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┗3065.理想都市都想仮(114-118/127)
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114 :
日番谷冬獅郎
2012/12/05(水)10:01:03
強さを証明したかった。
護れる強さを。
そうしたかったのは、己の弱さに向き合いたくなかったからだ。
分かってはいたが俺は認めたくなかったらしいな。
斬魄刀を握ると言うことは、その結果が全て己に返ってくる。そしてそれは大抵、重く、鈍い痛みでしかない。
それを感じる度、俺が無力なのを思い知る。
ましてや誰かに思い知らされた時の苛立ちと焦りは今でも忘れねえ。
己の力を過信せず、対峙した相手の力を見誤まらず…そうしてきたつもりなんだがな。
膝を折る度に痛感する。強くなりたいと。
鍛練では得る事の出来ない『何か』を今は求めている。
それを手に入れたら俺は強くなれる。確証は無いがそう信じている。
誰かに言われた訳じゃねえ、自分が決めた事だ。
強くなりたいのも何かを得たいのも、全ては無力な己からの脱却、その為だ。
…護りたい、なんざ建前で結局は自分の為か。
それでも良い。
例えそれが何かと引き換えでも…俺は求めるだろう。
問題はその時に、俺が決断出来るかと言うことだ。
今まで自分が持ち得ていたものを今更手放せるのか…断言は出来ねえ。
頼れるのは、己と氷輪丸のみ。
直ぐ目の前まで来ているかもしれない脅威に…俺は立ち向かっていくしかない。
全ては彼奴の__を護る為に。
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115 :
浦原喜助
2012/12/15(土)04:54:57
冷えた風と月明かりを浴び、澄んだ空気がやけに臭う。
やんわりとアタシを照らす月が今にも届きそうで、月へ手を伸ばしてみましたが届かない。分かってはいますが試してしまいました。
伸ばした手の指先から冷えていく。手が、体が、思考が、心が…急激に冷えていく。
嗚呼、月は何て温かくて冷たいんでしょう。
冷え切ったアタシを温めるモノは無い。冷えた手で、冷えた体を抱くのみ。
そうしても、冷えて麻痺した触覚では触れているのすら分からない。
そんなアタシを月は優しく照らす…そこから見たアタシは、一体どんな風に見えているんスかね?
月面の冷たさにアタシの指は捕われて、月光の優しさに惑わされる。
伸ばした手に触れるモノは無く、支えるモノも無い。
崩れ落ちながらも、アタシは月へ手を伸ばす。
この一瞬だけが、ボクになれる時間…大切な、アタシだけの時間。
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116 :
月島秀九郎
2012/12/22(土)20:40:47
>何だか忙しくて頭が可笑しくなったみたいだ。…え?元から?大丈夫、今から僕が君の記憶に(殴)
>そんな感じで(←)脳内が大変な事になっているから、閲覧は自己責任で。見ても楽しいものじゃないのは確かかな。
僕には何もなかった。
今まで何かある、とは思ったことないけど、何もない、とも思ったことはない。
終わると同時に何かが始まる。当たり前だと思っていたんだけどな。終われない僕は、ずっと始まることはない。
そもそも始まっていたのか、終わっていたのか…それすらも分からない。
道端に咲いた花が綺麗で、何食わぬ顔で近付いて花に触れた。淋しそうに咲いていた花は僕が触れると嬉しそうに揺れたんだ。
でも僕は…摘み取った。
茎を折り、自分の手で花を握り潰していた。
この手で殺せても、助けることは出来ない。
やっぱり、僕には何もない。
神が神を嘲笑い
人が人を崇める
こんな腐った世界じゃ僕の_は認められない。
間違いでないと信じる僕の瞳は今、何処を見ている?
心が疼く永遠の愛しさ。
目覚める君は輝いていて、僕は君に触れられるだろうか?
この先は君のために、僕のために…。
崩れユク感覚にちりばめられた証拠を、断片とともにかき集める。
思い出はいつも鮮明で綺麗なのに…
記憶だけが
いつも積み上げられて埋もれていく。
記憶と思い出の違いは何?
僕は未だ、その答えを見つけられない。
僕は君を思い出にも記憶にもしたくないんだ。
素直になればなるほど、止まらなくなる。
>ごめんね
一言だけそっと、耳打ちさせて。
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117 :
市丸ギン
2012/12/31(月)23:43:44
この一年、色んな事があったなァ。
此処に辿り着いて修兵に出会い、色んな人と交流もあり…色々な意味で充実してたよ。
支配人さん、何時も有難うございます。これからも変わらず利用させてもらいますんで、どうぞ宜しゅうお願いします。
この綴りを手に取ってくれたお人、おおきに、と言うてええんやろか?嫌な思いさせてなかったらええけど。
気が向いたらまた手に取って下さい。内容は修兵の事と詰まらん内容やけどな。
新年を迎えてしもとるけど、これからも宜しゅう頼んます。
20130114
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118 :
市丸ギン
2013/01/04(金)01:52:17
何や現世で流行っとるらしい『くりすます』ちゅう行事を一緒にやった。贈り物を交換しただけやけど。
修兵が用意したんは二つの物。
左手に大きい緑色の袋。
右手に小さい水色の薄っぺらい物。
ボクは初めから右手にある物を選ぶつもりやった。利き手に持つって事は、それが大事やったりするモンやろ?何でもないモンを利き手やない方に持たんやろうし。
これが当たって『ギンの願いを一つ叶える券』をもろた。見た時はちょっと笑ってしもたけど、修兵らしいなァ、と思った。
>偶には自分の事だけ考えて欲しくて此れにしたんスよ。
ボクそない自分の事後回しにしとるやろか?結構考えてんのやけど…まァ、修兵がそう言うならそうなんやろね。
因みにもう一つは…ねた、とは言うてたけど猫一式装備…。袋開けたと思ったら猫耳かちゅーしゃ着けられとった…こないな時の動きは素早い…。
猫になりたい時に着けてきて、やて……、折角もろたから、一回は使うけど…それで仕舞いや。
それで今度はボクの番。贈ったのは薔薇の花。
現世で中々枯れへん花が有る、て聞いて調達してきた。何でも花弁に言葉を入れれるんやて…ほんまに現世には面白いモンが有るなァ。
一本の白い薔薇に言葉を添えて…生花の橙色の薔薇を周りに飾った。まァ、在り来たりな花言葉やね。
白い薔薇の花言葉は『尊敬、純潔、無邪気』が有名やけど今回は『約束』や。添えた言葉は『幸せな日々を共に』て読めへん言葉やったけど書いてもろた。
この一つの約束でボクらは笑っていられると思うんや。この想いは枯れへん、ちゅう事。
ほんまは続きがあって此処で伝えるけど…その花は何年かしたら枯れてしまう。修兵は知っとるやろか?白い薔薇が枯れた時の花言葉。
ボクはその花が枯れた時、自信を持ってその花言葉を言えるようになっとる。何年後か分からんけど、これだけは自信あるわ。
橙色の薔薇は修兵を連想さす花言葉ばっかりやったから選んだ。
ボク、浪漫主義者やろか?暗喩過ぎ?
修兵は喜んでくれたから良かったけどな。ボクの想いも伝わったみたいやし…ちょっとは分かってくれたやんなァ?
ボクはこの券を何に使うかまだ考え中。
折角やから、何時も出来ん事にしようと思ってんのやけど…修兵が何て言うかやなァ。
近い内に言うてみよか…拒否権はもちろん無いけど。
この日も大切な思い出の頁になったわ。おおきに。
20130216
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