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┗2918.a ghastly draft(187-190/190)
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187 :
黒崎一護
2016/06/23(木)23:45:17
どうしても聴きたい音がある。
どんな高価なものよりも、どんな温もりよりもずっと、待ち焦がれるものがある。
その音は、決して捕まえておけない。生まれた音は、充ち満ちた気を揺蕩いながら伝わってはまた遠のいていく。
それが声っていうもんだから、それだけのことなのに。躊躇うんだ、その一度を残しておきたくて。
心待ちにすることなのに、ずっと手を伸ばせないでいる。
だってその一度を終えてしまえば、もう二度とないと、わかった毎日を過ごさないといけないから。
>一度の記憶の、中に生きれたら。
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188 :
黒崎
2016/07/18(月)01:30:01
格好悪い
ただそれだけだ。情けないのはそのせいだ。
きっともう、俺には戻れない所まで来ていたんだ。もう何度…要らない声を聞かせたか分からない。分からない程…考え無しに。
当然だと思えよ。
願うなら今から…立て直せ。
もしこの先が無いものだとしても。
少しでも長く続くように、音を選べ。
どうしても欲しかったものを、取り戻したいなら。
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189 :
黒崎一護
2017/03/21(火)22:18:15
どうしても__かった。
餓鬼の頃から見てた景色。
届けられる花。小綺麗に包まれた箱。
あの頃は、あれが元気の素に…なるんだと思っていたこともあった。
包みを開けるたった一人を思って、選ばれた物。それを抱えて、足を運んで顔を見合わせて安堵して…さ。名残惜しいと、何度も席を立っては座り、離れられない。
赤い残り日が落ちるカーテンに、その影と声を聞いてた。
枕に顔を押し付けたって、いくらシーツを握りしめたって、夜の長さは変わらねぇ。
もう、どこにも、何にもない。
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190 :
阿近
2019/10/01(火)02:02:33
まずはここが残っていたことに驚いた。
それから、言葉を読み返して幸せになれた。全てが溶けるみてぇに幸せな気分になれた。
今でも思う、少し悔しい。
一護。
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