息を。



っし、やってやる。
どいつもこいつも驚いたツラで土曜日の俺を見やがれ。
この短期間で、俺がいかに出来るかを証明してやれれば良いな…って、結局現実逃避じゃねえかよ俺。

ンだよ…今日の俺は若干、テンションがおかしい気がする。
――…気がする?いや、絶対ェにおかしい。
まあ良いか。
…何も遣らずに逃げ出すより、遣る事やって挑んだ方が俺の性に合ってっからよォ。
取り敢えず、結果云々、小言云々言われるだろう事は置いといて、俺はやる。

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72 :グリムジョー
2009/02/26(木)19:01:44

あー…寒ィ、クシャミが止まらねえ。
――…あァ?これは花粉症?
知らねえよ、今まで花粉症なんてモンとは無縁だったんだからよォ…。
現世は花粉症なんてモンがあるから面倒臭ェよな。

今日はまだ一切、資料に目を通してねェ…。
別に遊び呆けてたんじゃねえぞ?


寝てた…。
12時間以上寝てた。

一度目が覚めても更に寝ようと試みたぐれえだからな、どんだけ眠ィんだって話だ。
だが、明け方近くまで資料片手に奮闘してたから、こんだけ眠くなっても仕方ねえよな?
と、自分に言い聞かせて自宮でグダグダ。

もう暫くしたら、資料に目を通さねえと…。
つうか先ずは飯を食う。
今日は一食も食ってねえ、まさに不規則。

頭で覚えるより体で覚えて納得させろって助言、既に実行してるが本当に知識が足りねえ。
先ずは知識、次に実践、んで覚えるの三段階を土曜の朝までにする。
息抜きに此処を書く回数も増えそうだぜ。

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73 :グリムジョー
2009/02/26(木)23:00:11

指が攣った、指が!!
資料片手に酷使しすぎてた所為か若干腱鞘炎状態。


紅茶すら飲まず、晩飯食った後からずっと資料と睨めっこ。
どうも口寂しく感じる俺は差し入れで貰った「現世の禁煙パイポ」ってのを咥えてる状態で、筆を進める。
――…で、気付いたらこの時間だぜ?



咽喉も渇いたことだし筋肉も凝り固まっちまったようだし、暫しの休憩。
なんだかんだと言いながら、期限はもう明後日だ。
時間てのは確実に進んでやがる。
時間に比例して俺の脳味噌も活動してくれりゃ良いんだがよォ、そればっかりは無理だな。





さっき差し入れと称して揶揄をしに客が来た際、机上に散らばる俺の書き殴ったメモ用紙を一瞥。
「…字が読めん」
と、俺にとっては大ダメージな一言を残しやがった。
丁度俺も、見返しながら手前の字が読めないのと、内容を理解出来ていない事実に項垂れてた時だったから、文句を言う事すら出来なかったぜ。

何か相談に乗って欲しい事があるらしい事は知ってる。
だが、生憎構ってるほど俺に余裕は無ェ。
それに、相手が切り出さねえ限り、俺から聞くことはしねえ。
その代わり、俺も手前で口火を切らねえ限り相談はしねえ。
まあ、気が向いた時にさり気無く聞くことも偶にはあるが…それは多分数えるほどの事。


あんまり一人で思い詰めてるようなら、それなりの処置をとらねえとな。
あくまでも、俺が出来る範囲の事に限られてるが…。


さて、もう一頑張りしたら寝る。
其の前に紅茶、夜景+αを見て生き抜き。

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74 :檜佐木修兵
2009/02/27(金)16:31:26

卒業、おめでとう。
確かにお前の言うとおり、目に見えないもの程切るのは難しい。

あの場所で探された時、結構早く気付いていた。

それでも返事を返さずに居たのは、何処か甘いお前に「絆」を叩き付けるのが怖かったから。
お前も俺も、あの場所で出会い、互いに飲み交わし、笑い合った。
いつも言葉遊びで互いの腹を探りあい、ゆっくりと、だが確実に距離を縮めていた俺達。
俺は何度もテメエの背を見送り、お前はそうやって俺を捜す。
また、互いに飲み交わす事となったところでお前は俺に何も告げずに去る事ぐれぇは目に見えてる。

其れを、繰り返す。
それを「絆」とか「縁」と呼べるほど、俺はこの世界を見てきたわけじゃねェし、呼んで良いほど軽いモンじゃねえ。



恋次、お前は俺を忘れて生きて行くことはしないと…そう言ったが果たしてそれは「卒業」に繋がるのか?
俺はもう、お前を忘れた。
捜され続けて見かねた俺は、最後を告げるために蝶を送った。

俺は過去も未来も俺のままで在る。
其の言葉は貰っておく。
だが、俺はもうお前を知らない。
知る必要は無ェ…。
お前に対するケジメは等の昔に、終えてたんだよ。




――…なァんて、冗談。
何処までが冗談かなんて教えてやんね。
でもケジメはホント。

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75 :グリムジョー
2009/02/27(金)21:20:18

やべぇ…この時間まで資料一枚も捲らずに過ごしてた。

何してたかって?
――…ウルセー、何してようが関係ねえだろ。
今から寝るまでの間、取り敢えず資料を流し読みする。
他はもう知らねェ。

端から興味が無い事柄に、集中出来る気質も忍耐も持ち合わせてねえンだ。
俺が少しでも資料捲って挌闘してた事実は貴重なモンだぜ。



あー…もう、このまま資料見ずに寝てやろうかとさえ思えてきた。


二月も明日で終わりだってよ、早ェモンだな。

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