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┗2746.Oscuridad(21-25/174)
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21 :
ウルキオラ・シファー
2010/10/02(土)22:36:58
其んな大層なものでは無いと。
以前にも、其れと似た様な言葉を書き残していたと記憶している。
俺も自らをあの翠の結晶に準えられても、素直に頷く事が出来ない。
自分が其んな綺麗な代物だとは、到底思えんのだ。
恐らく、胸中は互いに同じだ。
もっと強く、其れを肯定する言葉を呉れてやりたいというのに。
己の内に穿たれた虚ろが、此んなにも温かな何かで埋められているというのに。
其れを伝え切れる程の語彙を、己の内に見出だせんもどかしさ。
如何な言葉を用いても、
お前へ懐いているものを伝え切るには足りんのだ。
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22 :
ウルキオラ・シファー
2010/10/03(日)20:48:30
刃は氷に似ている。
振るえば焔の様でもあり
嵐の様でもあり
波濤の様でもある。
鍔競り合う金属音は
雷鳴に似ている。
密やかな鞘鳴りと共に収まり
猛々しさを内に秘める様は
微かな波紋のみ後に残す
静謐な水面を思わせる。
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23 :
ウルキオラ・シファー
2010/10/05(火)22:16:06
命有らば動く。
少なくとも其の間は、
己の存在に意味を見出だせる。
だが、腹の奥に煩わしさが燻るのは何故だ。
其れは何処から生じている。
途切れぬ修羅の螺旋から。
煩わしくも、俺は其処に意味を見出だすべく創り上げられた存在だ。
意味など無いと既知であろうと。
誤認に過ぎぬと理解していても。
> N/UMB
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24 :
ウルキオラ・シファー
2010/10/08(金)21:29:49
曼珠沙華の紅。
甘く薫る金木犀。
空渡る雁の群れ。
幾度季節が巡ろうとも
俺を捉えるのは此の天の色。
唯、一つ。
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25 :
ウルキオラ・シファー
2010/10/08(金)22:10:42
──……ちッ。
また、寝惚けたようだ。
眼を醒ましたのも、つい先程。
任務を控えている時など、絶対に有り得ん。
現世の書物を新たに数冊入手した。
読みかけのものも含めて持ち込み、枕元に置いてある。
ゆっくり読み耽るとしよう。
……お前が腕を解かんから、寝床から出られんのだが。
無論、解かせるつもりも無いがな。
序でに前から思っていた事を一つ。
存外、髪が柔らかいのだな…。
やはり猫科だからか。
眼を醒まして此の文面に気付いた時の、気恥ずかしさに目線を彷徨わせる様子が眼に浮かぶようだ。
動揺するなよ。
多忙な日が続いているのだ、回復する事に専念しろ。
ゆっくり休め。
(10/10.14:44)
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