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綴一覧
┗2511.蒼紫-aoshi-(91-95/177)

|||1-||||リロ
91 :檜佐木修兵
2009/12/13(日)01:43:06


>灰靄

目にする全に及ぼし者
前に進むは大なる意思か
哀れなりしは無知故に
後へ引きしも道か狭間か


降る小雨を避けることは不可能だ

傘、屋根、あるいわ体で
受け止め流れ落ちる時を
待つことしかできやしねぇ
いつからだろうな
こんなにも、流れる時が
長く重たく感じるのは

流せど流せど
空から地へ海へそして空へ

巡りまた俺の頭上へ
降り注ぐことは輪廻の如く
絶えることなんかねぇのに


どう俺が変わろうと
降る液体に変わりはない

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92 :檜佐木修兵
2009/12/20(日)17:07:33

>空を隔つ黒簾

在すは通し無を阻む
其は己の空を持つが如く


久しぶりに家に猫が来た

あの時の猫かはわからねぇが
似た身なりをしていた

確かに以前と違ってたのは
無かった怪我を負ってたこと

仕方なしに家に上げ
手当てしてやったんだが
大人しくしてやがらねぇ

可愛くねぇやつだ

よく見りゃ浅いのが幾つもあって
まだ塞ぎ切らない傷も幾つか

なにしたらこうなるんだ

溜息つきながらも撫でてやると
触るな、とでも言うように
じっとこっちを見てくる


再び開かれた皮膚はふさがり難い

慣れた切れ目に乾きが生まれ
閉じようとする意志を
無くしちまうから

だが少し経てば癒える

閉じないとするならば
生を失ってしまうから


>心配すんな、とそっと手を離す

ほっとけねぇのは、重なるからか

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93 :檜佐木修兵
2009/12/31(木)13:04:45

>細瑕

杯に注ぐ水の如く
朽ちは濁流の様に来る

微々たる隙にあるも知らず


もう年末。だが何時にせよ
俺達の任が減る訳でもねぇ

家族のいる奴は
年越しぐらい帰らせてやりてぇし

んな訳で、俺は隊舎で
年を越すことになりそうだ

苦ではねぇ、人の心配するなら
家族に土産でも買って帰れと
遠慮しながら仕度する奴らを
笑って送り出す

何笑ってるんですか
なんて残った部下に言われ

照れ隠しに軽く小突いてやる

みんな、いい年締めを


>報告
兄貴・海燕さんへ

蝶、まだまだ不慣れだが作ってみた。一番にアナタへ知らせる、って約束だったからな。気が向いたら、拾ってください。


誰に宛てる訳でもねぇが
しばらく置いてみる。

これ覗いたアンタ、
アンタの綴り名書いて
飛ばしてくれたら幸いだな。

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94 :檜佐木修兵
2010/01/03(日)17:19:35


迎春


今年も世話になるであろう
この場所と支配人様に

感謝と敬愛を込めて
今年一年のアナタの幸を願う


あんまり言葉を交わす機会が無いんで
年賀状に代わり、ここで見知りにも一言

>蒼い群青~想いが沈んだ海の色~
>海燕さん
海燕さんと話すのはすげぇ楽しくて、悪いなと思いながら、頼ってばっかですいません。今年は俺も、アナタの力に。アナタが幸せであることを願って

>心と志 阿近さん
切れない縁に感謝を。アナタはほんとうにわからない人で。答えの無い先に光を見出だし、これからもアナタの道を見失わないこと。そしてアナタの幸せを心から願う

>L'ange de ciel 黒崎
黒崎にはすげぇ元気もらってるな。お前と言葉を交わす度、からかいたくなるのは今年も健在だ。なんてな、今年も幸せに、黒崎のお相手さんにも幸福を

>風花 黒崎
大事な光を見つめる黒崎は、優しさも綺麗さも持っている。そんな黒崎のまま、今年も幸せであることを影ながら願ってる

>月像-望月 六車さん
アナタの真っ直ぐな言葉に、俺の迷いは何度も照らされました。右手に刀、左手に…。最後にとても素敵な理由を聞けました。お二人のこれからが満ちる光でありますように、心から

>翠玉 第六十刃
アンタの言葉に、俺自身考えてみることも多々。長く考えれば見えてくることも切り替えて気づくことも。アンタを通して少し知った。アンタを追ってはみたが今ある確信は俺は俺でしかないことだけ。なんて、新年早々独り言で失礼。アンタを待つこの先のあるべき幸に願いを

>cuantas noches 第四十刃
アンタが、俺に目を向けてくれたこと。それが今ある俺へ歩きはじめるための追風に。感謝の言葉は見つからない程、大恩あると思っている。蒼と対をなすべき翠、それは冷めぬ剣の様に溶け一つに。目指す先に幸あれ

>モラトリアム。第六十刃
遅くなったが、まず祝いを。問いかけに答えを出せるのは、まだ先になりそうだ。だが、はっきりと我は得た。アナタが空を光を得た様に。進むための明かりとなるそれを。アナタも輝かせ続けて、降り注ぐ程の幸福をアナタへとお相手さんに願う

>鈴花。平子さん
深い…なんて言ってくれたが俺がそんな言葉をもし吐くとするなら、アナタの言葉の底には、より深いものがあるように思いますよ。真っ直ぐな言葉にも、アナタの力が込められていて。今年もアナタに更なる幸の訪れを、心から

>LILIN 黒崎(虚)
アンタの奥に何があるかはわからねぇ。けど俺の思う先にもまだ何かある様な気がした。何かを抱えて立つ姿に、後を惹かれるってのはこういうことを言うんだろうな。今年はアンタに一筋の光が見えることを願って

>黒縅 黒崎
まずは礼だな、気にかけてくれてありがとう。真っ直ぐ芯のある黒崎は強くて、ちょいちょい痛いとこつくけどそれもまた俺にはちょうどいい。今年もお前の貫くものがより輝くことを祈ってる

>PleasureOfYouth 吉良
だんだん本性見せてきたな?もちろんいい意味で、お前と話をするのは楽しい。綴る言葉も思想も綺麗な吉良のまま、今年も幸せが続くようにと願う

>崩壊 市丸隊長
端から見ても愛が深いアナタに、更なる愛と共に幸せが在りつづけることを心より。アナタのお相手さんにも更なる幸せが訪れますように


長い…
少し遅い年賀状ってことで。

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95 :檜佐木修兵
2010/01/06(水)13:22:29

>思ふに藍色

愛を追えずに止まりし者
響き似たる藍色を思う

今掬う者は歩き出す

>思ふは真なる哀色を


差し出された手を
握ったのは紛れも無く俺

紅い双眸を揺らすアナタは
哀を帯びるそのままで
ひどく深くて…
それでいて今にも崩れそうな
俺は愛さと、同時に安堵を思った

確かにその奥に
とてつもなく、惹かれたんだ

アナタもきっと、恐いんでしょうか
アナタもきっと、臆病でしょうか

知らないことに恐怖を感じてた
なのにそれには飛び込んでいけて

半歩後ろに居る俺

振り向くアナタは手を差し出し
隣に導き歩くのを待つ

踏み出したのは俺自身

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