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┗2668.Eine silberne Kette(129-133/143)

|||1-||||リロ
129 :石田雨竜
2013/01/09(水)02:33:04


二つの生業に時間を取られ
身内の変化も伴って
以前のように気楽に顔を出せなくなって一年以上がたっていた。

それでも気にかけてくれる仲間はありがたくも健在で。
舞い込む蝶にいざなわれ、宴の席へと足を運ぶ。


鍋の具を持ち寄り、
誰に言われるでもなく手土産を各々が持参し
出入りも時間も自由に、ただのんびりと会話を楽しむ。


久々の邂逅が、懐かしく嬉しい。
各々の環境に変化はありはしても、変わらぬ本質が心地よい。


心の中から消えない存在───彼らに感謝を。

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130 :石田雨竜
2013/01/09(水)02:33:24

留まるか、それとも戻るか。
或いは引きこもるか。


選択肢は三つ。



期限は五月末。

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131 :石田雨竜
2013/02/25(月)01:50:29


まずいなぁ…と、思う。

本来仕事柄、どこででも、いつでも眠れる性質だ。
睡魔を嫌ったこともない、寧ろ仲良くしていたい。

それなのに眠れなかったりするのは、
もう何年も前のあの時の状況に良く似ている。

時間に追われて作業に没頭する毎日に、
神経が張りつめたままなのがいけないんだとわかっている。

だから

せめて気晴らしに誰かと話でもできればと、
あの日のように明け方近くの真夜中に、
ふらりと散歩にでかけてみた。


───何もかもが、あの日のようだ。

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132 :石田雨竜
2013/03/07(木)02:22:18


確かに存在しているのに、
目に見えないものなんていくらでもある。

心の形、身を包む空気、霊圧etc…
そして、時間───

規則正しく刻まれる針やデジタルの数字で認識することはあっても、決して目には見えないもの。
けれど。
一つ一つと……ゆっくりだけど確実に後ろへと流れていくそれ、に。
時は決して止まることなく流れているのだと、目の当たりにして実感する。



もうすぐまたやってくるあの日に寄せて───

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133 :石田雨竜
2013/03/07(木)02:22:36

伸ばされる腕のあまりの力強さに、振りほどく事さえ出来ない。


立ち止まっていた訳でも、
況してや後退していた訳でもない。
ただその歩みは、のんびりと、ひどくマイペースだったかもしれない。

だから───そんなに急に引っ張らないで欲しい。

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