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┗3005.「もう」(1-5/17)
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1 :
黒崎一護
2011/10/18(火)01:50:43
忘れたりなんかしない
それが信じてる証拠
どうか、二人の生涯の
幕が閉じる迄はずっと
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2 :
黒崎一護
2011/10/18(火)02:14:15
時を越え、季節は巡り、
二度目の秋を迎えた俺達
まさか…、出逢ったあの日と重なるなんて思っても居なかった。
あれから丁度一年が経つのか、早ぇもんだなって暢気にしてる位なんだって、俺はよ?
当初はつっけんどんで天の邪鬼で、その上消極的だったなあ
そんな腐った俺を立て直してくれたのは恋次じゃねぇか。
(それなのに、)
どうして謝ったりすんだ。
過ぎ去った事に文句は言えねぇし、お前が望んで成った訳じゃねぇっつーのに…。
それに、また俺の元へ
戻って来てくれたんだ
それが、何よりも嬉しくて、何よりも俺へのご褒美で、半年間も待ってた甲斐あったなって
>嬉しくて
だから、「有難う」や「偉いな」って言葉をくれよ。逃げ出したかった事は、黙ってくれても良かったのに。バカ正直過ぎるんじゃねぇか?バカ恋次。
久し振りに嗅いだ匂いは、俺の大好きな匂いのまま。
久し振りに見た背中は、俺が見惚れる背中のまま。
久し振りに重なった唇は、俺の求めていたキスだった。
何も変わらない
それだけが喜び
(恋次、なあ恋次…)
俺からはもう、
離れていくなよ―…
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3 :
黒崎一護
2011/10/18(火)16:18:54
朝に飛んで来た蝶は、予想通りの言葉を添えてきた。
謝るな、って言ってもお前は一言ごめん、を言わなきゃ気が済まねぇみてえだ。
どんな過ちだとしても、お前の事を思えば、心広くして寛大に受け止める自信がある。
(だから、その代わり)
>沢山の、愛を
半年分貰わないとなー。
俺が見放されてもずっと待っていたのには謝罪が欲しかったんじゃねぇ。
うんと甘えさせて貰ってだな、あっつーい抱擁を交わして、そんで思わず腰が抜けちまうような濃厚なキス…
(欲求不満かって、)
…そんな事を、望んで待っていたんだ
他の誰かじゃなく、お前にされるのをずっとずっと…
>此れから、を期待して
任務に行っちまった彼奴の帰りを待つ。
きっとまた
あの日々が訪れて来るよな
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4 :
黒崎一護
2011/10/19(水)09:15:47
―深夜0時過ぎ、蝶を確認するけどまだやって来ては居なくて、任務を終えた彼奴がやる事やってそのまま寝ちまったんじゃねぇかなとか考えて、また…間隔を空けるような事になっても待ってみせるとか余裕持ってたけど。
>朝、目覚めて頭上を飛び交う蝶が一匹
恋次、今日もお前が大好きだ。
一言断りを入れて気遣うその優しさが、俺の胸の奥をきゅうっと掴まれたみたいで。
お前の所為で、どうにかなりそう…
(なんて今更)
あー、朝から愛しい奴の名前を呼べる今が凄ぇ幸せだって事に気付いた。
彼奴の飛ばす蝶も、こうして想いを綴れるこの手も、名を呼ぶ唇さえも愛しい。
>恋次
…っだー、もう、堪んねぇ程好き過ぎる
好きで、好きで、
どうしようもねぇな本当。
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5 :
黒崎一護
2011/10/20(木)02:25:06
家に帰って、届いた蝶を握って、ベッドでゴロゴロしながら読んで
あぁ、このバカ恋次―…
お前に会いたい。
どうしてもあの温もりが欲しいんだよ。もっともっと、直にお前の匂いに包まれたい。
求め過ぎちまってるかな、俺。
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