綴一覧
┗2690.迎春花(137-141/146)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
137 :
四楓院夜一
2011/07/07(木)00:00:04
>五
>記念日と七夕
七の月に入ってから、何やら忙しうて筆を取るどころか蝶を飛ばす事すら儘成らぬ。
案外寂しがりで構われたがりには随分と寂しい思いをさせておるな。
せめてもの詫びに日付ぴったりに確保を…埋めるのは遅れてしまったがのう。
記念日と七夕が重なった約束の日はなんとか共に過ごそうと、数日前からこの日の為に用事を片付け(その為にまた寂しくさせたが)一晩開けた。
互いに見立てた浴衣を着て過ごした時間は穏やかで、彼奴を独占出来る貴重な時間に心が落ち着いた。
出来る事なら酔うまで呑みたかったが早々に眠気に負けてしまったな…すまん。
来年も共に七夕を過ごせるようにと短冊に認めつつ…おぬしが何と願ったのかは気になる所じゃ。
二人ゆったりと過ごす時が取れぬのは儂も辛い。
これを書くにも随分時間をかけたが、想いは変わらぬ。
喧嘩をする事も儂が飛び出してしまう事も随分ある。
しかしそれはおぬしに向き合っている故なのじゃ。
その場凌ぎの形だけの恋人なら妬きもせぬしこうまで小煩く口出しなんぞせぬ。
共に居る時間が愛を示す訳では無い。共に居れぬ時も、儂の想いを感じて居て欲しい。
その為の努力は惜しまぬ。
じゃからこれからも傍に。
──五ヶ月、共に居てくれてありがとう。また来月も、来年も、共に。
[
返信][
削除][
編集]
138 :
井上織姫
2011/07/20(水)04:33:01
>上書き
自分の中の弱虫に負けません。
大事なものを護りたいから。
あんなに騒いだのに、呆れてる?
我儘嫌になっちゃった?
でもね。一晩泣いて、出た結論だよ。
貴方が好きです。只それだけ。
[
返信][
削除][
編集]
139 :
四楓院夜一
2011/08/07(日)23:35:32
>六
相も変わらず喧嘩を重ねて六ヶ月。
月日を重ねて、少しは解りあえておるのじゃろうか。大きな喧嘩は減った気がするの…儂が家出せんようになったじゃろ?
戸惑う事も気持ちを持て余す事もある。
以前より距離が近くなった分、辛い事も増えたがこの手は離せんな。
多忙に流されて此処に来る事も減ったが、もうちいと頑張らぬとな。
少し怠け癖がついてしまったの…誰ぞではあるまいし。
誰にも邪魔されぬ、大事な場所じゃ。きちんと守らねばのう。
[
返信][
削除][
編集]
140 :
四楓院夜一
2011/09/08(木)19:13:46
>七
日付が過ぎたのは単にうっかりじゃ。
要らぬ心配をさせて済まんかった。
それにしてもこの一月は儂が心配を掛けてばかりじゃった気がするのう。
近頃は…いや、そもそもは初めから。厄介な事ばかりじゃったな。ゆっくり過ごす時間も中々取れず心配を掛ける。
以前の儂ならば己の誇りが傷つけられては我慢ならなかった。
己の惨めな姿を晒すくらいなら潔い終わりを望んだ。
しかし今、余計な全てを捨てて見れば
残るは只、愛しさ。
こうして口にするのが最早我儘であるとは知っておる。
それでもまだ、傍に居たいのじゃ。
平坦でも無く曲がりくねった先の見えぬ道だが、手を離さぬおぬしとだからここまで歩けた。
>また一月、その先も共に。
[
返信][
削除][
編集]
141 :
四楓院夜一
2011/10/07(金)22:42:14
>八
>炬燵
一年越しの我儘を聞いてくれた。
ちと早いと言われても寒いのだから仕方有るまい。 これで儂の外出もちっとは減るぞ…多分な。
一月、また一月と重ねて行く内に季節は巡り気付けば二度目の季節じゃな。
あの頃よりは互いに近くなれたか。
寒い季節は嫌いじゃがおぬしと過ごすのは悪くない。こんなにも沢山の時間を誰かと過ごす事が悪くないと、そう思わせてくれたのはおぬしじゃ。
相も変わらず喧嘩をしたり時折行方を眩ます猫じゃがこれからも傍に。
(…書き上がってはいたのだぞ、書き移すのを忘れておったのじゃ)
[
返信][
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]