揺籃 - 覚書帳

綴一覧
┗2673.揺籃(11-15/118)

11 :阿近
2011/06/04（土）14:14:41

>『新しい義魂丸も載っけてあります。』

入稿明けで上機嫌の九番隊副隊長から瀞霊廷通信を一冊押し付けら……頂いた。
うちの新霊具や武具を通販目録に載せて貰えるとは有り難い、モモーネとキングの山積みの在庫が切れるくらい注文が殺到してくれる事を願うね。

野郎は大体がグリンゴ、女性隊士はチャッピーかユキと相場が決まっている。
新製品に手を伸ばしてくれる切っ掛けになればいいが。

然し随分と色んな製品が載っている。

……二千四百十五環、あの人のカレンダーを買い占めたい衝動に駆られる。

………五千九百八十環、あの人を白衣の天使にして隅々まで触診してくれと頼みたくなる。

いや…待て、あの人の義骸に看護服を纏わせ、モモーネを入れてムッツリどころかガッツリ助平にして。

>『ねぇ……阿近、お注射して下さい…ベシ。』

なんて言われりゃ卒倒する、間違いなく。
色気に欠ける語尾は聞き流してやる。
注射するベシ、が正解なんだが都合のいい方向へ脳内変換。

さて、早速この番号に伝令通信を試みるか。

>七時間
随分と長い時間を過ごせた。
今川焼きの餡の話から始まり、男性死神協会の集会所の場所に文句を垂れ、最後には右手の世話にならずに済んだ。
済みそうだ、の方が今は相応しいな。
兎に角、俺に触りたいやら、奉仕を愉しみにしておく。

>酒場
控え室以外の下階の茶室に二年振りに足を運ぶ、余りの描写の酷さに直ぐに帰ったが。
元から拙い描写が空白期間を経て更に酷え事に。…念のため言っておきますが俺は貴方のすとーかーでは無いですよ、どうかご安心を。
自ら貴方の影を追った事や、話してみたくて仕方がない事は事実ですが。似たようなモンか…。

>七姉妹の女神
恋する乙女ってのは実に健気だな。
自然に実った、のでは無く堅固な意思が実らせた想いが強く繋がり、其処から出来た二人の道を勝手に見守っている。

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12 :志波海燕
2011/06/06（月）18:36:35

移り気

咲けば、淡い青色から徐々に紫紅色に花弁が変わる紫陽花。
この花言葉の由来はそこからかは知らねえが。

楕円形のデカい葉、萼のある小花が球状に集まって咲く姿。
目まぐるしく変わる空模様の下で強く咲く、凛々しくも儚く美しい…なんて言ったらンな事言うガラじゃねえだろと言われそうだな。

しっかしお前に心配かけるなんざ俺もまだまだか、鈍色の空から降る雨に怯むなんてよ。

確か紫陽花は土壌の質によって色が変わる、酸性ならば青、アルカリ性ならば赤。
雨によって土台が変化し、色が変わる様子は移ろう女心と似てるっちゃあ似てる。

一見素朴に見えて鮮やかな落葉低木、簪差して紅引いて盛装したお前にそっくりだ。

そして、あの雨空に見惚れたのも、恐怖を抱いたのも。
降りしきる雨がお前の涙に余りにも似ていたからだ。

雨滴がぽつりぽつりと紫陽花を穿つ度に慟哭は響き、その噎び声は安穏を醸し出し同時に畏怖の念を抱かせる。

思わず震えた

お前を支える土台は変わってねえか、心は揺らいでねえか。

情けねえが、お前の肌に触れるまで気掛かりだった。

だがそんな懸念は要らなかったみてえだ、肌を重ねて間近で聞いたお前の心臓の音で不安なんざ全て吹っ飛んじまったんだからな。

俺のうるせー音はお前に聞こえてなけりゃいい、バレていりゃ面目が丸潰れだってんだ。

惚れた女の前では左腕に巻き付け数字を刻んだ席次の意味も忘れ、ただの男に成り下がる。

格好がつかねえ、指先に留まらせたままの蝶々を飛ばすにも熱くなる頭に目が眩んで調子が狂う。

>起き抜け
二回だけと決めた約束、朝起きて真横の可愛い寝顔を見たら四回以上はしちまった。
まぁ、その辺のお叱りは甘んじて受けてやるぜ。

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13 :阿近
2011/06/07（火）04:27:37

汚い塵屑に伸ばされる細い手首を手折って、美しい掌がひしゃげるまで踏み躙れたら何れ程愉快だろうか。

目に見えない想いを形にしようと情愛を紡ぐ唇、彼の哲学者が諭した虚無主義を突き付ければ二度と開かないだろうか。

貴女が…貴女が蓮っ葉な女だったら、どれだけ気楽だろうか。
好きなだけ抱いて、飽いたら捨てる。
そんな冷淡な扱いも容易く出来た筈だ。

息が詰まるほど苦しく、狂おしいほどに愛しい。

宇宙の円環運動に似た永劫回帰は信じない。
一度きりの俺の生は貴女の腕の中でゆっくりと終焉を迎えるのだと、此方から永遠を拒んでやろうか。

何時までも夢心地ではいられない。
現を歩む、寄り添い、強く手を繋いで。

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14 :黒崎一護
2011/06/08（水）18:32:07

>【ハニー内限定バトン】
>00.先に、次へ回す方の紹介をお願い致します。
…えーっと、此処に綴りの題名挙げるのも緊張するっつうか恐れ多いけど。
>愛吟
言動も振る舞いも綺麗と格好いいっつう言葉がムカつくぐらい似合う人、常に色気醸し出してて存在自体が優美だなって素直に思う。
巧みな描写もドキドキすんだ、話してる最中に何度も釘付けになってレス忘れそうになる。
短い言葉でも濃くて、でも諄くない。
俺がハニーから離れてた間、読めなかったこの人の綴りのページを昨日やっと遡れたけど矢鱈と興奮した。
…あ、変な意味じゃねーから！
控え室で数回話しただけで、詳しく紹介出来るほどの間柄じゃねえけど個人的に凄え気になる。
最低でも1枚はページ使うし、時間やら手間もかかるから気付いても興味無けりゃ流して欲しい。
それ以前にやってたらごめん、他にも回したい人はいるけど敢えて1人だけ。
…ん、でもルキアには答えてくれって言いたい。
>01.まず覚書帳の題名と何故綴りを持とうと思ったかを教えて下さい。
題名は揺籃、由来は二文字にしたかった！…としか覚えてねえんだ。
作ってから一年ぐらい放置してたこともあってさ、ただの忘れん坊と言われればそれまで。
持とうとした理由は多すぎて全部は書き出せない、あいつが相手してくれてる姿が素直じゃねえから直接言えない言葉を此処から伝えたいってのが大きい。
真正面から向き合ってちゃんと言える自分の弱さを認めるような強さが欲しい、そうなれるように頑張ってはいるけど…って言い訳がましいからやめとく。
>02.東京ハニーを利用し始めてどの位経ちますか？
多分…4年、かなり曖昧な記憶から。
此処の支配人さんにはいっつもお世話になってます、仕事が早くて気配り上手で誰よりハニーを愛してると思う。
けど、俺もハニーへの愛は言い表せないくらいデカい！なんて叫びたい。
>03.ハニーで様々な出会いがあると思いますが、人見知りするタイプですか？
チキンなのは認める、んで姿によってする。
ぶっちゃけ阿近とか言う鬼いさん以外しねーと思うけど。
人見知りと言うより、口も愛想も悪くて半でもこの人だけ(笑)とか自ツッコミの類が一切使えねえ。
だからその姿に限って話相手、特にノリのいい人だと申し訳なさが倍増。
それでも話してくれる人達に感謝、どの姿でも思うけどな。
>04.控え室や中庭、三菱部屋、上階と様々な茶室が設けられてますが多く利用する茶室は何処ですか？
あいつと逢うのは上階か自由空間。
今は控え室に出向く頻度は高いかもしれねえ、感覚取り戻したいし色んな人と話したいからさ。
他の部屋に行くのは極僅か、でも出向いたのが過去一番多くて今も行くとしたらバーかな。
雰囲気が好きだ、未成年の俺が行っても酒以外のモン飲めるし何か食えるし。
>05.属性は受け・攻め・リバの内、どれですか？
んー、押し倒されるのはいいけど突っ込まれたくねえな。
>06.お相手様の有無は別でBL・NL・GLの割合は？全部合わせて100％になるように答えて下さい。
経験上の割合ならNL100％。
>07.今までハニーを利用して良かったと云う経験や出会いはありましたか？ある方はお聞かせ下さい。
これは語ると長くなるよな、今度書きたくなったら書く。
>08.描写数は自他関係無く、どの位が好きですか？
茶室なら描写のみで200前後が理想、これ以上回そうとすると長考する癖から物凄え時間がかかって相手の迷惑になりそうだ。
姿によって長考の度合いも変わるから50～150くらいでサクサク話せるのが一番かな、サクサクしてねえ！ってあいつに言われる気がすっけど。
メールだと300～400ぐらい、だけど俺の描写は中身が薄いよなーって思う。
日々精進、これに尽きる。
>09.有り難う御座いました。あなたに素敵な出会いがありますように。
サンキュー！あいつに出逢えて、大切なダチとも出会えて。
数回話しただけだったり、話したこともない憧れている人の言葉や想いを此処で直に感じられて嬉しいぜ。
>10.余計なお世話ですか？笑って許して下さい。
はは！……え、今の完全にフリだよな？

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15 :阿近
2011/06/10（金）03:31:08

>『阿近と白玉の仲良し大作戦！』

可愛らしい瞳を独占する白くて憎い団子野郎、此奴と俺の和解にとあの人が立てた作戦の名称。

>『白玉より阿近が大好きです！』

これを百回言えば仲良くしてやる、そう言って堅い契りを交わした。
因みに、一昨日までに達成していた回数は一回。

…此処までの話で俺が莫迦だと思った奴は前に出ろ、其の通りだと賞賛してやる。

而して実際は白玉野郎、此奴は俺の企てを有利に進める手駒でしか無い。

大好き、だと何回も言わせる為の。

丁度いい時に支配人さんが賽子なんて粋なモンを置いてくれた。

多大なる感謝を抱きつつあの人を俺の策略に貶める好機だと思い立ち、朱塗りの碗の中で潰し餡と仲良く寝ていやがる此奴を自ら手にして自由空間に出向いた。

張り詰めた空気。

此奴と俺が一緒に居る様子、あの人は其れを見受けるなり円らな瞳に些か困惑の色を宿していた。

この戦いは負けられねえ、いや…何に対して闘争心を燃やしているのか自分自身でも理解が及ばない。

然し正直なところ、一日に残りの九十九回を聞くと俺の身体が保たねえ。

>三

三回振って出た目の数だけ言ってくれと強請る、勿論あの人からは快く了承を得た。

>六

いい運気が巡る、強い眼差しと甘い言葉に早くも狼狽。

>二

急に下落、其れと反比例して俺の鼓動は大きく煩え。

>二

最初の運は何処だ、少しの落胆と大きな目眩と激しい動悸。

>零

最後に付け足されたとっておきの一言。
思わず畳に寝ころび、額ならぬ側頭部を床に数回打ち付け顔の熱を散らす。
反則技を使っていいとは言ってねえ、とんだ醜態を晒した。

残り八十九回、真意ならぬ手の内を明かした後になって常日頃から山ほど愛の言葉を囁いてくれている事に気付く。

…穴があったら何とかだな。

>三回、そして犬
間違い無い、あんただろう。
会った姿が俺ならば吠えた瞬間に腹抱えて笑ってやったんだが、従属官の忠誠心は計り知れねえな。
まぁ、アリガトウゴザイマス…手間をかけた謝意を含めこう言っておく。

>言葉、語感、意味
描写に誤用が多い、返す時間に焦るっつう言い訳は誰にも通じねえ。
この頁も起きた後に手直しする必要有り、か。

>団子野郎
部屋に連れて来たのはいいが結局食わずに終わる、あーんで食わせるとする。
…ルキア、矢張りこうやって綴り上で名前を呼ぶのが一番気恥ずかしいとも言っておく。

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