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┗静かの海(481-490/500)
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490 :
日吉若
2009/05/18 15:51
心配性になっているあの人は、俺が少し出掛けると言うと「気をつけて行って来い」と言い出した。
以前よりも顕著なその傾向に、ああ愛しいなと思う。大事にしたいと思わされる。
俺に出来る事は何だろうかと、幾度となく考えてきた。自問自答を繰り返し、その度に傍にいる事だと認識してきた。
傍にいる。たったそれだけの事だが、何よりも大きな事実だ。
ほんの少し前にあの人と、「いざという時頼りになる人とはいっても、人生の中でいざという時がどれだけ訪れるのか、それは頼りにならないと同義ではないか」という話をした。
実際問題として頼りになるかどうかは、俺はさして重要視していない。
何故なら、「何かあれば必ず助けに来てくれる」という最後の砦がある事が、自ら立つための大きな支えになると考えているからだ。
端から駄目になるつもりはないが、仮に駄目になってしまえば、必ずあの人が何とかしてくれる。
それが解っているからこそ、俺は攻めの姿勢を持てる。そしてもしあの人が疲れたのなら、全力で支えてやりたい。守りたいと思うからこそ、より強くと願う。
あの人の存在が常に俺を守っている。俺もあの人にとってそんな存在であれたらいい。
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489 :
日吉若
2009/05/15 15:17
怒涛のような日々がようやく落ち着きを見せた。
自分の無力さを知りもした。ぽっかりと空いてしまった穴を塞ぐ事は俺には出来ずに、ただ傍に寄り添っていた。
これから先も共に歩みたいと願ったからこそ、俺は逃げずにあの人の傍にいよう。
共に生きるという事は、寄り掛かり合う事ではない。
共に支え、預け、守り、歩く事だ。前を向く事だ。
子供のままではあの人を守れはしない。俺にしか出来ない事を成すために、俺はもっと強くなろう。…いや、違うか。あの人と二人で、強くなろう。
最近各方面に不義理をして申し訳ないんですが、もう少し引きこもりがちになりそうです。
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488 :
日吉若
2009/05/14 02:38
古い友人と話す。
あの人の話をする。
相変わらず安定した恋愛だな、と感心される。
起こしても起きないあの人の横っ面を張り倒したくもなるものの、背中を向けて寝る。
このハゲが。せいぜい早起きしろ。
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487 :
日吉若
2009/05/12 15:07
俺は純粋でも綺麗でもない。
あの人を救う事も守る事も、出来ない。
そうやって諦めてしまう事は実に容易く、誘惑は強い。投げ出してしまえと囁く声の甘さを、俺はとうに知っている。
ただ、それでもだ。
あの人が俺を選び、そして今も尚傍にいると言うのなら、俺は戦わなくてはならないんだろう。
俺もまた、あの人の傍にいたいと願っているからこそ。
容易い道じゃない。幾度となく心が折れそうにもなるのかもしれない。
それでも恥じない自分でありたい。
あの人は、自分の荷物を俺に持たせようとはしないだろう。けれど、それならば、あの人がよろめいた時に傍で肩を支えよう。
俺は俺で、他の誰にもなれやしない。だから、俺は俺のやり方を貫くしか出来はしない。
心を触れ合わせる事の困難さを知った上で、それを乗り越えて触れ合う事の尊さを自覚していたい。
俺達は裸で生まれ、生きる過程で様々な物を身に纏って生きてきた。
ならば、曝された裸よりも、曝そうとする意識や、脱いでいく過程こそが稀有なんだろう。
俺達は、多分それでいい。
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486 :
日吉若
2009/05/08 03:37
とりあえずは、お疲れ様というか何というか。
実にらしいページで、裏表紙へ辿り着きましたね。
長い物語の数ページに、名前を刻む事が出来たのを光栄に思います。
久々に人様に惚気た。すっきりした(…)
あの人の話を気兼ねなしに出来るのは実に気持ちがいいモンだな。
色々と書きたい事もあるが、割愛。眠い。
ああ、一つだけ。
俺はあの人を尻に敷いてるわけじゃない。
あの人が俺が座ろうとした瞬間に尻の下目掛けてスライディングしてくるから、結果的に敷いちまってるだけだ。
このドMが。
振り回されたがりにも程がある。
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485 :
日吉若
2009/05/07 03:02
日々が慌しく過ぎていく中で、取り零した物も多いように感じる。
それでも今を必死に足掻いていくより他はなく、そうして意識的に、無意識的に、俺達は日々選択を続けていくんだろう。
悔やむばかりではなく、時折はそういった選ばなかった選択肢に想いを馳せてみる事も、けして無駄ではないと思っている。
例えば、今。あの人を選ばなかった時の事を考える事で、あの人と過ごす今の大切さに気付く事が出来るだとか。
離れると好きだと思う、と先日あの人が呟いた。
互いに離れている間に互いの事を考えて、そうしてまた一緒にいたいと感じる。寂しいと感じる事も、そう悪い事ではないんだろう。
外が寒いからこそ家の中の温もりを感じるように、あの人の胸に頬を寄せる瞬間の、あの力が抜けていく感覚は、ずっと傍にいればきっと実感出来はしない。
最近は随分と様々な事が目まぐるしく、思っていたよりも疲れていたようだ。
つい先日、あの人とほんの少し遠出をした。
俺の好きな場所に連れて行って貰い、夜には静かな、互いの出す音以外は何も聞こえない場所で過ごした。
その時ふと、久々に涙腺が緩むのを感じた。
ああそうか、俺は幸せなのか、と。
穏やかな時間のせいで今まで張っていた気が緩んだのか、涙腺もそれに追随したらしい。
朝起きて傍らで眠り続ける顔を眺めて髪を撫でていると、ひどく穏やかな心持ちになる。
この場所を許される今は、なんて稀有なんだろうか。
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484 :
日吉若
2009/05/05 12:53
ああ、そうか。今日はめでたい日なんですね。
俺の知り合いと言えば、
>ミスキスの芥川さん
>ジャポニッカの芥川さん
>直接話してはいませんが、きらきらの芥川さん
このお三方ですか。
誕生日おめでとうございます。
さすがにこれだけじゃ何なので、後日追記を。
電波が微妙になりそうです。
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483 :
日吉若
2009/05/05 02:37
無知の知という言葉がある。
己が愚かであるという事を知っている者が一番の賢者であるという言葉だったと記憶しているが、
では「自分は無知を自覚している。よって自分は賢い」と思っている者は賢者たりうるのか。
俺は自分が愚かであり、ちっぽけな存在である事を理解している。だからこそ鍛錬が必要だとも考えている。
それを評価される事はある。だが、その評価を受け入れては駄目なんじゃないのか。
無知の知は、無知である事を知っているのみの者こそ賢く、無知を知る我こそが賢者と自覚した時点で破綻してしまうように思う。
驕りは恐ろしい。
身を律して日々励まなくてはならないんだろう。
何事も、胡座を掻くばかりでは駄目だ。
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482 :
日吉若
2009/05/04 21:13
とってもヒカルリーナ。財前から。
猫バトンは予告通りに却下だ、却下。俺が猫とか気色悪いだろ。
>diary * favorite bookバトン
>あなたにとって日記とは何ですか。
存在証明であり自己確認であり吐き出し口であり。時に交流を広げるツール、ってとこですかね。
あまり読み手を意識して書く事はありません。人目はそこそこ気にはしますが、解りやすくしようとは思っていないというか。
>日記内で良く使う色は?
俺の色はこの色ですね。不二さんであればブルー系。
というか、日記の色なんざいちいち変えませんよ、面倒臭い。読み辛い色も嫌いですし。
>日記を書く時に気を付けている事は?
元来の批判精神を控えめに。気分が落ちている最中は書かず、落ち着いた後に書く。
日記は今は半でしかありませんが、色々な意味でも節度は保とうと心掛けてますかね。
>愛読してる日記は何冊位ありますか?
片手より少し多いぐらい…大体両手には収まるかと。
最近は無精が高じてか、あまり人の日記を読んでいないモンで。
>君が愛読するぞ!って決め手は何かな。
感覚で理解出来るかどうか。自分の言葉で紡がれているかどうか。
自分の世界を持っていて、尚且つ価値観で共感出来る部分があるとかなり心惹かれますね。
>この人達は!ってオススメ日記はありますか?
名前を挙げてもいいモンかどうか…。
2丁目の某カメラ好き、3丁目の某部長、4丁目の交換日記ですかね。
どれもこれも、感覚的に理解出来る所もありますし、雰囲気やセンスがいい。
>どんな日記に胸キュンしちゃったりするのかな?
…胸キュン、は、あまり。
いいな、とは思いますが。それはどちらかというとときめきよりも共感に近いモンなので。
>では、どんな日記にゾクゾクッと憧れちゃう?
文章が巧い人はいいですね。
難しい事を難しく書く事は簡単ですが、自分の言葉で語って見せるのは骨が折れる事です。
一本筋が通ってる日記は、多少の憧れを抱くかもしれません。俺の文章はどうもとっちらかっちまうモンで。
>あ、もしかして同校・他校によって愛読先も片寄る?
あの人と同じ顔だと、つい手がページを捲ろうとしちまうのはあります。
それ以外は特に。持ち主よりもタイトルのセンスでまずは手に取って、気に入ればそのまま読み続けるというか。
>バトンを回してくれた人や日記の印象ってどんな感じだった?
マスコット的な可愛らしさ。ゆるキャラ系。家庭的。繊細そう。一人で悩みそう。こんなモンか。
……悪気はないぞ、一応言っておくが。
>このバトンを五人以上に回して下さい。日記の感想や愛読アピール何かを添えても良いかもね!
同じ相手に回しすぎている気がするので、今回はとりあえず保留。
という名のアンカーになる事は予想出来ますね。
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481 :
日吉若
2009/05/02 05:14
過去が背後から声を掛けてきた。
引かれる後ろ髪は既になく、ただただ、僅かに残る後悔が胸を苛むだけだ。
あの頃、確かに俺は愛されていた。
それは時に解りづらかったろう。疲弊もした。だが、アイツが何よりもすり減っていたのも理解している。
謝らなくていい。最終的に捨てたのは俺だ。
そして俺の幸せを願うのなら、お前も前に進んでくれ。いつまでも俺に囚われるな。自由に、誰かを愛するといい。
あの人が、昔に言った。別れた相手が幸せであれと願えるのはいい恋愛だ、と。
いい恋をしたんだな、と言ってくれた。
俺達が互いの幸せを願えるのなら、もう後悔はするべきじゃない。
俺があの人に出逢ったように、お前を忘れさせる程の人に出逢ったように、お前もきっと、いつかは俺よりも大事な相手が出来る。
いつかそうして互いに幸せだと笑い合えたらいい。
お前とまた、何も考えずにバカみたいにふざけられたらと、夢想する事ぐらいは許せよ。
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