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┗2511.蒼紫-aoshi-(114-118/177)
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114 :
檜佐木修兵
2010/02/17(水)07:31:53
何時か思った
懺罪宮に対峙する自分は
偉く弱いな、と
潔白が嵒える大きさに
勝る強さなど無いのに
見上げる敵には畏怖は無い
唯、二歩後ろで追随し見下ろす
白い背中に写る自分が小さかった
途端に自身が退化したと
急激な時の逆流の錯覚に侵される
迷うな、惑うな
お前はいつもお前でしかない
誰よりも中枢で
噛み締めたのは俺だった
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115 :
檜佐木修兵
2010/02/21(日)21:39:14
執務終わりに久しぶりの自宅へ
人と居るのがとても普通になっている今日この頃。これが幸せだって思うこともある、幸せの定義ってのが何なのかは不明だから曖昧にだけど
取り敢えず、ただ広いだけの部屋に入るのは合わないから、何時もの縁側に胡座をかく。まだ夜も深くなくて月明かりがそれほど映えていない
見上げる月に苦笑が漏れた
最近は見上げてばかりだな、と
光に翳した手も
掴む物がない久しさに
ぎこちなくしか動かない
一人の時間の時の緩やかさは嫌いじゃないはずなのに、今日は何故か好きになれない。風が微塵も無いってのも要因の一つだろうけど
なんでだろうな
素直に、受け取れないのは
何時か来た野良猫も、空腹で死にそうなのに差し出す餌を食おうとはしない。必死に、敵意を向けてきやがる
常に背水の陣を敷く
その上でやっと、生きていける
逃げる道を知らない者が其れを知ると、屈することに慣れてしまいそうで目を潰す。その道が身体に染み付く前に
戦士は主に忠誠を誓い
主のために刀を握る
忠義だけを考えて動く戦士は強い、戦うだけで自分の生きる意味を実感しているから。だが戦士を主が守るとき、その戦士の存在価値はどうなる?忠誠を誓う主に守られてまで、生きてその先何を見出だし生きる?
守られることに、慣れていない
刀で刺されて終えるのなら本望
否、やっぱり恐いは恐いだろうな。唯、護るべき者を失った後を生きると思うと恐怖を越える
…ふと気付けば夜も大分深く月明かりも一層映えている。そろそろ戻ろう、今はまだ見上げる相手が居る場所へ
これだけで全て動けたら、な
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116 :
檜佐木修兵
2010/02/23(火)03:11:59
>高楼の灯
足元には消え逝く者
眼下に見下ろすは向かう刃
嗚呼 届く言など在りはしない
澄まされた刃は尚に
掴んだ手に浮く幻の想
雄叫び変わるは悲しき哭
事は嫌程あったのに
身体が向かうまま縁側へ
冷えた床板が掌から伝わる
体が冷えたか寝付けない
初めてだ、と感じたがどうやら
身に少し覚えがある様で
返り咲いた紫の跡
二度目の奇跡に三度目は幻
望み余るは叶わない
一で刺さる矢もあれば
千で掠める矢もあらん
>なら一つに、何を望む
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117 :
黒崎一護
2010/03/01(月)01:40:28
他人の深い奥が易々と
開く、溶ける訳は無い
唯一つ さえもきっと難しい
事大きなものならば必ず
伴う痛みを恐れちゃいけねぇ
こければ自然と手をつき守る
そんな程度だ痛みの前では
叶えようもない
願いをふと思い出す
俺は俺のまま、背伸びはしない
だからそのままでいてほしいんだ
全てへの薄い同情心
捨てる覚悟の分だけ広がる
言えねぇが誰かに言いたい
何より大切だと
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118 :
檜佐木修兵
2010/03/02(火)23:56:18
ありがとう
確かに俺は
貴方が好きでした
03.15
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