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┗2285.[時計の針を亡くした時計](51-55/177)
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51 :
吉良イヅル
2009/06/20(土)23:34:16
>夢をみました。
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今更ながら、其れの意味を知った愚かさを、僕は胸に抱きます。
暗闇の道。
見た事のある、…いや、これは見た事が無い道だ。
そんな気がしているだけの、暗闇の道。
目の前には誰も居ません。
ただ、長く長く長く続いている道が、目の前に広がるだけです。
僕はこんな道を、知らない。
静けさ。
其れは、静寂。
其れは、恐らく無音。
足音すらしないのだから、現実じゃあない。
前を見た。
(誰も居ない。)
横を見た。
(誰かが傍らに居る訳ではない。)
上を見た。
(暗闇なのに、青空というふざけた出鱈目。)
下を見た。
(雨が降っていないのに、水溜まりに波紋が浮かぶ。)
後ろを見た。
(ああ、暗闇なんて真っ赤な嘘じゃないか!)
道。
来た筈の道は、真っ赤に染め上げられています。
前だけを見ていた僕は、後ろに気付きはしなかった。
真っ赤な道。
此れは迷う事無く、僕が選んだ道です。
前だけを見て、ただひたすら。
手にしていたのは愛刀でした。
愛刀は濡れていました。
色は確認出来ずに、僕は浮遊感を覚えた。
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>此処で夢から覚めました。
隊花の如く。
僕は[ ]を感じずには居られませんでした。
僕は恐らく、許されたくはないのです。
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52 :
阿近
2009/06/22(月)00:01:32
二日酔いをした。
…俺じゃなく、吉良副隊長が、だ。
昨日のドンチャン騒ぎを、結局朝方までやっていた俺達の中でも、やっぱり今日出勤の奴等は居た訳で。
その中で、吉良副隊長は顔を真っ青にしながら、隊舎へ向かって行った。
あれは、昼くらいに四番隊行きだな、なんて考えて。
同じく出勤だった斑目三席は俺達より呑んでいたのに、元気に隊舎に向かって行った。
二人を比べると面白ェなー、なんて考えながら、俺も出勤。
二日酔いはしてない。
ただ、リンが酒の匂いがする、って言って、近付いては来なかった。
…一応風呂入ったんだがな。
そうか、匂い取れてねぇか。
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>「お父さん、くさい」って言われて落ち込む父親の気持ちが今なら判る。
(判りたくねー。)
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53 :
朽木ルキア
2009/06/22(月)23:57:13
暑い。
いや、蒸し暑いと言うべきか。
今日など、走っただけで汗が出て来たではないか。
まあ、現世の制服はそれなりに涼しいので、良いのだが。
暑いといえば、兄様はあれを巻いていて暑くないのだろうか。
夏でもしているという事は、風が通るような構造になっている、という事なのか。
…聞かずとも良い話なのだろうが、少し聞いてみたい気もする。
しかし兄様が汗をかいている姿も、余り見ぬからな…。
………。
…新陳代謝が悪いのだろうか。
(冗談だ、冗談。………で、あってほしいのだ。)
気になる。
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>兄様、お手数でなければ、お聞きしたい事が……いいえ、やはり何でもありませぬ。
>(嗚呼!私の意気地無しっ!)
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54 :
阿近
2009/06/23(火)20:33:49
>「肝試しをしよう!」
そう言い出したのは、檜佐木副隊長だ。
(ちなみに十番隊に書類を出しに行ったら、何故か居た。)
どうやら松本副隊長を怖がらせる事が目的らしい。
だが、ツッコミを入れるならば、俺達は所謂幽霊みてーなモンなんじゃないかと。
(意気揚々と話すのを見て言う時節を逃す俺。)
怖がらせて、一緒に行動する檜佐木副隊長に抱き着かせるという作戦らしい。
(一緒に、って籤を細工するつもりかよ。)
既に行く事前提で何処でやるかを言い出す檜佐木副隊長。
そんな話をスルーする松本副隊長。
溜息をつく俺と日番谷隊長。
そんな中、日番谷隊長が良い場所がある、と提案した。
(一番乗り気じゃない人が、提案ですか。)
「夜の技術開発局に、檜佐木一人で行って来い」
ああ、成程。
勤務外だったら、全員大歓迎するな。
特に檜佐木副隊長は健康体みたいなんで、きっと引っ張り凧だ。
頷いた俺の「歓迎しますよ」の言葉に、脱兎の如く逃げる後ろ姿。
あれじゃ、当分は肝試しの話は無しになりそうだ。
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その後に何事も無かったかのように仕事をする日番谷隊長を横目に、俺は書類を置いて局に帰りましたとさ。
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55 :
阿近
2009/06/23(火)23:45:12
馬鹿みてぇに笑えば良い。
それは、きっと、本当に泣きたい時の切り札だ。
誰かに気付いて貰えるなんて、甘ったれんじゃねぇぞ。
気付くのは必然。
気付かないのも必然。
それをするのも、されるのも、お前自身だ。
何があったかは聞かねぇが、傍には居てやる。
目を見て気付いて!なんて甘い事を言いやがったら、俺はテメーを殴るぜ。
人は思っただけじゃ、伝わらねぇ。
伝達能力が発達してねぇからだ。
だけど。
テメーが馬鹿みたいに笑い出したら、俺が傍に居てやるから。
その時は、言わなくて良い。
俺が言う前に気付いて、傍に居てやる。
そうしたら、泣けば良い。
背中か腕か、…好きな所を貸してやるからよ。
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>某所、某友人氏へ。
>絶対に気付かねぇと思うから、此処で。
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