綴一覧
┗3462.歌詠み兎(1-5/25)
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1 :
井上織姫
2020/05/31(日)20:55:08
あたしが綴りを一冊貰っちゃうと、誰かの一冊が流されちゃう。
それがとっても申し訳なくて、怖くて、一歩を踏み出せずにいた。
でもね、もうあたしにはこの場所しかないから。
思い出しか詰まってない、この場所で。
あと少しだけ、ここを貸してください。
2021.01.14
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2 :
井上織姫
2020/05/31(日)20:55:42
あたしって、本当にいつも気づくのが遅いんだ。
ここはマメに、ってほどじゃなくても覗いてるつもりだった。だって、とっても大切な場所だったから。
それなのに、なくなっちゃうこと知らなかったなんて本当にバカバカ!
なんとか辿ってここまではこれて、懐かしい綴りがまだ存在していること、昔からずっと憧れてた方たちの綴りが上がってることになんだか感動してしまう。
あたしたちも、そんな関係になりたかったな。
めそめそしちゃってやだなあ。もう何年も何年も前のことなのに。でも、まだ好きなんだ。
だからね、ここに綴らせてください。
あたしたちがどんなにあなたのことを好きだったか。
どんなに幸せだったかを。
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3 :
吉良イヅル
2020/05/31(日)20:55:59
此処に来たのは本当に偶然だった。
初めて訪れる場所、人気で賑わう部屋。
今まで経験したことがなくて、最初の一歩を踏み出すのに酷く勇気が要ったことを覚えている。
眠れない夜の時間を潰せれば、他愛のないことを誰かと話せたら。
深い繋がりはかけがえのないものだろうけど、今の僕には荷が重すぎるから。
そんな思いで控室の扉をくぐっていた。
当初の願いは簡単に遂げられた。
日常のあれこれ、想い人への惚気や想い。そういったものを聞くだけで何故だか僕の心は満たされ、穏やかな気持ちで眠りに就くことができた。
僕は主役でなくていい。誰かの物語の彩として添えられる、一度きりの脇役でいいから。
ここに立ち寄る人々の物語に触れるだけで楽しかった。
でも、あなたに出逢ってしまった。
大袈裟かもしれないけれど、雷に打たれた心地がした。
なんて素敵な人なんだろう。ただただ憧れた。僕もそんな風に言葉を紡ぎたいと思った。
最初は本当に、尊敬の念でいっぱいだった。
それなのに。
傍にいたいと願ってしまった。僅かでもいい、あなたの支えになりたいと。
酷く陳腐で、自分でも笑ってしまうね。でも、あの時確かに僕は恋に落ちていたんだ。
淡い気持ちが心の中に芽生えた、水無月の夜。
2020.06.05
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4 :
卯ノ花烈
2020/05/31(日)20:56:28
もうおよしなさい。
過ぎ去った幸せは、二度と元には戻らない。
あなたも痛いほどわかっているはずです。
過去の思い出に溺れ、繰り返しなぞることのなんと浅ましきことか。
こうすれば、ああすればと覆せない選択を悔やむ愚かしさ。
「まだ想い続けている」なんて、自己憐憫に浸りたいだけでしょう。
忘却の摂理に身を任せ、考えることを諦めなさい。
そうすれば、いずれその傷の痛みは止むことでしょう。
ああ、哀れな娘よ。
それでもあなたは抗うことを辞めないのですね。
なんと愚かで、醜いことか。
>私はそれが羨ましい
2020.06.06
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5 :
浅野啓吾
2020/05/31(日)20:56:55
あの頃の俺はあんたについていくので精一杯だった。
きらきらと光る言葉の世界。
音や匂いや温度が、あんたの紡ぐものから溢れてた。
ただただ、眩しくて。
俺もおんなじものを返したくて、必死に背中を追いかけてた。
いつからだろうな、あんたを失望させてたのは。
その手が好きだった。
大きくて骨ばった手で背を撫でられると、何も怖いもんなんかなくなった気がした。
とても器用で、繊細に動く働き者の手。
俺の髪をぐしゃぐしゃに掻き混ぜて、それから元よりずっと丁寧に撫でつけて整える優しい指先が好きだった。
俺があんたの特別だって、心から思えた瞬間。
いつもは低い体温が上昇するとき。
あんたの掌の暖かさを、今でも鮮明に思い出せる。
2020.06.08
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