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┗2511.蒼紫-aoshi-(163-167/177)
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163 :
檜佐木修兵
2011/04/13(水)06:01:18
軋む歯車の歩むいたみ
考えた積み人は居なかった
壊れた形を目にする時
嗚呼と漏らすのは落胆の声
>全ての物々の成れの果て
残る場所さえも無くなる
だが本当に恐れているのは
たった一つの執着、だけ
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164 :
檜佐木修兵
2011/04/16(土)21:43:14
月明かりが目に眩しい
縁側からは見えねぇ桜
淡い桃色が散り積もる
まだ天露を浴びた事のない
風に乗れる桃色の花弁達に
五ツ子その姿留めて落つる
木葉の前咲きに思い巡らす
共に彼方へと舞い誘い逝く
踏み止まる力も少し浮いた
姿を見せ触れて言葉も伝う
風の矛先に見上げるあの陽
思いを乗せすぎた小さな羽
全てが噛み合う歯車なんて
ねぇんだと心に身体に芯に
言い聞かせる術を知らねぇ
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165 :
檜佐木修兵
2011/04/24(日)18:25:11
拍車をかけた流れに落とされ
地に伏す己への嫌悪が消えず
足掻く気力さえも沸かぬ己に
怒りすらもう感じなくなった
>謝罪は一つ、約束する
近付く音が確かに聞こえる
その場所にはきっと居ない
俺の望む今はまだある人影
>解決につき、訂正
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166 :
檜佐木修兵
2011/04/30(土)22:58:17
何よりも弱く自分が見えた
驕るつもりは毛頭無い
只先の無い自分を知る
感覚的な身体の全感触
畏怖に駆られた思い上がり
空のねぇ場所は、無い
そこなんだよあの色は
すげぇ地の底からでも
拝める天があるんなら
上向いて見ようかって
思ったんだよ、やっと
>燕の翼が見せた青の色
確かに感じた蒼の息吹
.
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167 :
檜佐木修兵
2011/05/27(金)23:45:27
己が触れるを許されず
干渉さえも自刀を誘い
添う土色すら共にせず
>沸々と赤き其ノ色
> 誰が為に
閉じた間の無い目覚め
聞こえるのは確かな鼓動
まだ抜けない力に苦笑し
少しの罪悪感に引かれて
望んでやまぬ腕を抜ける
月の浮かぶ空は何処からでも
見上げた色は同じだと言った
また過ちを侵した己に気付き
其ノ空に小さく詫びを入れる
晴れた色には向けれねぇ思い
青よりも目に馴染む灰色に
零す杯酒も悪くなんかねぇ
なんて言い聞かせてんのは
写る鏡に目を向ける糧の為
0228
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